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どけ!俺は纒さんだぞ!!! ハッチポットVR×ひなビタ♪VRレビュー(25/1/21アプデ追加有)


追記(先手必勝):25年1月21日にアップデートが入り、やれる事が増えました。Twitterの告知は見た限りでは一日遅れ。

追加された内容に関しての紹介は、記事の最後の方にさせて頂いております。





ごきげんよう。イエルウタでガチ泣きした男と申します。


今回はレビュー記事です。そんなに長くはならないと思います。


さて、みなさんは日向美ビタースイーツ♪もといひなビタ♪というコンテンツをご存じでしょうか。
知ってなきゃこんな記事開かない?それもそうか。





ひなビタは、「世にある全ての楽曲には、作られた物語があり、想いがある。その物語や想いがどう育まれ、曲に繋がっていくのかリアルタイムに楽しむ事ができたなら――。」というような感じの概要を持つ、KONAMIによって配信されているWeb連動型音楽配信企画。
倉野川市の日向美商店街という架空の世界に住む5人の女子中高生による、音楽による地域活性化がテーマの物語です。

ストーリー自体は6年前に既に更新が終了しておりますが、「ひなビタ♪」自体は鳥取県倉吉市という実在する場所と姉妹提携している特異な物となっており、何だかんだで今でも新しいコンテンツや曲の供給が増えている形になっています。



とまあひなビタ♪の軽い説明はここまでで、次はこの「ひなビタ♪VR」のコンテンツを提供してるハッチポットVRさんについて。



こちらはVR空間でアニメの世界を『体験する』新感覚のエンターテインメントという感じで、企業のVRアニメ作品を中心に扱う場所となっております(昔は個人製作等の一般クリエイター作品もあったが、そちらは「ハッチポットインディーズ」という名前に変更された上で運営されている)

このハッチポットVR自体は今回のひなビタ♪VRのDLC配信と同時に配信された形になっており、現状少し不便と思えるような操作系統があっても、今後のアップデート等で修正される可能性が全然あるので今後に期待できる感じになっています。
また、現状ではMeta Questのみでプレイが可能となっており、今後他のプラットフォームに増えるかは不明です。



というような感じで、KONAMIが出しているコンテンツが他社のVR系企業とのコラボを果たして、このたびVRに進出した……というような形となります。


……ところでKONAMIのVRって














―――――――――――本題入るか。





あのね!「ひなビタ♪VR」ってなぁに?



今年の2024年の3月辺りに倉吉で行われたイベントで体験する事ができたらしいコンテンツがついに完成した、というようなものになっています。

ハッチポットVRからDLCという形で発売されているのがひなビタ♪VR。現状ではほぼほぼそれ専用で、ハッチポットVR本体のみで行える事はほぼありません。ハッチポットの看板娘のハチ子ちゃんをなんか鑑賞できるくらい。


ハチ子ちゃん


アプリを起動してからひなビタVRのDLCを買う必要があり、フルボイス付きのオリジナルストーリーが1500円、それ以外にVRジオラマとして使用できるワールド2個(シャノワールと倉野川市役所)、アバター5体(ひなビタの5人)がそれぞれ1個500円です。

先にストーリーの説明の方から。

ストーリーは久領堤 纒(くりょうづつみ まとい)という、ひなビタのストーリーの途中から現れる倉野川観光課の職員というキャラの視点でスタートします。というか、終始纒さん視点で物語が繰り広げられます。

物語の概要としては「纒さんが食事の約束をしていたここなつの2人(ひなビタに登場するアイドルユニット)と連絡が取れず、その真相を突き止めるべく、事情を知っているかもしれないバンドの5人に話を聞いていく」という感じのストーリーになっております。


最初に纒さんの独白から始まり、そこから一人ずつ呼び出して事情聴取をする……という流れのストーリーとなっているのですが、それらが全てフルボイスで収録されているという豪華な仕様になってます。

