
インドの生成AIが熱い
はじめに
今年になって存在感を高める生成AIにおけるインド発動画のお話をします。
生成AI動画で存在感を増すインド
毎週、生成AIで動画を検索していて、2024年になって如実に感じるのがインド発の生成AI動画の激増です。2023年にはほとんど見ることがありませんでしたが、大きく変化しています。
なんといっても一旦人々が見始めると母数が違います。YouTubeは閲覧数でレコメンデーションを変えます。インドで流行った動画は圧倒的に閲覧数が増えるので目に付くようになります。
インドの人は話すのが好きらしく欧米の動画より長い動画が多いです。
インドの生成AI解説動画
今年一番驚いたのは、iNeuronというセミナー会社の"Generative AI Full Course – Gemini Pro, OpenAI, Llama, Langchain, Pinecone, Vector Databases & More"という動画です(参考文献参照)。この動画は2023年12月に行われた16日間のウェビナーをひとつにつなげたものです。ウェビナーそれぞれは個別に動画があがっているので、この全体編を見るのは、ウェビナーに全く参加しなかった人だけだと思います。部分的に参加したひとは見ていないところだけ個別に見ればいいだけだからです。
この動画は30時間もあります。倍速でみても15時間かかるわけです。この動画の閲覧数は2024年3月末時点で37万回あります。体感的には毎日5000くらい増えています。
内容はもっぱらプログラムのハンズオンで:
Langchainの使い方
環境設定(仮想環境、API KEYの取得の仕方、API KEYを明示的にソースに書かないための方法)
ベクトルDBのマネージドサービス conepineの使い方
ベクトルDB ChromaDBの使い方
GPT, Geminiの使い方
streamlitの使い方
Hugging FaceからOSSのモデルをダウンロードして動かす
データを読んで選択肢問題を生成、書籍を読んで質問に答える、生成AIにSQLの質問文を作ってDB検索する、領収書を読んで質問に答える
などをスクラッチから解説しています
前提知識はPythonだけでフルスクラッチでプログラミングし、コードを無料公開しています。
最新動向をキャッチアップし、初心者がプログラムでつまずくところをしっかり解説しています。
おわりに
2023年にはほとんど見なかったインドの生成AI動画が2024年は熱いです。量も多いし、ウェビナーの質も高いです。インドの生成AIは注目です。
参考文献
Generative AI Full Course – Gemini Pro, OpenAI, Llama, Langchain, Pinecone, Vector Databases & More https://www.youtube.com/watch?v=mEsleV16qdo 2024年 30h18s