KIRINキャリア教育活動 (Day3~4)
お久しぶりです!
本記事では、9月~11月にかけて行われた
『KIRINキャリア教育活動』のDay3・Day4の活動内容をご紹介します。
Day1、Day2の記事はこちら↓
Day3 仕込み式
この日は、一番搾りとれたてホップ生ビールの「仕込み式」とメディアへの広報活動を見学させていただきました。
◇一番搾りとれたてホップ生ビール ( とれいち ) について
本商品は、「ホップ」の香りが特徴の、毎年11月頃に期間限定で発売される一番搾りのシリーズ商品です!
特徴であるホップは、収穫された岩手県遠野産のホップを24時間以内に急速凍結したものを使用しています。
また、一番搾り麦汁のみを使用することで、よりホップの旨味が引きたった味わいとなっています。
詳しくは、こちら!
ホップを投入する「仕込み式」の前に、メディアの方々に向け、北村工場長や醸造エネルギー担当の亀岡さんから商品説明が行われました。
・一番搾りとれたてホップ生ビールの概要
・今年の遠野でのホップの収穫量は32tで、昨年より6t 多かったこと
・今年のホップの品質は良好であること
・特許技術を用いて急速凍結した生ホップを使っていること
・ビールの苦みや香りのもととなるホップは「ビールの魂」であること
・遠野で行われたホップの収穫祭で、
農家さん方の”美味しいホップをつくりたい”という気持ちを感じたこと
・だからこそ、「魂を込めてホップを投入したい」ということ
このように、商品のこだわりに加えて、
特徴であるホップへの、農家さんやKIRINビールとしての”思い”についても話されていたことが印象的でした。
◇仕込み式
次に、ビール製造を行う工場内へ向かいました。
工場内部にある、一番搾り麦汁が入った大きな煮沸窯。
この窯の中に、瞬間凍結ホップを手投入するのが今回の仕込み式のメインイベントとなります。
瞬間凍結ホップは水分を含むため、機械投入が難しいそうです。
そのため、1袋10kgほどの凍結ホップを、全て手投入で入れていきます。
遠野市長らが、ホップを投入した後、ご厚意で私達もホップを実際に投入させていただきました。
凍結ホップを手に取った時、その冷たさを感じたと共に、Day1でホップ農家の里見さんから聞いたホップ栽培のお話を思い出しました。
そんな農家さんの苦労や思いが詰まったホップを窯に手投入し、
「一番搾りとれたてホップ生ビール」という1つの商品に変わっていく瞬間を体験できたことで、自分の商品への思い入れが強くなりました。
◇”とれいち”は手が込んだ商品→美味しいビールが作れる
「作る意味のある商品」
上記の言葉は、どなたかのお話の中であった言葉です。
通常のビール製造で使用されるペレットホップは、機械で自動的に投入が行われるといいます。
この点で、ホップの”手投入”を行う本商品にどれだけの”手間や労力”か
実際に手投入したことで強く感じました。
そして、
・遠野市長が、「”とれいち”という製品やキリンビールさんの取り組み自体
が地域や町おこしになっている」と仰っていたこと
・通常のビールと比較して、大変な部分もあるが、その分お客様からの
期待も大きいこと
・震災後、キリンビール仙台工場が初めて出荷した商品が”とれいち”で
あり、工場としての思い入れが強いこと など、
手間や労力はかかるものの、その分美味しいビールができる点と、
それぞれの思いを商品という形で示すことができる点で、
「作る意味のある商品」と仰っていたのだと私は解釈しました。
Day4 営業同行
2024年11月5日。
「一番搾りとれたてホップ生ビール」の発売日です!
この日、私は東北支社の営業担当の桂島さんに同行し、”とれいち”の売り場づくりを体験させていただきました。
合計で5店舗を回り、商品陳列やPOPの設置などを行いました。
その際に特に印象に残っているのは、キリンビールさんの製品はもちろんですが、自分で動かした他社製品もなるべく商品のラベルが表になるように移動させていた際に桂島さんが仰っていたことです。
「キリンビールの売上も大事であるけど、そのためには店舗全体の売上を上げることが必要。だからこそ、ラベルを表にすることも含め、売り場全体を良くすることが大事。」
また、他社の営業担当の方とも、仲睦まじくお話されていました。
何となく、他社さんとの交流はあまりないと思ってたため、意外でした。
しかし、このような交流があることで、売り場を交渉によって、お互いに融通を利かすことができる等、利点もあると言います。
このように、自社のことだけでなく、周りへの配慮や行動が全体のメリットに繋がり、結果的に自社の売上に繋がっていくことを感じました。
話は変わりますが、以下の画像少~し不自然な点があります!
答えは.........…
一番搾りや晴れ風などの「ビール」の中に、発泡酒である「キリンラガー」が間に陳列されている点です。
他とは陳列が異なるこの店舗に行くまで3軒回ったからこその気づきでした。
発泡酒である「キリンラガー」がビールの部分にあったのは、店舗の方が同商品を気に入って下さっており、先方のご厚意でその配列になっているとのことです。
このように、店舗ごとでのコミュニケーションによって売り場にも変化が生まれる点は営業の仕事として、面白い部分であると感じました。
また、このことについて桂島さんにお聞きすると、地域ごとにビールの冷蔵ケースでは、競合4社の陳列順が決められているということも分かりました。
また、ビールやチューハイなどの缶の商品の7~8割は冷蔵ケースから売れるといいます。
営業同行では、主に以下のように店頭の目立つ位置(→エンド)に、商品陳列やPOP設置を行ってきましたが、これは冷蔵ケースへと誘導する広告的役割を持っているそうです。
だからこそ、広告的役割のエンドや購入に繋がる冷蔵ケースでどれだけの売り場を確保できるかが、営業にとって重要であるといいます。
実際に”とれいち”が、多く売れていた店舗では、以下の画像のように冷蔵ケースの角の目立つ部分に陳列されていました。
エンドの確保について、桂島さんと店舗の担当の方のお話を聞きながら、
1つの売り場を確保するのがいかに大変であるかを感じました。
その際、営業の仕事について桂島さんが、
商品企画を行い、ホップ農家の人や工場で製造の人が作って、それをお客様に最後に届ける役割 という事をおっしゃっていたことを思い出しました。
その意味で、1店舗1店舗での売り場の確保は地道なものであるものの、営業の仕事はお客様に最も近く、売上に直結する要となる仕事であると思います。
Day4は、営業の仕事の実際を知り、重責を担う分、やりがいも大きい仕事であることを学ぶ、貴重な体験となりました。
最後に
私はアルバイトで、レジ業務をすることがあるのですが、その際にお客様が「一番搾りとれたてホップ生ビール」を購入されるととても嬉しい気持ちになります。
これまでのDay1~2で商品が作られるまでの苦労や思いに触れ、
Day3で自分で手投入したことで、思い入れが強くなり、
Day4でお客様に届くまでの道のりを知ったからこそ、このような気持ちになるのだと思います。
ここまで、読んでいただきありがとうございます!
次のDay5の記事も読んでいただけると幸いです!