2020年noteとcakes波乱の半年、果たして膿は出し切れるのか
また炎上かあ…😇
暫くゴタゴタ続くだろうねって言ったけど本当になってしまった。
ここ最近のnote及びcakesの動向一覧
2020年6月12日:cakesがホームレス記事を優秀賞
2020年8月14日:note IPアドレス流出事案
2020年10月19日:cakes人生相談コラムDV被害者二次加害記事掲載
2020年10月27日:cakes編集部再発防止策提示
2020年11月11日:cakesホームレス記事コラム掲載
2020年11月27日:cakes編集長交代
2020年12月9日:あさのますみさん暴露
2020年12月10日:文藝春秋社とnote社が資本提携
2020年12月14日:あさのますみさん和解
わお〜半年のうちに結構目白押しですね。
普通こんな短期間に炎上を重ねられるもんなんでしょうか。
2020年6月12日:cakesがホームレス記事を優秀賞に
この時点では結構平和でしたよね。
割とひっそり始まってひっそり終わったんでしょう。
今でこそコメントは修正されていますが、既にこの時点で炎上の火種は仕込まれていたんですよね〜。
私はやりませんけど、多分過去のコンテストを発掘すれば、きな臭いやつ沢山出るんじゃないかな。
2020年8月14日:note IPアドレス流出事案
☑︎ noteの記事ページの出力されたソースコードにIPアドレスが含まれていた
☑︎ 利用者の指摘で初めて問題が発覚した
☑︎ 現在は対応済み
これが発覚した時、結構騒然していましたよね。
IPアドレス単体ではあんまり利用価値はないのですが、各サービスや発言を結びつけていくと思わぬところで思わぬ顔(アカウント)してヤバいこと言ってるのがバレちゃったりするので、大変なんですよね〜。
しかも、IPアドレスが一致しててもたまたまだったり、全然関係なかったりするんで事故もおきやすいし…。
案の定、ネットで特定祭りが起きて、そこから炎上が派生したり…。
Vtuber界隈も燃えていた気がします。
マッチポンプとかやってると、別アカウントの身バレとかは手痛いんじゃないかな〜。
2020年10月19日:cakes人生相談コラムDV被害者二次加害記事掲載
☑︎ cakesの人生相談コラムでDV被害者を嘘つき呼ばわり
☑︎ 被害者へ二次加害を行った著者および編集部に非難が殺到
IPアドレスまあ事故って感じでしたけど、こっちは著者・編集者共に倫理観どうなってんのってめっちゃ燃えましたよね。
流石にどーなの?と思ってnoteにも書きました。
以前から断定的な語り口が多かったみたいなので、いつ燃えてもおかしくなかったんでしょうね。
ついに、ここら辺からnote及びcakesにばんばん火がつきまくっていきます。
2020年10月27日:cakes編集部再発防止策提示
☑︎ DVへの知識の欠如、および二次加害を行なってしまったことの謝罪文
☑︎ 再発防止策の掲示
挙げられた再発防止策は以下。
・編集部のチェック体制、掲載フローの見直し
・公式SNSの運用ガイドライン見直し
・客観的にご意見をいただくためのアドバイザリーの起用
・編集部および全社でのDVやハラスメント、差別などの問題に関する勉強会の実施
・専門家へのインタビュー記事の掲載
・DVやハラスメント、差別など、さまざまな問題を考えるコンテンツの掲載
後から考えるとほんと空虚でしたね…。
そもそも何がセンシティブに当たるのか、どう言った内容を誰(どの専門家)に聞けばいいのか…という蓄積が無さそうなので、この再発防止策も全然現実的じゃなかったってところなんでしょうかね。
2020年11月11日:cakesホームレス記事コラム掲載
☑︎ ホームレスの良いところだけを切り取ったコラム記事を掲載
☑︎ 当事者意識がないと非難が殺到した
☑︎ アドバイザリーの活用がされてなかった事が早くも露呈
そして、ほんの半月程度でまた炎上です。
すごい、炎上回数とスピードが半端じゃないです。
これもあんまりじゃないか〜って思ってnoteに書いてます。
勘違いする人もいるかもしれないけど、作者っていうより主に編集部の仕事して無さを批判してます。
この時点で再発防止策が効果なかったってことがめちゃくちゃ露呈してます。
早い、何もかも早い。
note社厄年なん?ってぐらい。
まあこの種は既に6月には蒔かれていたんですけどね。