病気の影響で基本的にはライブなどのリアルの場に出て来れない水原薫さんがCVを務めてくださっている、霜月凛にもしっかりとボイスが入っています。ありがたい。



攻めすぎデスク


ストーリーは完全に纒さんの仕事場のデスクで繰り広げられる形になっており、ストーリーに出てくるキャラクター達もこちらを見つめながら「纒さん」と呼びかけて来たりと、まるでプレイヤー自身が纒さんなのではないのかと錯覚するような感じにストーリーを楽しむ事が出来ます。纒さん言っちゃ悪いがキモオタだしな

例えばこの動画。


こんな感じに、各キャラクターとの会話を楽しみながらストーリーを閲覧する事が出来る、というような感じ。
各々のキャラクターの動きにそれらしさがあるのが良い点だと思います。


更には、この会話しているキャラ全員、纒さん(プレイヤー)に視点が追従してくる仕様になっています。



というような形で、果たしてここなつの2人と連絡が取れなくなった理由は果たして何なのか!?という事実をどのように追及し、どのように判明するのか……までを楽しむ事が出来るストーリーとなっており、素直に喋っている5人の姿が見たい!っていう方には十分お勧め出来るかなーという物になっています。そこで終わるの!?!?!?ってなるかもしれないけど。
お試しで3分、つまり冒頭の部分だけ無料で見れるのも良い点。


続いてジオラマ機能について。

ワールド自体は別に買わなくても、アバターさえあればジオラマをする事が可能ではあります。
が、やはりワールドを買った方が雰囲気は出やすかったりします。
ストーリー、ワールド、アバターの全てを揃えると5000円。まあ高いといえば高いか。


基本的にアバターはポーズが3つ設定されており、その中で好きなポーズを取らせた上で、ワールドの好きな場所に配置出来る……というような形のジオラマになっています。
それぞれに一応接触判定、つまりコライダーが入っているので、やろうと思えばアバターフィギュアで積み木もできたりします。てかできます


良い子の皆はしないようにしようね!


ワールド内は自由に歩き回る事が出来るので、細かい部分が作られたり作られてなかったりするのを確認出来たりもします。
ちゃんと机とかにも判定があるので、その上にフィギュアを載せる事とかも出来たりします。


デスク型ゲーム機に載せるな



劇中に出てくる用語が本にまとめられていたりとか、ファンが一つ名前を見たら「ん?」ってなるようなものが結構散りばめられてたりしています。




とまあ、これでやれる内容は一通り終了となります。
実際のところのボリュームはそこまで多くは無いものの、これからのアップデートによる機能追加や他社のモデル追加等で楽しめる要素はより増えていくんじゃないのかなーというのが個人的な感想です。
最初辺りに書いた気がしますが、操作感も少し悪い方かな?と思ってしまうような感じだったので、それも含めて今後のアップデートで修正されると良いなーって思ったりします。

……まあ正直な所、10周年記念で作られたのを使いまわしているであろうこの5人組の3Dモデルの出来をじっくりと観察できるのが、個人的には一番良い点なのではないかなーと思ったり思わなかったり。

シンプルに新規ストーリー(新録ボイス)を楽しみたい方や、ジオラマであれやこれやしたい方なら全然お勧め出来る範囲のものですので、もしも財産に余裕があれば是非試してみて下さい。





とまあ、軽いレビューなんでこれで以上なんですが、一応最後に一つ。

このフィギュア、頑張れば横に倒す事が出来るんですよね。


まあだから何だって言う話ではあるんですが、めうめうっていえば言ってしまえばエロガキの側面を持つ女じゃないですか。
で、VRでこの手のゲームといえば覗きってある意味で恒例行事みたいな所あると思うんですよね。
ちょっと別ゲーの話を持ち出して申し訳ないんですが、Project LuxというVRノベルゲームなどでもパンツを見るために必死に動いて頑張ったりしてたのは良い思い出です。


ちなみにこういう事言うと嘘つけ!って言われるんですが、一応弁明しておくと僕はひなビタキャラにはそういう感情は持ち合わせてないので(大切な存在であるゆえ)あんまり興味ないです。


で、ですよ。



(流石にめうは劇中でここまで堂々とはしてないと思うが)こういう事が出来てしまうわけで。

折角なのでめうめうの気分を味わってこのレビューを締めようかと思います。




・・・・・・・ん????



