イマここに生きる!オーガニックオーダー、暦のお話〈寒露 末候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」〉
2020年10月18日~22日 七十二候 第51番 寒露 末候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」
キリギリスが戸の辺りで鳴く、という意。
キリギリスの鳴き声が聴こえてくる頃、ということですね。
キリギリスについて、知っていることは何だろう?
と考えてみると、
イソップ物語の『アリとキリギリス』のストーリーを知っているだけでした。つまり、実際のキリギリスがどんな生き物なのか、まったく知らなかったのに、身近に感じていたわけです。
人間はこういうことがおきやすいと、脳機能科学のレクチャーできいてはいましたが、まさに。
幼い頃に童話を何回も何回も読んでいたので、なんだか身近に思っていたわけです。二重にはまったかんじですね。
実際は、色もかたちも、よくわからず、バッタと似ている気がしますが…それも絵本のイラストで見ただけ。せっかくなので少し調べてみることにしました。
種としてのキリギリス
バッタ目キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫のうち、日本の本州から九州地方に分布する種群すなわち、ヒガシキリギリスとニシキリギリスの総称。あるいはそれらを同一種と見なし、亜種や型を認めない場合の標準和名。
だそうです。
あ、やっぱりバッタの仲間ではあったんだ。絵本ではシルクハットを被ったバッタのようなキャラクターでした。
そして『コオロギ』というのは古称なのだそうですよ。
今回の第51番で取り上げられている鳴き声。
どんな音かピンときますか?
わたしは全くわからず(笑)、これも調べてみました。
『ギ― ッチョン』
というのがその声だと説明するものが多かったのですが…
うーん…
聴いたことあるような、無いような…
しばらく耳をすましてみようと思います。
この頃の陽気
朝晩の気温、下がってきましたね。
今は19日の朝6時54分。外気は14度と表示されています。
16日は予報が外れ、とっても気持ちの良い秋晴れ。
洗濯物も良く乾き、何をしても心地良いような日でした。17日は終日雨。こちらは予報通りでしたね。
皆様の地域はいかがでしたか?
お天気に関わらず、日中でも肌寒く感じることが多くなってきました。
少しづつ、冬のアイテムを持ち出して、あたたかさを楽しんでいます。
これはこれで、気持ち良さや楽しさがあり、ギフトですね。
デスクワークをしていると、手先や足元の冷えから季節の移ろいを感じます。
小さなヒーターや、湯たんぽなども使いつつ、潤いやめぐりを滞らせないように、内なる状態も忘れず整えていけると良いなと思います。
土用の準備
さて、この候の内に秋土用です。
今年は10月20日~11月6日まで。
冷えを感じるわけですね。
土用は季節をつなぐトンネルのような期間。
次の季節からの空気感が感じられる時です。
土用については度々触れてきましたね。
詳しくは別ページで特集してみたいと思いますが、ざっくり言うなら『慎んで内側を整える時』。
この時期は、大きな決めごとをしたり、土いじりもしないほうが良いと言われます。
エピソードはありますが、もしかしたら、体調を崩しやすい要素が増える季節の変わり目、次のシーズンに向け、養生し、準備しましょうという先人の知恵だったのかもしれませんね。
20201019
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