雨パ考察 強いペリッパー雨パの条件は?
剣盾でペリッパーとキングドラを使用した雨パを使って目標としていた3桁順位は複数回達成しました。今回は次世代に活かすために剣盾で感じた雨を通す上で重要なことをまとめました。
※準伝環境までを考慮し、ダイマなし環境を意識した記事です。
対雨パ相手の動き
いままでペリッパーをあめふらしに使用してきたことから、今回はペリッパー雨パについての相手の行動についてまとめます。(ニョロトノ党の方すみません)
①初手電気・岩・フリドラ
例:サンダー、ジバコイル 、ロトム、レジエレキ、ボルトロス、ウツロイドなど
主に初手にペリッパー読みで電気タイプや岩タイプが出てくることが多いです。特に辛いのが初手からのボルトチェンジ。ペリッパーが出落ちすると短期間で勝負を決めないといけなくなるので戦況が不利になります。
②積み起点
例:竜舞ドラパルト、瞑想ライコウ、瞑想ラティアス、瞑想クレセリア
ペリッパー対面で積みの起点として雨エースが通せないように積み技を使ってきます。雨エースの上を取る動き、耐久を上げる動きをされると雨で積ませきれないことが多いので注意です。
③天候変更
例:バンギラス、アローラキュウコン、カバルドン、コータス、バイバニラ
雨を書き換えて隙を作ってきます。霰で素早さを奪い、フリーズドライで雨エース、あめふらしもろとも倒すアローラキュウコン、ペリッパー・雨エースにも通りのいい岩技を持ちかつ耐久値が高いバンギラスの対応が特に難しいです。
④数値受け・タイプ受け
例:ラッキー、ポリゴン2、ドヒドイデ、ナットレイ、トリトドン、ミロカロス
雨エースの水技を受けきってくるポケモンたちです。回復手段も持つので雨エースのゴリ押しでは崩しにくいです。
⑤行動保証
例:きあいのたすき、ばけのかわ、頑丈、堪えるイバン、ゴリランダーグラスラ
上からゴリ押して1発で倒す!が強みの雨パにとって行動保証を持つ動きは苦手です。主に特性やアイテムで耐えて攻撃してくるポケモンか、高火力先制技は対策する必要があります。
⑥雨エース対面不利
例:ラプラス、カプレヒレ、ヌメルゴン、レジエレキ
雨エースが対面不利なポケモンたちです。④受けは基本回復技を保持している一方で、⑥は高耐久or水技への耐性を持ち雨エースに打点があるポケモン、雨エースより素早さが早い高火力ポケモンが該当します。受けより火力が高く交代先への負荷が大きいことが特徴です。
雨パの補完に求められる性能
上記の①〜⑥を対策できている雨パは強いです。現状全てをあめふらしと雨エースで対応できる組み合わせは存在していません。雨エースが簡単に3タテできる状況が多く望めないことから雨パの3匹目の補完がとても重要です。
各項目で求められる性能を以下にまとめました。
太字が主に3匹目(雨パの補完)に必要とされる性能です。
①初手電気・岩・フリドラ
→電気・岩受けを用意する or きあいのタスキペリッパー
②積み起点
→初手ペリッパー以外 or 先に積まれても対処可能なルートを用意
※どんなポケモンに積みの起点にされるか、雨エースの特性を考慮して考えましょう!
③天候変更
→3匹目に受けれるポケモンを用意する
※特にフリーズドライが一貫したらジ・エンドです。
④数値受け・タイプ受け
→崩せるポケモンまたは技を準備する
※雨エースに積み技がない場合数値受けで受からない時があります。崩しは複数個用意しましょう!
⑤行動保証
→ステルスロック、受けを用意する、ダメージを与えるアイテム、エースの交代技
※雨を受けるのが厳しいと相手が判断したらこの戦法で来ることが多いです。なかなか対策するのは難しいですが、雨が通っているときこそ活用しましょう
⑥雨エース対面不利
→3匹目で削りを入れる、3匹目で抜いていく、裏選出
※3匹目に役割集中が起きて負けがちなパターンです。どうしても雨エースで勝てない相手が多い時はやむなしです。雨選出はあきやめましょう。
まとめ
雨エースが通っているパーティは①から⑥をほぼ全てクリアしたパーティですが、実際には多くのパーティでこの条件をみたしておらず、雨エースの一本足打法の構築では勝率は稼ぎにくいです。
1匹の補完でこれら全てを対応するのは不可能ですが、なるべく対応できるポケモンを補完に用意できると雨選出での勝率が格段に上がります。雨エース1匹だけでなく3匹で戦う状況をイメージして構築と選出の組み合わせたときの戦い方を考えましょう!
次回以降ではこの3匹目に焦点を当てて考えていきたいと思います。