![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164747049/rectangle_large_type_2_ba25f4d019e3dbed951cfcd45f2eb45a.jpeg?width=1200)
重賞回顧 チャンピオンズC週
どうもアホナモです。やっと的中しました。
帯封には程遠いですが、アホナモ指数少しは面目躍如でしょうか?ほっとしております。
それにしても素敵なジョッキーカメラでしたね。ご覧になりましたか?
坂井騎手が一生懸命鼓舞して、それに応えるレモンポップ。精神が肉体を凌駕した走りにも見えました。
さて、予想はと言いますと
我ながら完璧に炸裂しました。
一着 2 レモンポップ(1人気)◎
二着 8 ウィルソンテソーロ(2人気)◯
三着 6 ドゥラエレーデ(9人気)▲
四着 3 ハギノアレグリアス(6人気)
五着 4 ペプチドナイル(3人気)△
今となれば三連単一点買い6000円で帯いってましたね。とか調子乗り過ぎるとまた不的中が続きますので慎しみます。
振り返る点で幾つかポイントがあります。
広いクセにスパイラル&直線早めに急坂
スタートしてから二コーナーまでの入り
ムーアと小ムーア
明暗を分けたハナ差
これを頭の片隅に置いておけば、チャンピオンズCだけでなく中京ダート1800mの予想も楽しくなります。
広いクセにスパイラル&直線早めに急坂
1つ目ですが、2012年に馬場改造してから中京競馬場は完全に別物になりました。
広いし坂もある。前に行ったもん勝ちでは無くなった。
と言いたいところですが、ダート1800mは前に行ったもん勝ちが多々見られます。
これはスパイラルカーブと直線の急坂の影響が大きいです。
スタート後すんなり先頭取れればいいのですが、例えば三頭で先頭争いすれば外の馬は遥か彼方へ弾き飛ばされてしまいます。そうです遠心力に負ける、それがまず一、ニコーナーのスパイラルカーブ。
車で山道急カーブをブレーキかけずにハンドル切れば体ごと振られるのと同じです。
やはりそれは避けたいのがジョッキー心理、隊列は自ずと決まりやすくなります。
向正面で捲りきれればいいのですが、捲りきれなかった場合、今度は最終コーナースパイラルの餌食になってしまいます。ひたすら外に弾かれてしまうのです。
それでもお構いなく外々ぶん回してスピードに乗せて直線に入ったとしましょう。その勢いも直線入ってすぐの急坂にリセットされてしまうのです。再加速し直さないといけなくなってしまうのです。スタミナがいくらあっても足りません。
外から追いかける馬が味わう三つの試練、それが中京ダート1800m戦には付き纏います。
さて、2つ目からは今回のチャンピオンズCの回顧になります。
スタートしてから二コーナーまでの入り
今回、逃げると予想されたのがレモンポップとミトノオーが大方の見解、不気味だったのはペプチドナイルでした。
絶好のスタートだったのはレモンポップと坂井瑠星、すかさずハナを切ります。
こちらもいいスタートを切ったペプチドナイルと藤岡佑介。
あわよくば逃げたかったのか、それともレモンポップに楽逃げさせるつもりがなかったか、強めに出していきます。が、テンの速さが違います、前に出るどころか追いつく事もできません。
そしてワンテンポ遅れて外から逃げたいミトノオーが襲いかかってきます。レモンポップもハナは譲りません。
その勢いのまま一コーナーに突入。
ここで私は嫌な予感がしました。このままミトノオーと松山騎手が競ってきたらオーバーペースになる。すごい優しそうで実はめちゃくちゃ負けん気が強い騎手だから(勝手なイメージ)、玉砕覚悟で来たら共倒れしてしまう。その可能性は大いにあると。
しかし、その不安は杞憂に終わりました。
緩やかな傾斜とスパイラルでペースは上がりきらず、体内時計が優れている二人だからこそ喧嘩せずに隊列は決まりました。
松山騎手、良識のある騎乗ありがとう!
