キミが居ない世界なんて2

結局みのがその場をおさめてくれて

みのに腕を組まれて、みのの家路を歩く

「やめてよ、みのとはそういう関係じゃないだろ」

「ねえ、ホントに落ち着きなよ。りょーちゃん、そんな事言う人じゃなかったでしょ」

「…そうだよ、そんな事言う人じゃなかったよ、全部、我慢してたんだよ」

「…」

「みのが可愛そうだから、嫌でも嫌って言わなかった事、沢山あるよ!」

「…、知ってるよ、ココロ読めるんだから」

腕を離しても、またみのが巻きついてくる。

「でも離さないよ」

「…離してよ、暑い。」

「…離すもんか!絶対、離してやんない」

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