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会社勤めの喫煙者と禁煙者へ心からお願いしたいこと

これは私が以前勤めていた会社でのお話。

私は今までタバコというものを吸ったことがなければ咥えたこともない。

当時私は営業をしており、営業の同僚は私含めて4人いた。

3人は喫煙者だ。

私が入社してしばらくし慣れてきた頃、とあることに気付いてしまった。

3人には “喫煙所“ という休憩所があり、そこだけで完結している話が盛り沢山あるということに。

そう、私はいつしかどことなく【孤独】を感じるようになった。


うちの会社は小さな会社なので代表が目に見えるところに座っている。

そのせいか営業サイドの繊細な話については非常に話しにくい。

廊下に出て電話をすることもしょっちゅうあった。

そんな中、とある営業の1人がその繊細な話を誰かに相談したかったのだろう
「XXさん、YYさん、ちょっとタバコ行きましょ」と誘ったのである。

それがきっかけで、その後、その3人は事ある事に喫煙所で話をすることになった。

もちろん私は禁煙者なので声は掛からない。

別に私のことを嫌っていたわけでもなんでもない。
飲みにも行くし、仲は良い。

ただ、彼等は “喫煙“ という共通世界の中で、禁煙者の私とは到底結ぶことの出来ない信頼関係を築けていたのは確かである。


タバコミュニケーションというやつだ。

人は共通点があると一気に親近感が湧き、仲良くなる生き物だ。

とにかく3人は仲が良かった。

いつしか営業間での報連相も喫煙所の中だけで行われることも出てきて、私だけ知らなかった。ということもあった。

彼らに悪気はない。だけど、私はとても悲しかった。

かと言ってわざわざ喫煙者になるなんて言語同断。

ハッキリと、情報共有はしてもらいたいと伝えたが、私の中の孤独感はなかなか消えてはくれなかった。

そして同時にこんな感情も湧き出てきてしまった。


「喫煙者にはあんなに休憩する時間と場所があるのに、禁煙者が外の空気を吸いに、同じ時間席を外すと、サボってる?と思われるのが心外だ。
オフィス内に休憩スペースはあるけども、みんなの目があるから、積極的に休めない。
禁煙者だけの個室部屋はなんでないの?」 と。

サボってると思われるってのは被害妄想でしょ!と思う人もいると思う。

だけど、よく考えてみてほしい。
いつも席に座ってる禁煙者がしばらく戻ってこないと「あれ?あの人は?どこ行ったの?」と思うのが人間だ。

オフィス内に休憩スペースがあっても、忙しく仕事している人達の目の前で堂々と休む気になれないのも人間の心理だ。

そんな経験から、会社勤めの喫煙者と禁煙者に切にお願いがある。

まず喫煙者へ。

あなた達の知らないところで禁煙者の同僚は、疎外感や孤独を感じているかもしれない。

お願いだから情報共有はちゃんとしてあげてほしい。

そしてなによりも喫煙者の同僚と同じくらい、禁煙者ともコミュニケーションを取る場所を積極的に作って欲しい。

そして禁煙者へ

孤独を感じても喫煙者を責めることはしないであげて欲しい。

そしてなによりもたくさん休憩をとって欲しい。

あなたのような禁煙者がたくさん休憩を取ってくれたら、同じ禁煙者の同僚も休憩を取りやすいし、サボってる?と思われることも少なくなると思う。

人は環境に慣れる生き物だから。

以上が私の気持ち。

みなさん、お願いします。

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