復職NG
休みたい。
でも休んだらもう戻れない気がする。
状況は上司に共有できたし、今週は乗り切れるかも。
休みたいけど、休みたくない。
私はゴニョゴニョ言っていたけど、
上司も看護師もとりあえずいったん明日から休めと。
そこから今日まで、体感としてはあっという間だった。
2か月くらいは不安定で、遊ぶ体力もなくて、何かしなきゃと思い立てば頭の中をいろんな思考が巡り何もできず、洗濯するのに4時間かかったこともあった。
2か月を過ぎてくるとだんだん体調は戻り、
主治医からも「慎重に復職可」とコメントされた。
上司に伝え、産業医と面談となった。
復職は、休職に入ったときの部署に戻ることが原則であり、
正直もう辞めるか。と思ったけど
紆余曲折あって辞める選択が取れなかった。
生活訓練と自己分析を1ヶ月程度おこなうことになり、
毎朝出社シミュレーション(起床・身支度・家を出る)をし、日中は図書館にて勤務時間くらいの時間を過ごした。
会社の近くに行っても特に身体症状はないし、
夜も中途覚醒くらいはするけどそれなりに眠れた。
ただ、休職に至った原因や対策に関して考えると、家だろうが図書館だろうが泣けてくる。
カウンセリングも利用してみたけど、相談しながら泣いてしまう。
だってこれ適応障害なんだから、
本心としては元の部署に戻りたくはない。
だけど主治医は復職オッケーと言っているし、
自分としても身体は元気だし、日常生活は大丈夫だし、
職場には戻りたくないけど会社は制度の整った大企業だから戻りたいし、
恐怖や不安があっても暴露療法的に慣れていくほかないと主治医も言っているし、
たぶんこれ以上休んだところで変わらないだろうし、
人間には戻れた気がするから、社会人に戻りたい。
「休んでいる身」という居心地の悪さから抜け出したい。
やってみないと分からないから、
一回は戻ってみよう。
と思って、訓練期間を終えて、再度産業医と面談した。
このあと順調にいけば主治医の意見書を取り付けて、本社に通して、承認されて、復職となる。
けど、どうしても話しながら泣いてしまう。
主治医は実務のことわからないから、
上司ともう一度話してみたら?
焦って戻ってもいいことないよ。
と言われ、後日上司と面談した。
やっぱり、話しながら泣いてしまう。
長々と面談し、
復帰に向けての前向きな気持ちよりもまだ不安が大きそうだね、という反応だった。
組織編成が変わるわけじゃない。
業務内容が変わるわけじゃない。
多忙な空気がなくなるわけじゃない。
慣らし運転はあるけど、いずれ元通りの仕事をする。
会社は職業訓練所ではない。
全部わかっていた。
だから本心では戻りたくはない。
でも、仕方ないから。それしかないから。
後日産業医と再度面談して、
業務の見えない主治医よりも上司のコメントの方が信ぴょう性に足ると思う、と。
まだ不安定だから戻せない、と言われた。
加えて、リワーク施設への通所を勧められた。
確かに、職場でポロポロ泣きながら仕事するわけにいかないし、
泣かずに仕事できます!とも言い切れない。
身体は普通に元気だし体力もあるし、好きな音楽も聴けるようになったし、友達と話せるし、笑えるのに。
悔しい。
私はまともなのに。