人望が集まる人の考え方を読んだ感想
最近マネージメント業務で自分がやれている事、やれていない事はないか確認したくて読んでみたので感想を書く
本書では人の持つ習性や心理を把握し、自身が得たい信頼や好意を得る為の手引書となっていた。
人間関係の良好な構築を知識から補填していく事が目的となっており、誰でも実践出来るような考え方が多く記載されていたので大変参考になった。
逆に言うと、本書で書かれている逆効果の例を知り、それを実践しないだけでも不利益を減らせると考えられる。
良好な関係を築くためには
良い人間とは自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えること
これは色んな人も語っていると思うけど、Give & Give や Give & Takeの関係でないと良識な関係は築けないという事
相手になんの見返りも与えずに、自分が求めているものを手に入れることだけに動く人は表面的にもすぐに気づくし、いずれ人が離れていく
人と関わるのは原則3パターン
1.求めているものを相手から奪い取るパターン
2.求めているものを与えてもらうために媚びへつらう
3.ギブアンドテイクの精神で公平な交換をおこなう
人の行動原理
1.人は基本的に自分本位である
2.人は自分に強い関心を持っている
3.人は自分が重要だと感じたい
4.人は周りに認められたい
人は上記のような行動原理があり、常に承認欲求をもっている。
自尊心が満たされない場合は相手に対して批判的になり、攻撃的になる。
この自尊心が満たされない限り、対話が成立しにくい。
低い自尊心で悩んでいる人に幾ら指摘をしても、火に油なので、手順を変える必要がある。
人の自尊心を満たすコツ
1.正論を説くのではなく自尊心を満たす
幾ら正論を説いても人の自尊心を満たす言葉では動かない、その人が周囲から承認される/させるようになる事を意識する
2.相手が重要であると認識を持ってもらうように説く
相手が如何に重要な価値を持つ存在なのかを理解してもらう事で、承認の基礎が出来る(一人一人を人として大切にしよう)
3.威張らない
自分はいかに凄いのかというアピールは承認の逆に動きます。やってはだめ
それよりも相手の価値に築き、感銘を受けた部分をアプローチすること
自分が求める行動を促すコツ
1.相手に示して欲しい態度と行動をとる
熱意ある声なら、相手もそれに引っ張られるが、怠惰な態度なら相手も怠惰になる。
2.自信のある態度を取る
自信の表れた態度は相手から信頼を得られる
3.批判ではなく期待している事を伝える
批判は相手が自己評価を下げ、それに基づいた行動にでる。相手に何を期待しているのかを伝え理解して貰えれば、その期待に応える形で動いてくれる。
これらの部分が非常に今後の参考になると感じたし、備忘録としてとどめておこうと思った。
あとは、「人を批判しない」・「ネガティブワード」はしない事が重要のようでしたので、心に刻む事にする。
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