服を着るという当たり前の行為が、誰にとっても幸せな瞬間であってほしい
2020年の秋、パーソナルカラーと骨格タイプの診断を受けた。自分に似合う服を知りたかったのだ。
診断を受けてからの変化は、担当の診断士さんが詳しくレポートしてくれているので、以下の記事を見てほしい。(before after、我ながら衝撃的)。
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ここから先は、感想フォームに書ききれなかったこと…主に気持ちの変化について記録する。
「パーソナルカラー」「骨格タイプ」なんて聞くと、おしゃれな人がさらに上を目指すみたいなイメージがある。
でも私はそうじゃない。
服選びが苦痛で、ただただ楽になりたかった。
「この服似合ってないかも?」
「ダサイかな?」
何を着ても野暮ったくなる気がして、みじめでたまらなかった。
「お金がないから」
「選ぶ時間がないから」
いつの間にか、おしゃれをしない理由を探していた。
それでも、、、服を着ない日はない。心の奥底では「やっぱり自分に合うものを選びたい」と思っていた。
そして何より余裕が欲しかった。お金も時間も体力も、大切に使いたい。
悩んで買って失敗したときの虚無感を、もう味わいたくなかったのだ。
そんなとき、学生時代からの友人が診断士になったと聞いた。パーソナルカラーと骨格タイプ、どちらも分析してくれるらしい。
「彼女なら受けたい!」
とても心を許している人だったから、私の理想や希望を素直に伝えられる気がした。
そして何より、診断士として活躍する友人が素敵だった。
自分らしいおしゃれを手に入れた彼女は、以前よりリラックスしていて、魅力的だった。
身につけた知識や技術を存分に生かしている姿にも、惹かれるものがあった。
もともと「困っている人を助けたい」という優しさにあふれた人で、そういう使命感も加わっていた。
とにかく会いたくなった。
診断を受けて2ヵ月…自分に似合うものがわかったら、おしゃれをしない理由がなくなってしまった。
そもそも「おしゃれ」ってなんだろう?
どんなときでも、自分らしくいられることなんだと思う。
そして制限があるからこそ、自分に合うものを選べることが大切なのだ。
「今日の格好、いいかも」
そう思えるだけで、自分らしく居られる。
この2ヵ月は、娘が入園する幼稚園の説明会や面談、慣れないメンバーでの公園遊びなど、緊張する場面が多かった。
そんなときほど何を着るべきか悩んでしまうのだが、何とか乗り切られた。
こんなにも自分の日常を支えてくれるなんて、思ってもみなかった。
毎日頭を悩ませていた服は、お守りのような存在になっていた。
服を着るという当たり前の行為が、誰にとっても幸せな瞬間であってほしいと願っている。
パーソナルカラーや骨格タイプの枠をこえて、私だけの魅力を見つけてくれた友人に、ただただ「ありがとう」と伝えたい。
きっとこれからも、彼女を訪れた人の魅力を引き出していくのだろう。