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【有料情報買ってみた】売上没収!AI美女×キンドル出版でウハウハ!?実際やったら稼げたけど、とんでもないことになった話
副業のやりかたを調べるととんでもない数の情報が出てきます。
とはいえ、個人でやる副業、ネットを使ってやる副業って感じで絞り込むとだいたいパターン化してきます。
大きく2つに分類するとSNSを使うパターンと、それ以外です。
SNSを使うパターンはインスタグラムやティックトック、X(旧Twitter)、YouTubeなど。 これらアカウントを育ててやっていくような内容です。
SNSを使わないパターンは今回紹介するkindle出版を活用するものやブログ運営などです。
SNSを使うパターンは強力な反面、SNSアカウントを育てていく工程が非常にキツく挫折しがちです。
詳細はこの記事にまとめていますので、何がどうキツイかはこちらで確認してください。 有料記事ですが、無料公開部分だけで十分理解できると思います。
そんなSNSアカウント育てに苦しむとkindle出版副業がすごい魅力的に見えます。 なぜなら集客をkindleというかAmazonがやってくれるからです。
これに画像生成AIを組み合わせて写真集を作成。kindle出版で不労所得を作っちゃおうというのがkindle出版副業の魅力ですね。
今回も有料情報買って実際稼げるものなのかを検証してみましたので内容を共有します。
kindle出版副業の魅力
最初にkindle出版副業の魅力について改めてまとめましょう。
大前提として副業の手段としてのkindle出版についてです。 創作活動軸の評価では無いですよ~という事を承知してください。
・不良所得が獲得できる
・宣伝を自分でする必要が無い
大きくこの2点だと思います。
自分で廃刊にしない限り作った作品は残り続けます。 作った作品がお金を稼ぎ続けてくれるストック型のビジネスモデルになりますのでこれは大きな魅力です。
また、宣伝を自分でする必要が無いのも魅力です。 新刊を発売するとkindle/Amazon側が勝手に宣伝してくれます。 電子書籍界隈、kindleプラットフォーム自体が超大手ですから市場、リーチできる人数ともに魅力的です。
kindle出版副業と画像生成AIの相性の良さとは何か
kindle出版副業は画像生成AIと非常に相性が良いのもポイントです。
写真集やCG画集を個人で出版しようと思ったら超たいへんです。
画像生成AIを組み合わせることで、誰でも簡単に高品質な写真集が作成できるのは魅力的です。
副業という観点では画像生成AIは非常に強力です。
「プロンプト」と言われる設定/指示で多様な画風や構図を扱えることが理由です。
副業では「売れるかどうか」「当たるかどうか」が重要で、売れやすい画風や構図をカジュアルに量産できるとヒット率が高まるという理屈です。
このあたりを総合して非常に相性が良いと思います。
画像生成AIの落とし穴
画像生成AIの良い部分について触れましたが、難しい部分にも触れておきたいと思います。
画像生成AIの落とし穴をまとめるとこのような内容になります。
1.高性能パソコンが必要
2.画像生成AIの勉強が必要
3.試行錯誤の時間が必要
まず、画像生成AIを活用すれば、誰でも一定レベル以上の画像作れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1729556814-OAk5lfteW8vhQX3M1H2qZ67u.png)
この画像は無料で作成したモノになります。 この通り無料で作成できるのですが、本格的にやる場合は無料範囲だと無理が出ます。
売れる作品作りをやっていくとどうしても差別化が要求されます。 ここでいう差別化とはレパートリーの事です。
無料で作成できますが、無料サービスはスタミナ制をとっているところがほとんどです。 1日に無料で生成できる画像枚数に制限があるという事です。
そして画像生成はガチャみたいなものです。 同じ設定でも同じ画像が生成できるわけではありませんので大量に画像を生成し、その中から良い画像を選ぶような形に落ち着くと思います。
この選ぶ作業ですが、わりとしんどい作業になります。作画崩壊が起こるのです。 人物画像の場合は特に指が顕著で指の数がおかしかったり、体のどこか異なる部位同士が融合していたりします。
特に細かいポージング指示、服装指示を出すと作画崩壊が起きやすいく、100枚画像を生成し、使えるものを選んでいく作業をするようなイメージです。
このような理由で無料範囲でやり切るのは無理が出ますし、バリエーション確保でポージング指示、服装指示をするため、指示方法の勉強が必要になってきます。
副業で稼ぐレベルで作品数を稼ごうと思うと時間かお金のどちらか、あるいは両方の投資が必要になってきます。
kindleアカウントの危険性
作品制作が大変であることを共有しましたが、作品完成=ひと安心ではありません。
画像生成AIを使った副業で販路として選定されやすいのがkindle出版だと思います。
このkindle出版もけっこうリスクのある販路であることを認識しておく必要があります。
扱い自体は単純で、アカウントを作成し作品を登録すれば販売が開始されるのですが、kindle独自のルール、解釈がリスクになります。
規約違反リスクです。 Amazon kindleには利用規約があります。 利用規約に違反するとアカウント停止などの処置を受けることになるのですが、この規約が非常にあいまいであり、これがリスクになります。
有料情報通りにやったら儲かった! ……しかしkindleアカウント停止、売上凍結になった実体験
画像生成AIで稼ごう!という有料情報が販売されています。 実際に購入しやってみて稼げるのか。
実際やってみた結果。
めちゃくちゃ売上が稼げた! が、アカウント停止になって売り上げが凍結された! という結果でした。
