JGCへの第一歩 1
1 カタール航空の上級会員になった
旅好きで一年に何回もいろいろな場所に出かけていますので、飛行機に乗る機会が多いです。2015年、当時乗る機会が多かったカタール航空(QR)のプリビレッジクラブというプログラムでシルバーメンバーになり、関空からの出発時にANAラウンジが利用可能などの上級会員ベネフィットを初めて体験しました。シルバーでは、ラウンジ利用と座席の選択、機内食の優先などのベネフィットはほぼQR搭乗時に限られていましたが、その後ゴールドにランクアップすると、ワンワールド・サファイアの資格が得られ、QR以外にJAL(JL)、キャセイ(CX)などの利用時にも多数の優遇が受けられるようになりました。コロナ前はドーハ経由のQRの他に香港経由CXのチケットもよく利用していたので、香港での乗り継ぎのとき豪華なCXラウンジや、懐かしいオーストラリアのビールや新聞が楽しめるカンタス(QF)のラウンジが利用できるのはとてもありがたいことでした。
2 ゴールドが維持できなくなった
その後しばらくQRゴールドの恩恵を受けていましたが、日本へ帰国などの環境の変化もあり、QR利用の機会が減少したことに加え、ポイントを大盤振る舞いするキャンペーンもあまり行われなくなってきて、2018年12月が期限のゴールド資格はおそらく更新できないだろうという見込みになりました。しかしラウンジ利用や上級クラス用カウンターでのチェックイン、預け荷物の優先引き渡しなどのサービスは大変魅力があり、一度経験するとそれを失うことはそれなりのダメージがあります。
3 魔法のような「ステータスマッチ」
そんな中出てきたアイデアが「ステータスマッチ」の活用です。これは簡単に言いますと他の航空会社の上級会員を引き抜いて自社の顧客になってもらうことを目的に、「他の航空会社の上級会員限定で通常より大幅に有利な条件で自社の上級会員資格を付与する」というものです。ユナイテッド航空(UA)は当時も日常的にステータスマッチを受け付けていましたので、それほど難しくない条件を満たすことでQRゴールドの資格を持っていれば、わりと簡単にUAゴールドの資格を得ることができたのです。ステータスマッチを申し込んで受理されると、3か月のお試しゴールド期間が与えられ、その期間内に12,500マイル以上(または15回以上)UAのフライトを利用することで、その後1年〜1年半のゴールド資格が得られるということでした。(その後ステータス認定の制度が大幅に変更になったため、ステータスマッチの条件も変更されているようです)
つづく