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今日のこと

 今日は、プレゼンテーションがあった。
 する方じゃなくて、聞く方。
 これからうちで始める事業について、専門の業者が事業モデルの提案をするっていうプレゼンだった。
 プレゼンの内容は、可もなく不可もなく、だった。特に何の感心もすることなく、営業さんの口から出てくる情報を淡々とキャッチしてメモする、そのくらいのものだった。

 退屈なプレゼンそのものよりも自分は、このプレゼンを開催するまでに至った事務局側の手腕に憧れを覚えた。
 事務局は同じ係の先輩と上司の2人に、一応自分を加えた3人で構成されている。自分は実務をほぼ何もしてないので名前だけの“一応”メンバー。だから段取りは先輩と上司がやっていた。
 たった2人で、事業の仕様等アウトラインの作成から始まり、請負業者の募集広報活動、応募業者との連絡調整、プレゼンの審査員となる弊部のお偉いさんたちの予定調整…たくさん仕事をこなしていた。様々なことに意識を巡らせて、多くの人を上手に巻き込んで、任務遂行のために立ち回ってきた。

 自分はどうか。
 今の仕事にどうしても自信が持てなくて、やる気も熱も出なくて、日々適当にこなして帰っている。幼い頃無理やり通わされた習い事みたいに、人じゃなくて時計にばかり気を遣ってる。
 文書にしたって、おもしろおかしいものを書きたいのに、最近はどうも辛気臭くなる。
 自分ももっと、燃えられるものを見つけたいと、一昨年からずっと思っている。

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