見出し画像

【実践編】初心者向け!知っておくべきライブハウスのルールを解説!【社会人バンドマン】

こんばんは。
AHARENです。

いよいよ年末ですね。

先日、
AHARENがボーカルを務めるバンド
「GANDR」が約一年ぶりのライブでした。

自分がライブハウスの感覚を思い出すことや、
バンド初心者に向けたライブハウスの
ルールを伝えるには絶好の機会と思い、
今回の記事を書きました。

ちなみに、
この記事はAHARENのYoutubeチャンネルにて
動画版を公開していますので、
こちらも合わせてご覧いただければと思います。

かなり長い記事になりますが、
ライブハウスでの振る舞いへの理解度が増しますので
ぜひ最後までお読みください。

1.ライブハウスに到着

到着したら、
まずはフロントで
「今日出演の〇〇です」と伝えましょう。

すると、
・セットリスト表
・予約リスト
・コロナ感染・接触確認の書類
・バックステージパス
を渡されますので、
それぞれ記入を行っていきます。

・セットリスト表
こちらはリハーサル前まで
PAさん(音響担当のスタッフさん)へ提出です。

もしリハーサル順が早い場合、
急いで書く必要があります(笑)

画像1

上から解説していきます。

/BAND NAME

画像3

こちらにはあなたのバンド名を書いてください。

(  バンド目)の部分は、
あなたの出番を記入する場所です。

出演順は、当日までに
ライブハウス側から連絡がありますので、
メンバーに共有をしておいてくださいね。

/録音・録画につい

画像3

以前の記事でもご説明しましたが、
AHARENの感覚としては
ライブハウスでの録音と録画は
必要ないと考えています。

ですので、用語だけ解説します。
価格の横に書いてある「メディア」ですが、
保存メディアを表します。
これはCDやDVD、USB・スマホなどですね。

/MIC

画像4

ワイヤレスマイクのレンタルの有無です。

正直、
ライブハウス備え付けのマイクで十分です。

よほど激しいパフォーマンスをしない限りは
ワイヤレスは必要ありません。

ワイヤレスが無いライブハウスもありますし、
シールドに慣れるためにも、
レンタルはしないほうが良いです。

余談ですが、
自分が尊敬するボーカリストの一人
DIR EN GREY京さんは、
激しいパフォーマンスをしながらも
ワイヤレスマイクは使用しません。

「シールドマイクなら
パフォーマンスを行う際に、
マイクを首に回せば一瞬にして両手でアクションがとれる」


「ワイヤレスでは放りそうで不安」
なんてことを言っていたそうです。

その激しいパフォーマンスはコチラ

/SE

画像5

バンドの入場時や、退場時のBGMです。
あり・なしと選べます。

CDやスマホに録音し、
PAさんに渡してください。

/TITLE

画像6

こちらには曲名を記入していきます。
漏れがないよう必ず曲数分、
記入していってください。

数字の間に備考(MCなど)と記載がありますが
MCがある場合には記入しましょう。

なお、ライブハウスによっては
数字だけしか書いてない事もあります。

その場合は下記のように記入してください。

画像7


/PA

画像8

こちらについては、
曲の雰囲気をアップさせるために
マイクに思いっきりリバーブを掛けてほしいなど、
具体的な要望がなければ、
「特にナシ」と書いておけばOKです。


他のライブハウスだと、
ここは「曲のテンポ(速さ)」と
書かれてる場合が多いです。

もしそのように書いてある場合
「速い・普通・遅い」など
大まかでOKです。

/LIGHT

画像9

こちらは照明の要望です。
ここも具体的な要望がなければ
「特にナシ」でOKです。

もし要望がある場合は
激しい曲を演奏するバンドなら
「ストロボ」と書いたり、

バラードなら
「じんわりした感じ」と
大まかに書いてみましょう。

/完成図

画像12

ちなみに、
ライブハウスによっては
セッティング表というものを渡されます。

こちらには
どの機材を使用するか、
どこにどのパートが立つのか、
コーラスは誰なのか、

などの記入をします。

今回はスタッフさんが対応してくれたので
また別の機会にご紹介します。

・予約リスト
こちらはオープンの30分前まで
フロントに提出です。

画像10


一度提出したあとでも書き足し可能です。
その場合はフロントのスタッフさんに
声をかければOKです。

こちらはセットリスト表よりシンプルです。
来てくれる人と、その人の入場料を書きます。

複数人が一度に来る場合、
「名前×3枚」と記載すると良いでしょう。

そして、
チケ代と別でドリンク代がかかる場合がほとんどです。

チケ代が2500円、ドリンク代が600円なら
ライブハウスに入るには3100円必要ということです。

/チケット代

画像11

あれ?
チケット代って決まってるんじゃないの?

なんで値段の欄があるの?

