予感
この日の晩御飯のタイミングで、うちの3歳児の調子がすこぶる悪かった。
「今日はここの椅子に座って食べたい!」
「ご飯が熱い!」
「鼻水出た!!」
結局、「わぁ~~~ん!!」と大声で泣くのだ。
夕方まで元気に遊んでたのに、お風呂に入って出てきたら眠くなってしまったか。
ご飯を口に入れたまま泣いて叫んで嗚咽を漏らす。
「いやぁあああ~!」
「ごほっごほっ、うげっ、わぁ~~~ん!!」
さっきまで楽しんでたのに突然悪い日になったんやな…と、よしよししてたら突然「オシッコ!」と。
泣きべそのまま一緒にトイレへ。
オシッコさせながら、
「今日はご飯の後お相撲したいんやろ?」
と聞いてみた。
うちでは突然前日から相撲がブームになったのだ。言い出しっぺは俺だけど、子供たちは本物の相撲はテレビでも見たことないのに、とにかく暴れられて楽しかったらしい。
「うん」とうなずく子供に「相撲やる人は泣かへんねんで。ご飯食べ終わるまで泣かずにできるな?」と聞いたら、
「うわわわわ~~~ん!!」
とまた泣き始めた。
「我慢できずに泣いてしまうかも知れない!うわ~~~ん!!」
お願いだ。そんな予感に負けるな。