不可思議な出来事と傷ついてただれたプライドについて
前回彼氏と悲劇的な別れをした頃にマッチングアプリを始め、早四ヶ月目となったのだけれども、一向に彼氏ができない。
言い訳をするならば、一度会ってから2回目会いたいと思う相手がすくなかったり、告白してきてくれた人をどうしても恋愛対象として見られなかったということがあったりして、あぁやっぱりダメなのかぁと落胆の日々だった。
そんな中、メッセージ段階からすごく懐いてくれている人があらわれた。
いやそんなに褒められるような外見じゃないし……ありがたいけど複雑……などと思いながら会う約束をして、順調に二回目を迎えた。
その日別れたあと、もうすぐにでも会いたいとラインが来ており、ええもうこれは100付き合うやつじゃんと内心めちゃめちゃガッツポーズもした。
そこからもう毎日「完全私のこと好きじゃんこれ」状態の連絡が来るものだから、完全に勝ち確凱旋状態で、一週間後に会う約束もして、その日は念のため念のため…とニヤけながら下着を選んだくらいだった。
で、ついにやってきたその日
楽しくご飯を食べて、お酒もハイペースで飲んで二軒目どうする〜などと話していた途中、なんの前触れもなく
本当に申し訳ないし悲しいけど、付き合えない
と言われた
???
え、なに?どういうこと??
と思ったと同時に口からもこぼれ出ていた。
混乱していたのではっきりとは覚えていないけれど、
顔もめちゃくちゃタイプだけど、どうしても話してるとプレッシャーで付き合おうと思えない、優しくていい人だけど、中途半端な気持ちで付き合って傷つけたくない
とのことだった。
いや、え?
そっちの方が充分傷つきますけど???
ダサいのは承知の上で、「えっ、顔が好きならよくない???」とか「優しくていい人なのになんでプレッシャー???」とか、いろんなことを聞いてしまった。これじゃ付き合いたくて仕方ない人じゃない……とも思ったけれど疑問と混乱の方が大きすぎて聞かざるを得なかった。
後々「その話するとき手が震えてたよ…笑」と屈託のないクソみたいな笑顔で言われるくらいテンパっていたそう。笑ってんじゃねぇテメェのせいだよ。
今考えると要は「外見は好みだからヤりたいけど付き合うには荷が重い」とのことだったらしい。
どクズやんけ
ただ、その会話中あまりにヤりたいと言われすぎてこちらもだんだんその気になって、
「じゃホテルいく?」
などという発言をしてしまった。
そこからはもうとんとん拍子(?)で会計も全部払わせ荷物も持たせホテルへ直行した。
酔ったノリってまじで怖い。絶対誰にもこんな話できないけれど、店を出た時点ではやる気満々だった。
でもホテルのロビーに着いた瞬間急にびっくりするくらい体温上がるし、吐きそうになってうわ具合悪いって思った。
怖いもので、それでもやっぱり帰るとはならなかったししっかりシャワーも浴びて事に及んだ。
ところがどっこい(?)全然気持ちよくなく、最初は頑張っていたのだけれど最後の方は相手が目に見えて肩を落とすくらいで、あまりにつまらなすぎてゲラゲラ笑ってしまった。
2万も出して一抜きすらできなかったのはかわいそうだったけど、めちゃめちゃスカッとした。
相手がシャワーを浴びている間にトークを消して、ブロックして、ボン・ジョビを聴いた。
最高に最悪な気分だったけれど、Livin' on a playerを聴いてあぁ、なんかがんばろうって思った。ジーナ、偉いな。
帰り道に俺トータルで何点だった?とかクソ寒いことを聞かれたので、
「私のこと好きにならない奴はみんな0点」
と言い残して帰った。
帰り道の記憶はないし、中途半端に浴びたシャワーのせいで後頭部が気持ち悪いし、帰ったら弟と顔を合わせてしまって勝手にめちゃめちゃ気まずいし、翌朝もずっとずっと二日酔いみたいに食道がムカムカしていた。
もう二度とこんなことするのはやめよう、とんでもねぇ奴と致そうとしたもんだと思う反面、なんか面白い体験をしたなぁと思っている自分も10%くらいはいる。
昨日までは、ずっとコンプレックスだった外見ではなくまともだと思っていた内面で振られた(?)ことにショックを受けていたけれど、逆に考えれば私みたいな顔を好きになる奴もいるんだってポジティブな思いになんとか切り替えた。
まだ恋人探しを続けるか、しばらく休憩モードに入ろうかは定まっていないけれど、とりあえず自分お疲れということで今週末はびっくりするほど飲んでやろうと思う。
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