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【AI4D_9】#003_みんながAI使わない理由はなんだろう?

AI4D運営のくろせです。
めちゃくちゃ遅ればせながら、書き起こし記事を投稿します!

AI4Dとは?

AI4D(エイアイフォーディー)は生成AIを始めとするテクノロジーとの共生を通じて、「デザイン」の新たな可能性を探索・実践するコミュニティです。 私たちは、クリエイティブシーンの変化に柔軟に対応し、遊び心を持って新しい試みをし、アイデアを具体化し、それらを社会や他者と繋げて実現することを各々が探索しています。
コミュニティ発起人メンバーとしてもちさんとしょーてぃーさんがいます。

AI4D_9とは?

AI4Dが 運営する デザインとAIの今と未来を考える毎週火曜9:00開催朝活です。X上のスペースで実施しています。
企画としては、今後AIとどう付き合っていくか気になっているデザイナー向けの企画を毎週おこなっています。

今回は#003の2024年7月30日の収録の内容をまとめました。


AIとデザイン、その複雑な関係 - AI4D対談レポート

はじめに:AIブームの中で揺れるデザイン業界

「AIって本当に使えるの?」「デザイナーの仕事がなくなっちゃうんじゃない?」近年、よく話しますよね?
生成AIブームの真っ只中。私たちデザイナーははどう向き合っていけばいいのか?そんな会でした。

スピーカー

都内某企業でUXリサーチャーのなつさん
みんな知ってるしょーてぃーさん
都内某コンサル会社でUI/UXデザイナーとして生息するくろせ

第一の壁:AIツールの費用問題

  • そもそも、みんなAIを使わない理由って何だろう?

    • お金の問題?

      • Midjourneyはお試しもないくて月額30ドルって、結構ハードルが高い。周りのデザイナーに話しても結構金額で渋い顔をされる

  • 確かに、AIツールの多くは有料。その性能を知るには、まずお金を払わなきゃいけない。これは大きな壁なのかも?

意外な提案:AIツール費用の新しい見方

でも、なつさんはちょっと違う視点を提案します。「ChatGPT plusって3000円くらいでしょ?それって、人と飲みに行く代わりにAI使ってみない?って言えば、意外とOKしてくれるんですよね」
なるほど、お金の使い方を少し変えるだけで、AIの世界に入れるかもしれない。でも、問題はそれだけじゃありません。

デザイナーとAIの微妙な関係

「デザイナーって、AIの画像生成には興味津々なんですよ。でも、テキスト系のAIにはあんまり…」としょーてぃーさん。
これには理由があります。画像は目に見える成果物。でも、テキストAIの真価は、プロセスの中にあるんです。「もったいないよね」としょーてぃーさんは首を振ります。

言語化の壁:AIを使いこなすための重要スキル

そして、もう一つの大きな壁が浮かび上がりました。それは「言語化」の問題です。
「デザイナーって、自分の思考プロセスを言葉にするの、苦手な人多くないですか?」としょーてぃーさん。「でも、それができると、AIってめちゃくちゃ使えるようになるんです」
なるほど。AIに上手に指示を出すには、自分の頭の中を整理して、言葉にする能力が必要なんですね。

変化への恐れ:AIを避ける本当の理由

でも、そもそもAIを使おうとしない人も多いようです。その理由は?
「学び直すのが怖いんじゃないですかね」となつさん。「AIって、今までの安定したやり方を変えなきゃいけないかもしれない。それって、すごく抵抗があるんです」
この指摘には、みんなが深くうなずきました。変化って、怖いものです。特に、自分の仕事のやり方を根本から変えるかもしれない変化なら、なおさらでしょう。

AIとの付き合い方:アジャイルな姿勢の重要性

そんな中、くろせさんが面白い比喩を出しました。
「AIって、アジャイル開発みたいなもんだと思うんです。でも、みんなウォーターフォール的な完璧さを求めちゃう」
つまり、一発で完璧な結果を出そうとするから、AIに失望してしまう。少しずつ試行錯誤しながら、目的に近づいていく。そんな姿勢が必要なのかもしれません。

意外な事実:AI界隈の実態

話は尽きません。でも、時間はあっという間に過ぎていきました。最後に、なつさんがちょっと意外な一言を。
「実は、AIの話してる人って、すごく少ないんですよ。たぶん5万人くらい?」
えっ、そんなに少ないの?TwitterやニュースでよくAIの話題を目にするのに、実際に触れている人はごくわずか。これには参加者全員が驚きの表情を見せました。

まとめ:AIとデザインの未来への5つのヒント

結局、AIとデザインの関係は、まだまだ発展途上。でも、この対談を通じて、いくつかのヒントが見えてきました。

  1. AIツールの価値を、別の視点から見てみる

  2. プロセスの中でAIを活用する方法を考える

  3. 自分の思考を言語化する能力を磨く

  4. 少しずつ試行錯誤しながら、AIと付き合っていく

  5. AIの知識を広める「伝道者」的な役割の重要性

おわりに:AIとデザインの共存への期待

AIは確かに強力なツールです。でも、それは人間の創造性や判断力を置き換えるものではありません。むしろ、私たちの能力を拡張し、新たな可能性を開くものなのかもしれません。
AI4Dの対談は、そんな未来への小さな、でも確かな一歩となりました。AIとデザインの関係は、これからどんな展開を見せるのでしょうか。それを見守る目が、ますます楽しみになってきました。

当日の録音はこちら

最後に

いかがだったでしょうか?
私は記事の要約が読みやすすぎて感動してしまいました。笑

もう少し使ってみてClaudeに課金も検討しようと思いました!

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