レモンポップは向正面単独先頭で迎えることができた、これが何より大きかった。ただ、昨年より厳しい流れだったのは間違いありません。そこだけは勘違いしないようにしとかなければいけません。
ムーアと小ムーア
3つ目です。
レモンポップ以外にも目を向けてみましょう。
上位二頭は力が上だったとして、注目すべきは三着ドゥラエレーデとハギノアレグリアスです。
この二頭が毎回上位に来れるのかと言うと、なかなか答えづらい部分があります。
ただ言えることは、今回の道中の位置どりが素晴らしかったということで、それは疑いようがありません。
それもそのはず、鞍上は世界No.1ジョッキー、ライアン・ムーアと小ムーアこと岩田望来でした。
徹底的に内で脚を溜め、余裕を持って直線を迎え、最後もインから鋭く伸びました。
特にライアン・ムーアは下がってくるクラウンプライドを交わす望来の後ろに着いていかず、更にインへと怯むことなく進路を選択しました。
チャンピオンズCのURLを置いておきます。
参考にパトロールビデオ見てみてください。
ライアン・ムーア痺れる位置取り。
https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde1007202404021120241201/A5#
今回もすごい騎乗でしたが、ジャパンCのヴェラアズールやラストインパクトも強烈でしたので、お時間があればそちも合わせてご覧ください。
今回、望来も徹底的にインにこだわったナイス騎乗でした。が、まさか内から差されるとは思いもしなかったでしょう。
ちなみにですが、武豊騎手もなんかの番組で言っていたような気がしますが、昨今JRAは小ムーアが増殖中だと思っております。
和製ムーアと呼び声の高い石川裕紀人は勿論の事、横山武史や岩田望来、最近では佐々木大輔あたりが個人的には該当すると思っております。
私がよく足を運ぶ小倉競馬場や佐賀競馬場で、唸るようなイン突きを見せてくれた事を忘れていません。
豪快な追いだけではなく、勝負勘や度胸も兼ね揃えている一言でいうと勝てるジョッキーの乗り方をしているという事です。今後に注目です。
明暗を分けたハナ差
4つ目、最後のポイントです。
最後の直線、勢いだけを見ればウィルソンテソーロと川田騎手が突き抜けてゴールしていたはずでした。
ただ、結果はレモンポップがハナ差で凌ぎ切った。大きな大きなハナ差でした。
道中かなりロス無く運べたウィルソンテソーロでしたが、ベストの位置は常に先客がいました。おそらく取りたかった位置はペイシャエスと横山和生のポジション。
× 5 ペイシャエス
基礎能力 五位
騎手・枠 五位
展開・馬格 三位
競馬が上手い。内でしれっと脚を溜め直線にかける。
予想でも書いたように、しれっといい位置をずっとキープしていました。
ただ、それでもウィルソンテソーロはいいポジショニングでしたので、ペイシャエスの外から抜け出せば直線はアッサリ先頭に立っていたでしょう。
しかし、結果的には更に更に外に持ち出さざるを得なくなります。
そこにはスパイラルカーブで全体的に外にばらけた事とそれを踏まえてサンライズジパングと武豊が内に重心を寄せた事で一枚の壁が出来上がってしまいました。
◯ 8 ウィルソンテソーロ
騎手・枠 一位
展開・馬格 一位
鞍上に鬼神。前走のねじ伏せ方は鬼気迫るものがあった。状態をキープしているなら対抗評価一番手。
競馬が非常に上手く、急かさない限り納得がいく走りを見せてくれるだろう。
内前が速くなるので、すんなり二列目の内を確保できる。直線はバテた馬を交わす作業が続き気がつけば勝ち負け。
あとは超絶ハイペースにならなかった事で、思ったより前がバラけずバテず、交わす作業に苦戦した分のハナ差だったと思います。
ジョッキーインタビューで『鬼のような気配がした』と坂井騎手は言っていましたが、鞍上は鬼神。そこまで予想が的中したので、インタビュー時には吹き出してしまいました。
総括
終わってみればレモンポップの為のようなレースでしたが、緻密に分析すればやはり全てが噛み合っての勝利だったという事です。G1なので当然と言えば当然なのかも知れません。
次走注目したいのは、まずサンライズジパングです。
枠に泣いた一頭でした。終始外をまわりながらも直線入り口では、もしやと思わせる手応えでした。
まだ年齢は三歳と伸び代も充分。同世代には化け物がいますが、この馬もまだまだ上位で戦えそうです。
ガイアフォースは全く競馬になっておらず完全にノーカン。ワンターンの芝スタートのフェブラリーSの方が適性があるのだろうが、勝ち負けまでとなるとかなり状況が限られそう。
芝の消耗戦を揉まれず追走出来た時が一番パフォーマンスを発揮できる舞台だろう。
最後にクラウンプライド。スタートしてからベストな位置で競馬が出来たように見えたが早々に脱落。ホントによく分からない。
すんなりハナでペースも流れない時に好走するといったところか…現状次走以降も狙いづらい。
アホナモ印累計
◎(3.0.0.3)
◯(0.1.0.5)
▲ (1.0.2.3)
△ (1.0.0.5)
× (0.0.0.6)
ここに来て◎の勝率が5割に。結構凄そうに見えますが、実は勝った馬は全て一番人気でした。
ただ六回予想して四番手までで5勝してるので、とりあえずはてんで駄目では無さそうです。
年内には帯封いけるかもしれません。
さて回顧は以上になりますが、実は現在翌週の土曜日の朝になっております。
スマホから投稿しており、極めて執筆が進まないのと仕事で遅くなりが続いていますので、一旦回顧投稿はお休みします。
高橋名人ばりの連打でスマホ入力できるか、時間に余裕がある時にまた投稿させていただきます。
回顧の投稿の方が予想の投稿よりも多い文字数になってしまいました。当たった時は饒舌になるものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。