スカートの裏面の一部にメッシュが無く、透明になっている。


これがどういう事なのかと言うと、基本的にモデリングで使われるポリゴン、つまりメッシュには表面と裏面があります。
基本的に表面が表示される側で、裏面はマテリアルという、モデルのテクスチャから光沢、更には透明度やなどを始めとした「見え方と質感」に関するもので、そのメッシュの裏面がきっちり表示されるようなコードが書かれているマテリアルでもない限り、絶対に裏面は表示されないんですよね。
で、裏面からモデルを見た場合、表面が見えないので本来そこにあるモデルは透明になっていて見れない状態になります。
但し、これは表面のメッシュで裏側も作れば解消されます。

まあ意味わかんないと思うので、画像で簡単に示すとこんな感じかなーという。
赤色が表面、青色が裏面です。



で、今回はモデルの一部に裏面が出来ていないという事は、シンプルにモデルの作り忘れか何か。一部が出来てて一部が出来てないっていうのはシンプルにモデルの問題のはずなんですよね。
いや、実際の所は視点によっては一部が見えて一部が見えない、といった風にはなったりするんですが、流石に上の写真の見え方的に考えたらちょっと想像しづらいので。
マテリアルであれば裏面が全て表示されているか、或いは全て表示されていないかになるはず。こんなことは起こりえない。



……おっかしいめう。おっかないめう。
なんだか嫌な予感がしてくるめう。


いや!ここで退くのは臆病者のする事なり!覚悟を決めて、いざ出陣めう!


































真実は君の眼で確かめてくれ。




お財布に余裕があったらぜひ購入してお楽しみ下さい。
あと今後のアップデートに期待しましょう。

特にオチも無くレビューはこれで終了です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。




と書いていたんですが、これは追記となりますが流石にジオラマのレビューがちょっとふざけすぎてたので最後に真面目な写真も撮れるんだぞっていうのを幾つか貼ってからちゃんと終わりにしておきます。
冷静に考えたらこのnoteのサムネも紛らわしかったので変えてます。



Questでクイックスクショ撮ろうとするとQuestマークが中央に出てきたタイミングで撮ると表示されるの邪魔すぎる!!!!

……と、まぁそのような感じです。
Quest2ではこれくらいの画質になってしまいますが、Quest3やそれ以上の機種であればもう少し画質の良い写真が撮れるんじゃないかなーと思います。


また、更に追記なんですがお問合せフォームも開設されたみたいです。
何かあればこちらを利用すると良いかも。




で、更に追記の追記という事で、ハッチポットVRにアップデートが入りました。
Metaストアにはアップデートの履歴が表示されない為正確な日付こそ最初に書いた1/21……つまりところこの執筆時点の1/22かどっちが正しいかは実は分からないんですよね。
というのも、ひなビタ♪としての宣伝は今日でしたが、アップデート自体は昨日にツイートされていたので。

まぁそんなことはどうでも良いとして、追加内容です。
ザックリ言えばジオラマ機能の方に色んな変化が起きました。


前までは「Guide」「Pose」ぐらいしか選択肢が無かった筈ですが、今はそれに「Hand」「Body」「Face」「Save」が追加されています。
Poseの欄には新たに「重力を適用するか否か」の選択肢が増えました。


これをOFFにする事によって、V-Figureを浮かす事が出来るようになりました。
他にも、元々あったポーズに加えて座りポーズも追加されています。
画像自体はハチ子ですが、ひなビタ♪キャラ全員にも実装されています。
で、次に「Hand」の欄。
これは右手左手の指を一本一本それぞれ好きに動かせます。
ちゃんと第一関節第二関節とか細かくボーンを動かせるので、チョキなりグーなり好きなポーズをさせられる筈。

