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動画生成AI「Kling」とは?使い方や料金プラン、商用利用について解説

従来の動画生成AIでは、「日本人らしさ」を表現するのが難しかったり、指やポーズが不自然だったりすることがありました。しかし、中国の大手動画共有サービスを提供する「快手」が開発した動画生成AI「Kling」を使えば、リアルで美しい動画を簡単に生成できます。以下はKlingで生成したものです。


いかがでしょうか?本物と区別がつかないレベルではないでしょうか。1枚の画像にプロンプト「日本人女性が笑顔」です。とても忠実に再現されていると思います。

○「Kling」の使い方

メールアドレスがあれば無料ですぐに利用可能です。
まずKlingにアクセスします。

アップデートの通知が表示されますが、「×」で閉じて下さい。

アップデートの通知

まずは無料のアカウントを作成します。
画面右上の「Singn in for free credits」をクリックします。

Singn in for free credits

「Sign up for free」をクリックします。

Sign up for free

自分のメールアドレスとパスワードを入力します。

メールアドレスとパスワード

ジグソーパズルを完成させるように言われるので、
画面下部の「>>」をクリックし右に移動させてピースをはめます。
※ピース自体をクリックしても動きません。

ジグソーパズル

自分のメールアドレス宛に認証コードが届くので、コードを入力し「Sign in」をクリックするとアカウント登録が完了します。

認証コード

画面の右上にクレジット数が表示されているかと思います。(毎日無料でクレジットが付与されます)

クレジット数

さて、さっそく動画作成しますが、プロンプト(文字入力)から生成するパターンと画像から生成するパターンがあります。綺麗な動画を作成するなら画像から生成するパターンをおススメですので「AI VIDEOS」をクリックします。※何かしらの画像が必要になります。

AI VIDEOS

操作はとても簡単で、「Image to Video」タブで、「Image and Prompt」に画像をドラッグ&ドロップし「Generate」ボタンを押すだけです。
Prompt(指示する内容)にお好きなワードを入れてもよいです。(japanese woman,smile(日本人女性、笑顔)など)
※画像はVer1.5ですが、無料版は1.0になっています。

Image to Video

ここまでがKlingの使い方になります。

さて、Klingの本領を発揮するには、最新のバージョンであるVer1.5を利用する必要がありこれは有料となります。冒頭の動画はVer1.5のProで作成されたものです。私は無料の動画生成サービスを推奨していますが、Kling1.5は課金にあたいするクオリティだと思います。

○特徴
・生成される動画がハイクオリティで、比較対象となるRunway Gen-3と同等レベルだと思います。日本人のリアルならNo1だと思います。
・1回きりのプランがある。有料ではありますが、気軽に試すことができる。
・開発元が中国なので、日本人(アジア)顔に強いです。他のサービスですといわゆる「欧米化」し顔が欧米人の顔つきに変化します。
・コンテンツポリシーが若干ゆるい。肌の露出が多い(ビキニなど)だけで弾かれるサービスもあります。

○料金プラン
・無料(Ver1.5が利用できません)
・スタンダード 10$ 660クレジット
・プロ 37$ 3000クレジット
・プレミア 92$ 8000クレジット
※Ver1.5Proの高品質モードで35クレジット消費
10$で660クレジット+1日66クレジット付与、最高画質で35クレジット消費するので、うまく利用すると月75枚生成できます。

まずはスタンダードプランがおススメです。また、年間契約や月間契約にすると割引となりますが、おススメしません。私は1回のみの「One-Month」をおススメします。理由は2点です。
・AIは進化が速いため、もっと良いサービスがすぐに出る可能性がある
・サブスクにすると解約時に手間取ることがある。(海外サービスだと解約ページが存在しなかったり、サポートが英語のみだったりします)

○商用利用
商用利用に関しては、現時点で明確な情報が公開されておらず、利用条件が不明確な状況です。そのため動画自体を販売する行為は控えた方が無難だと言えます。

○注意点
・NSFW(アダルトなど)審査で動画生成されない場合があります。未成年や露出が多いものは生成されません。節度ある利用を心がけましょう。
・Ver1.5では現時点でモーションブラシが実装されていません。そのため、プロンプトのみでどうような内容の動画にしたいかを指定します。
※ただし、Ver1.0ではモーションブラシを使うことができます。
・料金プランでも書きましたが、サブスクはおススメしません。1回のみのスタンダードをまず試すことをおススメします。

まとめ
日本人に特化した動画生成AI「Kling」は初心者でも簡単に高品質な画像を生成できる、画期的なツールです。この記事では、Klingの使い方や魅力、そして具体的な活用方法について解説しました。ぜひ、あなたもKlingを使って、クリエイティブな活動を楽しんでみてください。


動画作成には、高画質な画像を準備するのがセオリーです。Googleの無料画像生成サービス「ImageFX」をおススメします。こちらも日本人の顔に強く、ポーズが崩れにくいです。

【関連動画】ImageFXの使い方解説

【関連動画】ImageFXのプロンプト例・呪文集

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