見た目だけでスルーは損!『カニノケンカ・二』がゲーマーを惹きつける理由
本記事の想定読者
「カニノケンカ」という名前だけは知っている
プレイ動画や配信などで見たことはある
親族にカニがいる
一見、カニが武器を持って戦う『カニノケンカ・二』は、ネタゲーやバカゲーと呼ばれがちです。
しかし、その見た目だけで判断してしまうのは、ゲーマーとして実にもったいない。『カニノケンカ・二』は、物理演算が生み出すリアルな手応えや、緻密な戦略を必要とする“本格的な対戦ゲーム”でもあるのです。
物理演算によって再現された動きや攻撃は、プレイヤーのわずかな操作ひとつでカニの体勢や武器の軌道が大きく変化し、予想外の展開が生まれる緊張感は他の剣戟ゲームにも引けを取りません。
笑いの裏には、真剣に挑むほど奥深い戦いが待っています。
①笑えるのに奥が深い!『カニノケンカ・二』の世界観
カニノケンカ・二は「カニノケンカ」の後継作品になります。
カニが武器を持って戦うというテーマが非常にユニークな作品ですが、その見た目ゆえにネタゲー・バカゲーと評されることも多いです。
しかし、このゲームの本質は「非常に高度な物理演算による剣戟対戦の実現」という点にあります。
私の知る限り、このレベルまで質の高い剣戟ゲームはカニ要素を抜きにしてもかなり稀だと思います。カニノケンカにはそこにカニがついてます。お得。
ゲーマーを自負しているのであれば、一度このゲームを曇りなき眼で見極めてみてください。ネタゲーではありますが、バカゲーとは評せないと思います。
②物理演算が生むリアルな手応えと戦略
カニノケンカの世界において、カニ達は不死の存在です。
「背中を3カウント地面につけたら敗北」という不文律のもと、日夜カニ達は戦いに身を投じています。
つまり、目的は「相手を物理的に倒すこと」であってダメージを稼ぐのはその手段の一つでしかないことが非常にミソです。
この点を抑えて、ダメージは出ないけど物理的に押し倒す戦術や、カニや武器の形状を生かして無理矢理自分の背中を地面につけないようにする戦術などが生まれます。
また、カニや武器はバラエティ豊かでプレイヤーは様々な組み合わせに思いもよらぬ相乗効果を見出すことがあります。
例えば水族館のアイドル「タカアシガニ」は腕の長さを生かした戦闘スタイルが得意な反面、足元に入られると対応が難しかったり、重心が高いため弱い攻撃でも倒れやすいといった弱点があります。
それを補うために、車高の低い三輪車にタカアシガニを乗せることで無理矢理重心を低くし耐久力を上げるといった戦略が見つかりました。
他にも「重いドリルを持って重心を前に置く」や「ジェットエンジンの推進力で強制的に起き上がる」などの物理演算を応用した数多くのテクニックがこのゲームには存在します。
装備構成の構築から奥が深いゲームですが、安易に外で「タカアシガ二には三輪車を装備して耐久力を上げる」などと発言すると意味不明なヤバいやつだと誤解されかねないので、カニトークはTPOを弁えましょう。
③武器ごとに異なるバトルスタイル!剣戟の深み
カニノケンカを深く知らない方からすると、なんとなく「カニ同士が剣や盾を持って正面から殴り合うゲーム」というイメージを持たれているかもしれません。
もちろんそういったスタイルも存在しますが、あくまで数多くあるバトルスタイルのうちの1つであり同じ装備構成でもプレイヤーによって立ち回りが異なるのがこのゲームの特徴です。
ほんの1部ですが、バトルスタイルの例をいくつか紹介します。
【王道の強さ】ズワイガニ+デュアルブレード
腕が長く振りも早いズワイガニに、近接戦闘に優れた双剣デュアルブレードを装備した構成です。
火力の高さとリーチの長さを活かせる王道な構成ですが、ズワイガニは耐久面はそこまで高くないので被弾を抑えられるギリギリの距離を維持した立ち回りが求められます。
【銃は剣よりも強し】ロブスター+リボルバー
遠距離から銃弾を当てていくガンナー構成です。照準補正もエイムアシストもないこのゲームにおいて、腕の位置を調整し動き回る相手に銃弾を当てるのは至難の業。上級者向きの構成といえるでしょう。
数あるカニ(エビ)の中でもロブスターは腕を前に固定しやすいため、ガンナー適正が高いです。大きいカニや武器相手に威力を発揮しやすいでしょう。
【無法者】タカアシガニ+スクーター
足回りのよくないタカアシガニを乗り物であるスクーターに乗せて機動力を確保。さらにスクーターは非常に重いため、うまく正面から相手にぶつかればダメージ差に関係なく無理矢理ダウンを狙うことも可能です。
暴走してエリアアウトもあるピーキーな構成ですので安全に事故を起こしていきましょう。
以上のように、数あるカニや武器の特性を活かし自分だけのバトルスタイルを探していけるのがこのゲームの面白さだと言えるでしょう。
⑤プレイしなきゃ損!『カニノケンカ・二』がゲーマーを惹きつける理由
ここまで挙げたように、カニノケンカというゲームは見た目の面白さだけでなく高度な戦略性を求めるゲームであり目の肥えたゲーマーも唸らせる非常に質の高い対戦ゲームです。
一方で物理演算ならではの不思議な挙動や、すさまじいプレーをカニが実現しているというシュールさも相まって、格闘ゲームのように競技性があるのにパーティゲームのようなバラエティ性も持った非常にいい塩梅のゲームに仕上がっていると思います。
「カニノケンカ・二」では対戦面だけでなく育成モードやチャレンジモードといったソロプレイ向けの機能も充実していますので、自称ゲーマーならとりあえず1回その奥深さに触れてほしい。そんなゲームだと思います。
対戦の奥深さについては、時々開催されているユーザ大会などを見て頂けるとよいと思います。よければアーカイブなどをご覧になってください。
おしまい
カニノケンカ大会もひと段落し、正式リリースまでにもっと盛り上がればーという想いもこめてゲームの魅力を綴ってみました。
「カニゲー(笑)」とぱっと見で評価するのがもったいないゲームだと思いますので、1人でも多くの方にカニノケンカの魅力が伝わって、カニプレイヤーが増えて、なんなら大会参加者が増えてくれたらうれしいです(私欲)。
カニ
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