再発防止策を真面目に実行していたら、もしかしたら炎上も防げたかもしれませんけど。
2020年11月27日:cakes編集長交代
☑︎ 短期間2回の炎上で大熊さんが編集長を辞任
☑︎ 新編集長は榎本さん
cakesというウェブメディアとして短期間で2回も炎上となると、流石に責任を取らざるを得ないって感じでしょうかね。
編集長が交代しました。
2017年4月から2020年11月まで編集長をやっていたのは大熊さん。
早めに自分で幕を引ける(引くしかなかったのかもしれませんが)のは、引き際が良かったかもしれません。
(責任もそうですし、炎上を止められなかった心労もあるでしょうから)
ただ、やめた後もアンパンマンに絡めて雑に所感を洩らしているところを見るに、まあ炎上は起こるべくして起きたのかな〜と感じました。
noteも持ってるのに、自分の言葉で語る事もなく。
新しい編集長は榎本さん。
果たしてcakesの澱んだ空気に新しい風を入れることは出来るんでしょうか。
2020年12月9日:あさのますみさん暴露
☑︎ 2020年6月の受賞以来、連載用の記事を12本書いたが炎上で没になった
☑︎ 連載は友人の自死を扱うセンシティブな内容を予定
☑︎ 没になる過程で編集部・note執行役員の対応の酷さを暴露
☑︎ 著者当人も当事者なのに、フィクション変更を要求する担当編集の倫理観にドン引き
☑︎ 炎上した場合のリスクを著者に詰めてくる旧編集長に、cakesはライターを守る気のないメディアと批判
☑︎ note執行役員が提示した原稿保証が1本あたり7,000円(12本で84,000円)は安すぎるとライター界隈で話題に
ご本人はかなり実績のある声優さんで、そのほかにも様々な才能をお持ちです。
しかも配偶者は有名漫画家という、かなりコンテンツ力というかPV力の塊みたいなご家族ですね。
内容としては、自身の友人が自死してしまい、自身の気持ちをnoteに纏めた記事が受賞したので、cakes連載で改めて遺族に取材をし、自身もまた関係者の一人として掘り下げた内容を連載予定であったが10月の炎上で没になった、というものです。
まあ連載予定の物が様々な理由でお蔵入りになってしまうことは珍しくないのでしょうけど、その過程での編集部およびnote執行役員の対応が酷かったという暴露noteです。
時系列順の概要は以下。
☑︎ 該当記事は2020年6月のコンテストで受賞、副賞はcakes連載権
☑︎ 連載用に企画書を作り、編集から即OKを貰う
☑︎ 2020年6月から執筆を開始、取材も改めて行う
☑︎ 11月上旬から連載スタートの予定で、12回分の原稿作成をしOKされていた
☑︎ 10月19日にcakesに掲載された人生相談の記事が炎上して数日後、編集部からセンシティブな話題なのでOK分も前面リライトを要求される
☑︎ 記事の前に注意書きを入れるなどの代替案を提案したが、担当編集からフィンクションにしないかと提案された
☑︎ 編集長からメールで、「編集長は各連載を精査することはない、炎上のせいではないがセンシティブな題材を扱うリスクを背負えるのか」詰められる
☑︎ 2020年11月11日にホームレス記事が炎上し、noteの執行役員から炎上が原因であり、編集部が未熟なので載せられない、原稿1本あたり7000円を保証すると連絡があった
☑︎ 2020年12月9日に暴露note公開
炎上してセンシティブな話題ゆえにピリピリするのもしょうがないけど、12回分もOK出したくせに、一応当事者の著者に向かってフィンクション化を提案する担当編集の担当も微妙なら、炎上のせいじゃないけど〜〜なんて言いつつ炎上したらどうしてくれんだ(意訳)って詰め寄る(全然連載原稿をチェックしない)編集長とか、炎上が原因だと認めつつ安い金額でしか保証する気がないnote執行役員も全員微妙で、もうcakesだけじゃなくてnote自体もイメージ悪いって感じでしょうかね。
そもそも、cakes自体これ以上の炎上を避けたいのかセンシティブな記事をどんどん打ち切りしていく方針っぽい。
表には出てきてないけど、影で打ち切られてる連載とか結構ありそう。
2020年12月10日:文藝春秋社とnote社が資本提携
☑︎ 文藝春秋とnoteの資本提携は2020年春頃から企画されてきたらしい
☑︎ 文藝春秋は自社メディアも持っているが、noteと組みDXを強化していく方針
暴露記事公開の炎上してる最中に資本提携発表って、タイミングが良いのか悪いのか?
