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【なぜ?】お葬式の意義について~お葬式する意味ってあるの?~

先にお伝えいたしますが、葬儀にまつわるお話を書いていきます。
いざというときに慌てず対応できるお手伝いが出来たら幸いです。

この記事のポイント
・お葬式の意味について解説します。
・お葬式がもたらす役割について解説します。



お葬式の意味について

お葬式の役割について考えてみたいと思います。
まずはWikipediaからの引用です。

葬儀(そうぎ、英: funeral)あるいは葬式(そうしき)とは、人の死を弔うために行われる祭儀、葬制の一部である。葬儀の様式にはそれを行う人たちの死生観、宗教観が深く反映される。その意味で葬儀は、宗教が文明に発生する以前の旧石器時代から行われてきていた宗教的行為であるといえる。また、葬儀は故人のためだけでなく、残された人のために行われるという意味合いもあり、残された人々が人の死を心の中で受け止めるのを援助する儀式でもある。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

長いですが、葬儀の役割を要約すると
1.社会的な役割
2.宗教的(文化的)な役割
3.精神的なケアを担う役割

大きく分けて上記3つに分かれます。
さらに簡単に解説いたします。

①社会的な役割=死亡の周知

人は亡くなると、公的な手続きが必要となります。
いわゆる『死亡届』を役所に提出し、社会的に死亡したことを公示することになります。

お勤めの方は会社への連絡が必要ですし、地域によっては回覧板にて町内会へ告知されたり、交流があった方へ連絡を行うことになると思います。

要するに、死亡したことの周知が”社会的な役割”となります。

②宗教的(文化的)な役割=霊的な処理

葬儀については宗教色が色濃くでるイベントの1つでしょう。

宗教の種類は数多くありますが、日本における宗教の種類で多いのは
『仏教』『神道』『キリスト教』でしょうか。
無宗教の方も多いと思いますが、ここは割愛いたします。

「故人=亡くなった人」に対して、お経をあげたり祝詞をあげたりと宗教によって様々な意味合いはあります。
故人の冥福や安らかな眠りを願うこと、
それが思想の一部であり、”宗教的(文化的)な役割”となります。

③精神的なケアを担う役割=グリーフケア

身近な人が亡くなるってとても辛い。生きれば生きるほど、人の死と向き合う機会は増えていく…そんな経験はありませんか。

特に親しい人が亡くなった場合、精神的なショックは計り知れません。

そんな中立ち直るにはどうするべきか…
極端なことを言うと、悲しみを乗り越えるには、しっかりと悲しまないといけなません。この意見については賛否両論あると思いますが…

葬儀とは残された側にとって、
段階的に死を現実として受け入れていく儀式でもあるんです。

「死別などによる深い悲しみ」「悲痛」をグリーフと言います。
葬儀を通して悲しみを身近な人々と共有し、精神的な孤立に陥らないことも”精神的なケアを担う役割”として必要なのです。

昨今、家族葬といった身内だけで行う葬儀形態が主流になっています。
家族の悲しみや考えは拝察いたしますが、親しい友人の死に向き合えなかった人のグリーフはケアできるのでしょうか。

④その他の役割について

上記3点以外にも
『遺体の処理』
という役割も存在します。上記が人とのつながりに関係がありましたが、
こちらに関しては生々しい表現ですね。
しかし、とても大切な役割となります。

人は亡くなった瞬間(生命活動が停止した瞬間)ら『遺体』となります。
そうすると腐敗が始まります。

腐敗のメカニズムについて簡単にふれておきましょう。
ここからは少々具体的な表現が出てきますので、ご注意ください。

生きている体は血液の循環により、細胞へ栄養などが供給され、常に免疫が機能しているので微生物に対して抵抗を行っており、腐敗は起きません。

生命活動が停止した場合、体中に栄養素を送り込むポンプの役割を果たす心臓が停止してしまします。
そうなると、免疫機能を維持するために必要な栄養が体中に行きわたらない為、微生物に対して抵抗できる免疫が機能できなくなります。

微生物は体の有機化合物を分解していきます。
分解時、臭いや液状化といった症状が発生します。
これが腐敗のメカニズムです。
腐敗により、異臭や体の色や形が変化してしまいます。

そういった変化が起きてしまうので、故人の尊厳を守るために腐敗の進行を遅らせるために様々な処理が行われます。

主な例
⑴遺体を冷やす。⇒ドライアイスを用いる
冷やすことにより微生物の運動を鎮静化させ、腐敗を遅らせる効果がある。
⑵薬液を使用する。⇒エンバーミングを行う
特殊な薬液を使い、微生物の運動を遅らせ、腐敗を遅らせる効果がある。。

エンバーミングについては別の記事にて書く予定です。

今後は葬儀のかかわる様々なお話を書いてまいりますので、よろしくお願いいたします。


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