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雨パ考察 ペリッパーの持ち物と雨パでの役割について

ペリッパーに持たせるアイテムで多いのは?
ポケモンHOMEでシーズン14のアイテム所持率の結果を見てみると4割がきあいのたすき、3割が湿った岩、1割こだわりメガネ、1割がこだわりスカーフ。雨を複数回・長期間降らすことを重視した型が気合の襷、湿った岩持ち。雨も降らすが単体性能を一定レベルまで保つこと重視した型がこだわり型という棲み分けか。

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きあいのタスキ

相手の攻撃を確実に一撃耐えることができる。そのため、ペリッパーとんぼがえりからの雨エースを無償光臨→雨が切れた後に雨の再展開するという展開が作りやすい点、相手に確実に負荷を与えることができる点がメリットです。確実に何かしらの仕事ができるので初心者にも扱いやすいアイテムだと思います。
ただし、きあいのタスキがあるからと盲信しすぎないこと。他のアイテムも同様だが先手でダイロックで天候を変えられて相手に主導権を握られることもあるのでこの点は注意しよう。

しめったいわ

アイテムの効果通りですが湿った岩の強みは通常の雨の継続ターン数が5ターンから8ターンに伸びることです。この+3ターンにより雨エースを繰り出すタイミング、雨エースを繰り出した後の立ち回りに余裕を持てることが利点です。雨状態で普通にサイクル戦ができます。また、ゲームの仕様上5ターン経過するまで湿った岩の効果がバレないので5ターンで雨がやむ前提の動きをしてきた相手を崩すことができます。

湿った岩では能力値は上がらないので、他のアイテムと比較してペリッパーの単体性能としては高くない(あえていうなら雨ターンが長くなるので暴風必中期間が長くなるが)ですが、雨ターンが8ターン続くことでゲームメイクしやすくなるメリットは大きいです。

例:あめふらし後に後攻とんぼから雨エース展開しダイマックス。しめったいわではない場合は雨エースのダイマックス終了後に雨は1ターンしか残らないが、しめったいわなら4ターン。しめったいわではない場合ダイマックス終了後2ターン後に相手に展開を切り返す猶予を与えてしまう。
ただし、襷と異なり高火力攻撃、電気技・岩技の弱点技では1発でやられる可能性があるので、雨の再展開を考慮するのであればこれらの技に対する引き先を用意する必要がありますね。

こだわりメガネ

主にペリッパーより低速なポケモンに大きな負荷を与えられる点がこだわりメガネペリッパーの強み。上から殴ってくる相手に対しても相手の攻撃を耐えて確1取れれば優位な展開を進められる。メガネ持ちに関してはダメージ計算が重要かと思うので雨パでよく相手にするポケモンに対してペリッパー控えめC特化メガネ前提でダメージ計算してみました。

雨パでよく出てくる高耐久ポケモンのダメ計

ナットレイへの暴風
→H252振り確2、HD特化乱数2発40%ほど
ドヒドイデへの暴風
→H252振り確2、HD特化乱数2発30%ほど
ポリゴン2への雨ドロポン
→H252振り確2、HD特化乱数2発98%(ほぼ確2)
カプ・レヒレへの暴風
→H252振り確2
バンギラス(砂嵐)へのドロポン
H252振り確2(80〜95%)HD特化(57〜69%)
カバルドン (砂嵐)へのドロポン
→HD252振り確1

雨パでよく出てくる高耐久ポケモンに大きな負荷を当たることができるが、HD特化されると食べ残し込みでギリギリ確定2発に持っていけないポケモンもいる。HDドヒドイデには普通に受けられて場を荒らされたりする場面が出てきそう。ラッキーハピナスはもちろん無理です。

