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令和阿房列車論番外編(5)~消えるキハ283系

2022年春予定のJR北海道ダイヤ改正で、さらにH100形が根室本線と石北本線で増備されてキハ40系の活動範囲が一層少なくなります。が、それよりも『特急 おおぞら』のキハ283系がキハ261系に完全に置き換わることになってしまうことにショックを受けました。

タイトルの写真は2020年11月に釧路駅で撮影したものですが、この時キハ283系が全廃されるとは思ってもいませんでした。

以下、Yahoo!ニュースより引用

キハ283系について

キハ283系は、1995年(平成7年)に先行試作車が導入され、1997年(平成9年)に営業運転を開始したJR北海道の特急型ディーゼルカーです。

すでに特急『スーパー北斗』で運用されていたキハ281系の振子構造をより進化させ、さらに自己操舵付振子台車の採用で根室本線の線路条件に対応し、札幌~釧路間を最高時速130キロで運転しました。

しかし、2011年の石勝線脱線火災事故の影響とその後のJR北海道の度重なる車両故障のトラブルにより営業最高速度は110キロとなりました。

2015年3月に先行試作車の除籍、2020年からは経年廃車が始まりました。

(以上、Wikipediaより要約のうえ引用)

キハ283系の思い出

私にとってキハ283系は北海道のディーゼル特急の中であまり縁がない存在でした。

私にとって1990年代はすでに生活の拠点を神奈川県に移しており、この頃に3度道東に行くことはありましたけれども、1度目は根室に旅行する際に利用したキハ183系の夜行特急『おおぞら』往復でした。2度目はこれもキハ183系の特急『スーパーとかち』往復で芽室町に住んでいた高校の先輩に会うために行った時に利用しました。

キハ283系の『スーパーおおぞら』を利用したのは1997年8月24日(日)の『スーパーおおぞら1号』の1回だけだったかもしれません。これはJR東日本新橋営業支店主催の『'97 夏 北海道に魅惑のランナーを訪ねて』ツアーで乗車したものでした。

それまで約4時間半かかっていた札幌~釧路間の所要時間が約3時間40分に短縮し、道東が近くなった実感を感じました。

スーパーおおぞら1号の思い出

札幌から釧路までの道中はキハ283系のパワーを体感しながらツアーの同行者との交流もありました。

さらに、当時販売されていたオレンジカードの車内販売もあり、私も何枚か購入しました。あとで添乗員さんから伺った話ですが、その時の販売していた方はスーパーおおぞら1号の車掌ではなく(休日返上で)オレンジカードを売るために乗車していたJR北海道の社員だったことを知りました。それだけJR北海道の経営の厳しさを痛感しました。

あと半年と少しでキハ283系は全廃されますが、コロナ禍ということもあって、もう乗りに行くことは出来ないでしょう。


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