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60倍生きた先輩に学ぶ

森林にも高齢化が迫っているらしいです。

樹齢40年を過ぎると吸収するCO2も減少すると。何故か少し前に話題になった45歳定年制の話を思い出してしまい、朝から色々と考え込んでしまいました。高齢化した木々は不要なのでしょうか。

テレワークでない日は相変わらず、歩いて出勤をしています。

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エノキやムクノキなどの木々に囲まれてスタートする1日はとても素晴らしいものです。そんな中、最近は休日に大木を探し歩くようになりました。

こちらは、杉。その存在感に圧倒されます。樹齢360年と説明されていました。私より313こ上の先輩です。

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これは、お寺の境内にあったイブキビャクシン。樹齢はなんと1000年!私とは953歳違いの大先輩です。約10世紀の間、先輩はどんな景色を見てこられたでしょうか?

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そして、こちらは大三島の大山祇神社境内の楠。

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樹齢はなんと2600年。歳の差、2553年。もう、ここまで来ると、大先輩とお呼びするのも気が引けます。もはや神ですね。神先輩!?

そうかだから御神木って言うのか・・?

そんな“勝手な理解”を深めながら、大山祇神社の奥の院まで足を伸ばしますと、樹齢3000年の老楠が突然目の前に現れます。

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年齢差、2953年。私より約60倍生きていらっしゃいます。近づいた瞬間に空気は変わり、目の前にすると私たちは語彙力を失うのか「うわー」とか「すげー」などという言葉しか出てこなくなります。

そしてこの楠は、根本が空洞になっており人がここを通り抜け、奥の院に行くことから、「生樹の御門」と呼ばれています。3000年の間、何人の人がこの門を潜ったのでしょうか。

これらの木々に対面すると、その生命力に圧倒され、不思議とこちらにもその力が湧いてくるように感じます。3000歳の大先輩からもそれを感じますので、私たちももっと頑張らないといけませんね。

まだまだ先輩から学ぶべきことは多そうです。

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