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わかりやすい話をするために

 今日もお疲れ様です。あひるです。

 人にものを話すとき、キャッチ―にしたいという思いから、ついつい主語のない言い方をしたり、序論から本論をすっ飛ばして結論に至ってしまうような話し方をしたりしてしまうことがよくあります。悪い癖だなぁと思いつつ、なかなか治りません。

 文章を書くときや雑談をするときによく現れてくるのですが、特に実際にあった出来事を誰かに伝えたり報告したりする際に、どこまで詳細に語るべきか、どこからは省略しても差し支えないか、といった塩梅に苦しむことが多いです。
 表現を面倒くさがってはいけないと思いつつ、だらだらと喋って相手を退屈させてもいけないとも思い、その狭間で考えた結果、相手の気持ちを推し量るあまり、表現をカットしすぎてしまうことが往々にしてあります。

 こうした悩みの打開には、事実を虚飾なく、過不足なく表現する力、いわば「要約力」がキモになると考えています。
 この能力の養成のために、まずは、事実を事実として、すなわち”誰が見ても本当のこと”として捉え、表現することを大切にしていきたいと思います。事実を恣意的に歪曲したり事実でないことを事実であるかのように語ると、その時点で論理は破綻するので、これは大前提となります。
 加えて、その事実たちがどう繋がって、どのような構成で自分の出す結論を支えるものとなるか、その連結構造を自分の思考の中に持つことが重要かと思います。単純なことですが、「AならばB。BならばC。したがってAならばC」といった事実の繋がりの構造を自分の中で把握しておくことは重要で、それがなければ相手にもその構造は伝わるはずがなく、たとえ耳触りのよい美辞麗句を並べていても、その実は根拠のないめちゃくちゃな主張になってしまいます。
 さらに、やはり不可欠なのが言葉の幅、語彙になると思います。言葉を尽くして説明するには、まず尽くす言葉が必要です。そのために、日々発信される情報としての言語や他者の操る言葉を捉え、柔軟に吸収し、また自分からも他者に伝える意識をもった文章を書き、話し、発信していくことを続けていかなくてはならないと思っています。

 今日はまじめな雰囲気で、文章構成を気にしながら書いてみました。
 毎日ガッツリ集中して文章を書き続けるのはなかなか難しいですが、たまには自分の主張や考えを、他人に伝えるための文章として書く練習をして「要約力」を鍛えていきたいなと思っています。

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