愛犬との日々まとめ
2017-09-23 15:44
去年の今頃からかなり体調がかんばしくなかった。
というか、先が見えないと思ってしまった頃だ。
治療法がなく(あるけれど実行するにはリスクが高すぎた)
でも、よくなる兆しも見えず
とにかく目の前の命が消えないように
こちらも目を凝らし、息もできないくらい
そして、つねに視界の入れ、片時も離れたくなかった。
ご飯やお菓子もいろいろ作った。
毒になるものをさけ、すこしでも栄養がとれるように。
おいしいと思うよろこびを味わってもらえるように。
今日もいいことちょっとはあったなと思ってもらえるように。
笑ったりはしなかったけど、困った顔のほうが多かったけど
それでも目力があったり、声を出してくれるとうれしかった。
カートにのせて散歩した。
ぶつぶつ話しかけながら。
散歩に行くのは楽しそうだった。
散歩グッズをみせると、よたよた歩きのくせに玄関にむかった。
こちらがもたもたしていると吠えたりもした。
息が苦しそうなのに、外に出たがった。まんざらでもない顔をしてみせた。
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物凄く悲しい事があってつまんなくってさびしくって途方にくれている。予想はしていて覚悟もしていたはずなのにあたりまえだけど深く大きな穴がぽっかり空いた。どうしたらいいのかわからなくて、前に同じように悲しみにあったときにもらった手紙を読んだ。当時暗記してしまうくらい読んでいた宝物だ。わたしはきっと自分が死ぬときにもその手紙の文面を心に思うだろう。そしてどうにもならない時に仕事はありがたい。一歩外に出れば、そこらへんでも空や木や光は美しい。この美しい光をしばし一緒に浴びてきたんだね。絶対的不在。
目が腫れ上がって目玉の表面がごろごろ痛い。けどそんなのはどうでもよい。
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おしらせ☆
我が家の超愛犬キャンディ号が
5日未明に息を引き取りました。
14歳と12日目になったばかりでした。いつも可愛がってくれた皆さま、会ったことはないけれどいつも気にして可愛がってくれた皆さま、ありがとうございました。
夏に病気が見つかって、余命を言われたりしていましたが、1日でも一緒にいられるようがんばってくれました。
年末くらいから呼吸もつらそうでしたが、最後は信じられないくらいおだやかであっけなくろうそくを消したように一瞬でした。
わたしは死んだらみんな同じところに集合していると思っているので、わたしが死んだらまたかならず会えると思っています。
写真は、数日前から父さんが突如キャンバスにキャンディの絵を描き始めていて、その背景の色を決めるためのシミュレーションだそうです。なぜか笑える。早くできあがらんかなぁ〜〜。
いまは家中が寒くてさみしいですが、さみしさをしっかり纏って過ごそうと思います。
親しい友にもきちんと伝えず申し訳ない。弱音をはきすぎそうだったので。