雨パによく出てくるアタッカーポケモンのダメ計
ミミッキュへの雨ハイドロポンプ
→H252振り乱数1発93.4%(98.7~116.6% )  
マルスケカイリューへの吹雪
→H252振り乱数1発 (84.8~100%) 
アーゴヨン へのれいとうビーム
→H無振り確定1発 (118.7~140.5%) 。
ウオノラゴンへの暴風
→H無振り乱数1発 (90.9~107.2%)
ドラパルトへのれいとうビーム
→H無振り確定1発 (105.5~125.1%) 
テッカグヤへの雨ハイドロポンプ
→H252振り乱数1発(91.1~107.8%)H無振り確定1発(108.1~127.9%)
ブリザポスへの雨ハイドロポンプ
→H252振り乱数1発 (83.0~98.5%)
ガラルヒヒダルマへの雨ねっとう
→H無振り確定1発 (121.6~143.3%) 

明らかな不利対面、確1取れるのポケモンは計算を省いています。
後一歩で確定1発のポケモンも多く正直なところ惜しい。ウオノラゴンに対してぼうふうが乱数というのが特に惜しい。ドロポン採用の場合、外しを含め運要素がかなり絡んでくる展開が予想される。ペリッパーにドロポンは外しが怖い・・・・

私の結論としては暴風が最大打点のHD特化受けポケモンに対しギリギリ確2取れないなど少し火力が足りないのが残念。雨ドロポンだと十分な負荷を相手に与えられる。ドロポンが命中不安で運に左右されるので採用はパーティと相談か。とんぼがえりを採用しない水命中安定技を含めた4ウエポン型の方が単体性能としては安定しそう。

あめふらし役としては、こだわってない状態であれば後攻とんぼできるので一定のあめふらし性能はある。しかし、今作ではダイマでこだわりを一時的に解除できるものの、こだわりが相手にバレた後に積みの起点にされる可能性があり少し使いにくいか。

こだわりスカーフ

最速で122族まで抜ける。アーゴヨンまで抜ける。122族以下の高速低耐久ポケモンを仮想敵に臆病C252振り前提でダメージ計算をしてみた。

アーゴヨン へのれいとうビーム
→H無振り確定2発 (72.9~86.4%) 
ウーラオス への暴風
→H無振り確定1発 (130.2~154.2%) 
サンダーへの雨ドロポン
→H無振り確定2発 (76.3~89.6%) 
霊獣ボルトロスへの雨ドロポン
→H無振り乱数1発37.5% (89.6~105.8% )  
ミミッキュへの雨ハイドロポンプ
→H無振り乱数1発6% (83.8~100.0% )  

タイプ相性的に有利なポケモンを役割破壊させずに倒せたり、足の速いポケモンにも負荷をかけることができたりと対応範囲が広く単体で選出しても一定の活躍できるのがスカーフペリッパーの魅力。また、火力としてはタイプ一致弱点技あるいは不一致4倍弱点技であれば確1とれる場面も多いが、一致弱点を突けないと確1発取れないことがほとんどなことは知っておくと良い。

あめふらし役としては他のアイテムとは立ち回りが変わってくる。スカーフの場合先行とんぼがえりを打つことができるので、先手で相手のタスキ潰しながら安全に手持ちに戻ることができ、手持ちに安全に戻った後に雨の再展開ができる。ただし、後攻とんぼができないために交代時に交代先に負荷がかかるという点に関してはペリッパーとしてのあめふらし本来の強みが失われている。また、こだわりメガネ同様こだわりがバレた後に積みの起点にされる可能性があることは認識して立ち回ること。

まとめ

きあいのタスキ:サポート型。あめふらしからの後攻とんぼ、雨の再展開をしやすい。対面性能もそこそこあり相手に確実に何かしら仕事ができる。

湿った岩:サポート型。雨エースの繰り出すタイミング、雨エースの立ち回りにも余裕ができ、試合展開が安定する。

こだわりメガネ:低速/高火力アタッカー型。低速・耐久ポケモンに強く、ラッキーハピナス級特殊受けがいない受け寄りの構築に強く出れる。一発相手の攻撃を耐えれれば高速低耐久ポケモンも倒せる可能性あり。また、こだわり前であれば後攻とんぼも可能。

こだわりスカーフ:高速アタッカー型。相手の上を取ることでタイプ的に有利なポケモンに強く、単体選出をしても活躍できる。多くの相手に対し後攻とんぼができないので交代時、後続に負荷がかかる。

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