少なくとも旧cakes体制、noteとしての体制から考えると、最も強く新しい風になってくれる事を期待したいところです。
2020年12月14日:あさのますみさん和解
☑︎ 作家や原稿に問題があるかのようなコメントをcakesが外部に向けて発信した
☑︎ cakesの公式Twitterで名前を伏せてお詫び
☑︎ あさのさんはcakesの対応に対してさらに不信感を強め、再び対応を暴露
☑︎ cakesがあさのさん宛の謝罪文を出し、原稿料・企画料・慰謝料を支払うことで和解
その後、cakes側のあさのさんに対する対応と外部向けの説明が異なるなど、更なる不誠実・不透明さを暴露。
話し合いが行われ、最終的には和解という方向で話は纏まったようです。
掲載されたお詫び。
いやはや、ちょっと油断するとライターを悪者にしていくらしい…みたいな印象がついてしまったのは、もうメディアとして致命的なんじゃなかろうか…って感じですね。
まあこういう揉め事は両者ともに自分の正当性を主張したがるものですけれども。
しかし、編集部として未熟なのは作家のせいじゃないじゃないですし、炎上しまくったので連載没にしますっていうのも作家のせいじゃないですからね…。
折れるべきところで折れる事ができないと、こうも揉めるって感じの典型例でしょうか。
まとめ
☑︎ 2020年はcakesおよびnote社の膿が出まくりな半年だった
☑︎ 特にcakes編集部はウェブメディアの編集として悪いところが全面に出た
☑︎ note社は所詮プラットフォーム屋さんに編集部という毛が生えてるだけの状態
☑︎ 文藝春秋と提携して良くなることを期待したい
いや〜たった半年の間に色々あったなあ〜。
これもうユーザーに見切られても仕方ないんじゃないかな。
去っていった人々よ、健やかに在れ!って感じです。
特にcakesはウェブメディアの暗黒面が前面に出てしまった事もあり、cakesでの受賞とか連載って自慢にもならない…って感じになってしまいましたね。
テレビは視聴率至上主義ですが、ネットメディアはPV・UGC至上主義みたいなところがありますし、PVを無理に上げようとしれば可燃性が高まっていくのもしょうがない事です。
旧編集長は連載記事の詳細はチェックしてないって話だったので、目標PVや売上みたいなものに合わせて各社員を分配して、適当に弱小新人ライターを繰って記事を量産するだけの仕事だったのかな〜。
(いや、まあ〆切ぶっちぎり失踪するフリーランスは多いらしいので、期日に間に合わせて連載できるように繰り合わせていくのも大変ではありますが、でも編集の仕事の中核はそこじゃないよね…)
編集部(発注者)というパワーの悪いところを活かして著者に圧力をかけてみたり、プラットフォーマーの力で奇人変人ライターを集めてちやほやしてるように見せかけて安い報酬で搾取したり(ど偏見)、やっぱり中々エゲツない世界ですねウェブメディア。
結局、適当に見れる記事を量産してPVを稼いできただけだったので、本格的に世間の世情やモラルに合わせてやっていくのは割に合わないし手も足りないので、今やってるセンシティブな記事は買い取るか打ち切るかなんかして数を減らして行く算段だったんでしょう。
内部では文藝春秋と資本提携が決まっているのに、三度目の炎上は外聞が悪すぎるし、急いで火消ししようとしたら全てが裏目に出たって事なんでしょうね。
担当編集と折り合わなくて暴露炎上とか今までもしばしばあった事ですし、今は出版社一強ではないので、PV強めな作家の機嫌を損ねればどうなるか判りそうなものですけどね。
(暴露すればライターの信用度が下がるから〜とか言ってる人もいますけど、それは事案によりますよね…ヤクザな商売や不適当な対応をしないだけでも違うと思うんですけどね〜)
そもそも、cakesというウェブメディアを母体としてやってきて、プラットフォーマーに鞍替えしたnote自体がやや邪悪…という片鱗はここからも見える説。
まあわかります。
結局noteは、cakesでPV稼げそうな新人ライターを発見するためのプラットフォームであり、小銭を集めて大金持ちになる夢を抱いた人間を集めるためにお布施機能が付いているに過ぎないって感じなんでしょうかね。
それにしても、先日あった来年3月から申請なしでも一定期間後に売上金の強制振込対応するって告知、もしかして文藝春秋側から突っ込まれてリスクヘッジのためにやろうとしているのかな〜?なんて穿った見方をしちゃいます。
売上金を長期間プールすると様々なトラブルの温床になりますし、裏側ではどうあれ、まあ適法になっていくことは良いことです。
180日を過ぎると1000円未満でもアマギフに変換して寄越してくれるのは、めちゃくちゃありがたいですね〜。
何せ過去の運営会社が売上ポッケないないしていて、大炎上したサービスもありましたし…。
他のパトロン系サービスも、期間過ぎたら端金はアマギフで支払いとかすれば良いと思う。
いやはや、もう2020年も残るところ20日ですから、もう炎上なんて起こらないと信じたいところですね〜。
なまじっかプラットフォーム単体では使いやすいゆえに、なんともがっかりな半年でした。
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