休日の午後。晴れ。
すこーんと晴れて、鮮やかに白い雲がふわふわ浮いた空。風は冷たいけれど、日の当たる場所は暖かい。
そんな土曜の午後、郊外へ向かう電車は空いていて、静かな時間が流れる。
心地良い。
ずっと乗っていたい。
自然の中を走る列車よりも、街中〜郊外を走る電車の方が好きだ。車窓の風景も、ビルがあったり看板があったり、マンションやアパートがあったり、テイストがまちまちで色とりどりな家々があって、ぼーっと見ていても穏やかに楽しい。
本来人が集まる場所が、なんらかの理由で閑散としている状態が好きだ。
昼間の歓楽街、夜のビジネス街、夏の昼間の神社、冬の動物園。
人がたくさんいると疲れる。人混みに行く場合は、それなりの理由と覚悟を持って行く。
人がいなさそうな場所は安心してフラッと出かけられる。余計な刺激を受けないし、心配もしなくてすむ。
一人で寂しいと思うことが全くないことはない。時と場所によっては、一人でいることが周りの空気を乱している気がしていたたまれないことはある。
あ、「寂しい」わけではないか。
私の場合人と関わることは、他の人が必要とするよりもはるかに大きなエネルギーが必要らしい。
悲しいことに、犬達からも離れてほんとに一人ぼっちでいる時間を作らないと、エネルギーは充電されないらしい。
休日の午後、一人でぼーっとする時間は、とてもとてもとても大事で大事で必要不可欠な時間だ。
少し、充電も回復したかな。
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