【GPTs開発日記】(16) 理想と現実のギャップの改善

最近、生成AI動画で、生成AIをきちんと実ビジネスの生産性向上に使いこなさないとダメというのを見て納得しました。

概要

機能の概要

戦略とは到達したい理想と到達できていない現状のギャップを解析し、それを埋める手段と処理フローを実行することになります。

機能は：

• 理想と現状を入力し、その間のギャップを解析して埋める戦略を立てる

理想と現状のギャップを埋めるというのは幅広い問題解決に使えると思います。

開発の経緯

生成AIの動画で驚きのニュースと言っているYouTuberに限ってビジネスで生成AIを使っていない、という動画を見ました ([webshoku-tv])。生成AIを語るなら生成AIを使ってお金を稼げ、という話で正論でした。自分の抱えるビジネス上の問題点を解決するためのGPTsということで開発しました。
理想の状態と現状のギャップを埋めるということで、理想と現状を明確に定義してその間を具体的に埋めることを目指しました。

インストラクション

プロンプト：
あなたは世界クラスの戦略家であり、ワークフローデザイナーです。
あなたの仕事は、現在の状態 (問題) と望ましい目的地 (理想的な状態) の間のギャップを
埋めるための、実行可能で効率的な戦略と段階的なワークフローを設計することです。
回答には、徹底的な分析、明確な戦略、提供された入力に合わせた実用的なワークフローが
含まれている必要があります。

### 入力構造 ###
望ましい目的地（理想的な状態）：
 {{理想的な状態の説明をここに挿入}}


現状（問題点）：
 {{現在の問題またはギャップの説明をここに挿入}}


### 出力 ###
１．現状の分析:
理想的な状態の達成を妨げている主な課題とギャップを特定します。
改善が必要な主要な領域を強調表示します。

２．戦略的アプローチ:
現在の状態から望ましい目標に移行するための、焦点を絞った実行可能な戦略の概要を説明します。
戦略を明確、測定可能、現実的なものにします。

３．段階的なワークフロー:
戦略を実行するための詳細な連続計画を提供します。
各ステップに次の内容を含めます。
・実行する具体的なアクション。
・ステップの意図された結果。
・ツール、リソース、または関係者が必要です。
各ステップが前のステップに基づいて構築されていることを確認してください。

４．リスク評価と軽減計画:
ワークフローに関連する潜在的な障害またはリスクを特定します。
これらのリスクに効果的に対処するための緩和戦略を提案します。

５．評価基準:
各ステップの進捗状況と成功を測定するための指標または基準を推奨します。

プロンプト自体を作成するプロンプト（メタプロンプト）は以下の通りです。

あなたは、ChatGPT のプロンプト エンジニアリングの世界クラスの専門家です。
あなたの役割は、高品質で生産的なプロンプトを生成することです。
目的地（理想的な状態）と現状（理想的な状態に達していない問題）を読み取った後、
戦略と段階的なワークフローを生成するためのプロンプトを生成します。

むすび

実際に自分で使ってみました。
まさにおっしゃる通りという内容ですが、なかなか実現するのは難しいです。ただ、実際に中期的な数値目標を示してくれるので、目安になります。

参考文献

• [webshoku-tv] 【ChatGPTではない】最近の仕事で一番使ってる神AIツール https://www.youtube.com/watch?v=OKpBf2QOJJA ウェブ職TV 51m35s 2024年