操作系は一見複雑に見えますが、少し触ればどういう仕様か割と簡単にわかります。

次は「Body」なんですが、これは頭、両腕、両足、胴体など、色んな部位のボーンを動かす事が可能です。
名前がモデルのBoneの名前そのものを使用しているので少しわかり辛いですが、こちらもどれを動かせばどう動くか、は触ってるうちに分かるようになっていきます。
問題があるとすれば、このパネルをVRで操作をするのはちょっとダルいという点くらい。

こんな感じに、足首先からつま先までしっかりとBoneを動かす事が出来るので、可動域はかなりのもの。
上の画像では少しだけ見えてるパネルのバーを動かして向きとかを変えてますし、自分も実際アプデ内容を試してる間に一切気付けなかったんですが……

実際にモデルの判定を掴んで能動的にポーズを取らせる事が出来るモードなんかもありました。
で、実際に自分でも試してみました。

IK Modeをオンにすると表示される判定を掴んで動かすだけで、自分が取らせたいポーズを取らせる事が出来るという優れもの。
やってた感じでは流石に指の形とかはちゃんとHandの欄で独自に設定しなければなりませんが、パネルを動かしてやるよりもずっと簡単に操作できるのは滅茶苦茶有難い機能です。
IK Modeをオフにするとさっきまで取らせていたポーズがリセットされるので、気にならなかった部分をやり直すのも簡単だったりとかなりお手軽。

前の3つしかないポーズで何とかして写真を撮る、からあまりにも一気に進化しすぎている感はありますが、ジオラマゲーという観点で言えばこれは滅茶苦茶捗るんじゃないでしょうか。

という訳で次は「Face」です。
キャラ物の3Dモデルには基本的に搭載されている「シェイプキー」という、モデルのオブジェクトの頂点……まぁ超簡単に言えばポリゴンなんかを動かし、それをモデル自体にアニメーションとして登録する感じのやつを操作する所ですね。
基本的には下のGIFの通り、表情なんかを制御する事が多いです。

こんな感じで表情の選択も個人で出来るようになったので、むしろ前までは何だったのかというのが疑問に残るレベルのものになっています。

また、シェイプキーの宿命ではありますが、例えば画像内に表示されている「aa」や「oh」など、これらのシェイプキーを全て一気に100……つまりバーを一番右にすると、ちょっと人様にはお見せ出来ない光景が出来てしまいます。
これはシェイプキーに保存されている頂点移動を多重に行っているせいで、本来それぞれのシェイプキーが動かしている部分が合算してなんかたいへんなことになってます。
説明がかなり雑なのでわかり辛いと思いますが、大体そんな感じ。
数値をいい感じに抑えればオリジナルの表情なんかも作れたりしちゃいますが、こういうのに触る時はお気を付け下さい。

で、最後は「Save」ですが……

まさかのサブスク制です。
アプリ自体を気に入った人はやっても良いかも。



と、まぁアプデで増えた昨日は概ねこんな感じです。
ちなみにですが、元々あるPoseによる予め用意されたポーズを取らせる機能に関しては、そのポーズを取らせたうえで自分なりにそこから更に弄れるようになったりしてます。
何も思いつかない人とかも、そこからアクセントを得られたりするかも。
正直言ってありがたい。

というわけで、自分も早速試しに一個やってきました。

今回追加された座りポーズです。
これを軽く弄って……


こんな感じに好きに動かす事が出来ます。
いや本当になんか一気に進化したなぁ!?

……え何?めうめうがなんか怖い?


それもそのはず。
どういう訳か、めうは何でか、場所と向きによって頬が赤くならないようになってます。

多分バグなんでこれはまぁ……直してもらえる事に期待しましょう。

とまぁ追加された機能の説明はこれで以上です。

多分前よりもずっと快適かつ色んな事が出来て楽しめるようになったと思います。
強いて言えば、個人的に欲しくなったのが小道具の類。

パフェとかお茶とか、まぁそんな感じのアイテムが増えればもっとジオラマが楽しくなるんじゃないかな~とは思いました。
まぁこれも今後の追加待ちですかね。ジオラマがこんだけ一気に改善されてるので、全然可能性としてあり得る話です。ええこっちゃ。





というわけで、今度こそ本当に終了となります。
改めて、ここまでお読み頂きありがとうございました。




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