遠きにありて思ふもの
高校を卒業してから地元の佐世保を離れ、気がつけば30年近くになろうとしています。これまで親孝行らしいものもろくにせず、気が向いたら実家へ帰る程度です。
そんな状態ですから、オーナーセミナーなどで自己紹介する時なんて、
「下の名前の、タカユキは、親孝行の「孝」に、親不孝の親不幸の「幸」と書きます。ずいぶん地元にも帰ってませんので、すっかり親不幸の方ですけどね・・(自分だけ笑う)」
と、しょーもないアイスブレイクを入れて、決して溶けることのない客席を眺めていたこともあります。
地元で活躍している友人や、全国各地で仕事を通じて地域に貢献されている不動産会社の皆様に会うたびに、自分は何もできてないことを痛感し、何とも表現し難い罪悪感に近い気持ちを抱きながら、この年になってしまいました。
2年前に立ち上げた「レスQセンターネットワーク」というフランチャイズサービスがあります。
全国の不動産会社様の入居者対応部署に「お困りごと解決を通じて人助けをする」というミッションを持たせ、モチベーションの高いお困りごと専門部隊「レスQ隊」を作っていくというもので、現在全国15センター、約100名のレスQ隊が活躍してくれています。
そんなFC1号店が、なんと私の故郷、長崎県佐世保市の第百不動産様です。
1号店が地元だなんて、もうご縁ですね。
画像のクセが強い気がしますが、気にしないでください(笑)
当初、まだまだ我々の研修の内容が定まらない段階から、一生懸命研修を受けていただき。
厳しいレスQトレーニングの最終テストではこの表情!
長い研修期間を経て、制服を来たレスQ隊が現れた時は、大笑いしながらも、目頭が熱くなりました。
お客様からの一枚目の葉書が返送された時は、もうお祭り騒ぎです。
この壁に誇らしく掲げました。
そして、日本一モチベーションの高いレスQ隊が誕生し、毎日地域のお困りごとを解決しています。
このレスQセンターにも、お客様からの葉書が数多く送られてきております。
こんなお客様からの葉書をみていると、なんだか地域の役に立てたような気がして、少しだけ私の「なんとも言えぬ気持ち」が薄らいでいくような気がします。
先日は、私の実家のお困りごとに駆けつけてくれ、
最近では、すっかり私の母とも仲良くなってしまったレスQ隊。
母曰く「よか、レスキューの人のこらしたー」と。
(訳:とても感じの良いレスQ隊の方が来ていただけました)
親孝行までレスQしてもらっててはいけませんね。