妻と話し合うの巻。
妻はまだ環境が変わることに懐疑的で、週7で家族そろって夕飯の食卓を囲んでいる今の状況が、週5・週4になってしまうことが嫌なのだという。
一方で僕は、”僕の存在価値の薄さ”を主張した。
「ただいま」と言って、振り向いて「おかえり」と言ってくれる日は、どんどん少なくなっているじゃないかと。
それが今回3日ほど留守をして、電話がくるたびに「みんなお父さんに会いたがってるよ」と言われ、3日ぶりに会えた子どもたちは玄関まで駆け寄ってきてくれた。
ベクトルが同じ方向を向いて対峙した玄関は、自分の家の玄関でないような感覚だった。
ああ、仕事がんばってきてよかった。
久々に充実感を感じた瞬間だった。
「みんながちょっとだけ我慢して頑張って、会える日の濃度が濃い方がイイ」と僕は気づいたら言っていた。
”父親の立ち位置”は、今の仕事になってから ずっと考えていて、一般的な家庭より父親が家にいる時間が多いことが 子どもにとって、良い影響なのか、悪い影響なのか迷っていたとき、どこかの本で、
「父親もライフスタイルに合わせてワークスタイルを変えるべきだ」
「父親だって一緒にいていい」
みたいなことが書いてあって、 あ、これでいいんだと思って数年を過ごした。
でも、薄れていく父親の存在価値を実感し、”あの玄関”を体感して、ワークスタイルを変えるべき時が来たんだと、僕は思っている。
この状況で「同じドアをくぐれたら」は沁みるぜよ。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートいただいたお金は日向武史先生にまつわるエトセトラに使わせていただきます。