kindleのパワーは非常に強く、無名作者の1作目からしっかり売り上げが付きました。 kindleの良いところは販売数だけが売り上げになるのではなく、kindle読み放題サービス加入者が読んだページ分も売り上げになることです。 なので「売れる作品」が作れればkindleが勝手に宣伝してくれるので売り上げが立ちやすい。
実際、初日から1000円くらいの売り上げが発生し続けていました。
電子書籍はkindle売上=利益なので、毎日1000円の不労所得が入ってくるイメージです。
画像生成AIの強みは量産が効くことです。 不労所得を狙う副業はボリューム、作品の数が重要なので非常に相性が良く、作品数が増えるごとに毎日の売り上げが増加していきます。
kindle出版の制限として審査に時間がかかる事、同時に審査に掛けれる冊数に3冊の制限がある事から、毎日3冊審査にかけ続けるのがこの副業の最高効率になります。
kindle副業大成功!ウハウハじゃん!と思ったのもつかの間、アカウント停止処理をされ、売上凍結。何も得られないという結果になりました。
kindle出版審査に通っても後でいちゃもん付けられるリスク
kindle出版では出版時に本の審査が発生します。 審査を通過した本のみkindleマーケットに出品される内容です。
出版審査に通ったら大丈夫と思うのが普通と思いますが、出版後に「やっぱりダメ」と言われます。
ここで問題になってくるのが2つ。内容と時差です。
kindleの審査は「ダメな理由」を教えてくれません。 ふわっとした規約から推測するしかありません。
ふわっとした規約から推測するのは難しいので、同ジャンルで出版している人の作品を参考にすることになると思いますが、これもアテになりません。
過激な表現でダメと言われたが、先駆者のほうが断然過激な本を出版している!という事が頻発します。
安全ラインを十分に取らないとリスク対策にならないようなイメージですが、これは作品の魅力低下を意味します。(ジャンルや内容によりますが)
くわえて「時差」も大きな問題です。
1作目の審査が通り、2作目の審査が通り、3作目の審査も通り…… と順調に進んでいたのに、1作目の抜き打ち再審査で「やっぱダメ」と言われてしまった場合。
1作目の内容を修正したり出版停止の処理を取ったりするのですが「やっぱダメ」が後出し時差なので、1作目の修正対応中に2作目についても「やっぱダメ」と言われることがあります。
当然、2作目についても内容確認~修正の作業を行うのですが、その最中に3作目についても「やっぱダメ」と判断され累積アウト。「繰り返しの規約違反」となってアカウント停止&売り上げの凍結処理をされてしまいました。
やっている側の感情としては、kindleのルールに従って、kindleの審査を通過した作品を出版し続けていたのに、ある日突然「ダメ」と言われた。 言われた作品について誠実に修正作業をしている最中に次々「ダメ」と言われ、累積アウトをくらってすべてを失ったというものです。
画像生成AIでの作品作りは時間とお金がかかり、kindleルールは俺ルールである
やってみるとわかりますが、画像生成AIで作品を作るのは手間とお金がかかります。
副業に於いて手間とお金をかけて作品を作るのは不労所得を獲得したいからです。 だから最初の手間暇お金は投資と考えて頑張れます。
それに対してkindleルールによる後出しでの規約違反を突き付けられると投資内容とリスク、リターンのバランスを取るのは難しいと思います。
既に出版されている他作品が参考にならないのも痛いところ。 ルールが抽象的かつ後追いで「ダメ」が来るので長期リスクと向き合う内容になっているという事です。
どうすれば画像生成AI×kindle出版で安全に稼げるのか?
このように画像生成AI×kindle出版で稼ぐことに失敗してしまったわけですが。
失敗から、どうすれば画像生成AI×kindle出版で稼げるかを分析してみましょう。
kindle出版できついのが2点に絞れると思います。
①規約の不明瞭さ
②後出しのキツさ
これを攻略すれば良いのだと思います。
答えは簡単で、時間をかけてゆっくりとやっていくという事になると思います。
具体的に、極端ですが3か月で1作品出版するようなイメージです。 こうすることで連続規約違反からのアカウント停止処分を回避する考え方です。
ただし。これには非常に致命的な問題があって、それは稼ぎにくいという事です。
安全な作品=稼ぎにくい作品であり、くわえて数もこなせなくなりますから非常に稼ぎにくくなるという事ですね。
他の副業と比較してこの副業を選ぶ意義が薄くなってしまうように思います。
メイン副業には向いていない。時間かけて育てるタイプの副業にすべき
有料情報自体は有益でした。実際に売り上げ出ましたし。
ただ、リスクとリターンの釣り合いを取るのが非常に難しいタイプの副業だと思います。
大きく稼げる可能性がある反面、突然すべてを失うリスクがある副業と思います。
突然すべてを失うリスクが重すぎるので、メインの副業には向いていないと思います。 順調に売り上げが増えれば増えるほど比例してリスクが大きくなりますから、複数ある収入源の1つとして扱うのがちょうど良いと思います。
個人的に方法論の確立が難しい点がきついと思いました。 ゆっくり時間をかけて「大丈夫ライン」を探って安定化させたいところですが、ルールが具体化、明確化されていない為、前提が変わるリスクを排除できません。 わたしはこれをストレスに感じる感性なので、そういう意味で向いていないと判断しました。
おまけ 懸念 画像生成AI×著作権の課題
画像生成AIについてまわる課題として著作権があります。
画像生成AIは学習した内容で画像を作る仕組みですが、この学習した内容に誰かの著作物が含まれている場合、生成された画像が著作権違反となる可能性があるというようなお話です。
画像生成AIという技術が新しいため、法整備が追い付いていないという現状と思いますが、この副業が大きな柱になる場合、今後の動きは注視しておく必要が出てきてしまいます。