って思いますよね。

実は、
チケット代は変えることが可能です。

何なら全員無料も出来ます。

ただし、
割引や無料とした場合、
すべてバンドが負担になるのでご注意。

割引で入れたい人がいる場合
必ずメンバーに共有・相談してください。

ただ、基本はライブハウスの
提示したチケット代でさばきましょう。

/ゲスト

画像13

ゲストは、
通常のお客さんとは別枠で
チケ代なしで入れる人のリストです。

ゲストで入れる場合も上の項と同様、
バンドが負担となります。

チケット代だけはかかるのでご注意。

/STAFF

お客さんとは完全に別の枠になります。

ローディとも言われます。
バンドの準備を
手伝ってくれる人がいれば記入しましょう。

画像14

GANDRは約5年前から
一人手伝ってくれる人がいて、
ライブの時は必ずここに名前を書いています。

また、
カメラマンを雇って撮影をお願いした場合も、
この欄に記入になります。

/チケットリストにない人について

画像15

突発的に来てくれる人もいますので、
その人達にはどちらの値段で案内するか
という欄です。

基本的には、
安い前売り券での案内が良いですね。

・コロナ感染・接触確認の書類

写真を撮り忘れてしまったんですが、
時代が時代ということで、
接触していませんか?感染大丈夫そうですか?
という確認の書類を渡されます。

問題なければ日付と署名をしてください。

バックステージパス
出演者・関係者の印となるステッカーです。
バンド名が書いてあり、
メンバーの人数分があらかじめ用意されています。

必ず、
スタッフさんに見える場所に貼ってください。

画像16


バンドスタッフの分は
用意されていない事がほとんどなので、
パスを渡された段階で
スタッフがいることを伝えると、
追加でもらえます。

2.楽屋について

楽屋内には
当日のタイムテーブルが貼られています。

タイムテーブルのチェックだけではなく、
対バンの名前を覚えたり
交流のきっかけにもなります。

また、
以前の記事でも紹介しましたが
楽屋には居座らないようにしましょう。

仮に楽屋内が空いていても、
居座っているだけでいいイメージがないです。

また、共用部分ですので
荷物の置き場所は決められていません。

注意してください。

なお、
比較的都市部にあるライブハウスについては
楽屋にヘアセットなどが
置かれている場合があります。

これらは自由に使ってOKです。
もちろん節度を持って
常識の範囲内ではありますが(笑)

鏡もありますので、
身なりのチェックも行えます。

また、今回出演したライブハウスは
楽屋内に更衣スペースがあります。

場所によっては
シャワールームがあったりなど、
ライブハウスによって楽屋の形は様々です。

3.注意書きについて

ほとんどのライブハウスに
このような注意書きが貼られています。

画像17

出演記念にバックステージパスを
楽屋内に貼るバンドも多いですが、
貼ってはいけない場所もあるので注意してください。

上の画像のように張り紙がされている場所、
鏡や非常口などですね。

画像18

コロナウイルス蔓延による注意書きも
新たに追加されたようですね。

そのライブハウス特有の決まりなどが
書いてある場合もありますので、
よく読んでみると良いです。

4.フロア(客席)

こちらは
ライブ当日のフロアの様子です。

画像19

足元の標示や、
ステージと客席に距離を設けるよう
工夫がされています。

WildSide Tokyoは
新型コロナウイルスへの対策が
かなりしっかりしていて安心できました。

5.リハーサル

PAさんが
各パートの音色など一つ一つを丁寧にチェックし
音のバランスを整えてくれます。

自分の音出しだけではなく
ステージの広さや、
本番ではどのように動けるか
把握するようにしましょう。

SEがある場合はこの時までに
音源を渡しましょう。

どのタイミングで流すかの説明も忘れずに。

全体で演奏をしてみて
もし聞こえない音がある場合は、
「自分に〇〇(パート名)の音を返してください」
や、
「返しを大きくしてください」
とPAさんに伝えてください。

演奏中でも遠慮なくPAさんに伝えてOKです。

音の返しについては結構繊細な部分があり、
ここに時間がかかる場合もあります。

ちなみにGANDRはこの日、
返しの調整に少し時間がかかりました。
現メンバーでの初ライブなので仕方ないですね。

また、リハーサル時には
一度自分の楽器をステージ上に展開し、
終了時にはそれを片付ける必要があります。

セッティングに時間がかかっていると
演奏に時間を割けなくなったり、
時間が押して
他のバンドに迷惑がかかってしまいます。

あらかじめ誰が誰を手伝うかなど、
段取りを決めておくと良いです。

というか、
手が空いたら絶対他のメンバーを手伝ってください(笑)

下記の動画で
リハーサルの模様を約2分にまとめています。

6.本番になったら

あとはやるだけです。
ここでもセッティングの展開や撤収について
あらかじめメンバーと相談をしておきましょう。

本番終了後は
撤収が終わったパートがあれば
次のバンドさんに「〇〇(パート名)撤収OKです」と、
声をかけてあげましょう。

7.精算

本番終了後、
タイミングを見計らって精算です。

タイミングについては
こちらの記事で解説してます。

基本的にライブには
ノルマがあります。

ノルマ以下の場合は
来場者との差額を支払います。

もしノルマを超えた場合は
その分バックがもらえます。

バックの比率については
ライブハウスによって異なります。

8.ライブハウスから撤収

荷物の片付けや精算など、
やるべきことが済んだら撤収です。

撤収時はできる限り
スタッフさん・対バンさんに挨拶をしましょう。

気になるバンドや
仲良くなったバンドがいるなら
吸収してから帰りましょう。

ただし、
無理にイベントの最後までいる必要はありません。
コロナもヤバイことになってますしね。

9.まとめ

初心者バンドマンに向けた
ライブハウスでの振る舞いを
実践を含めて解説してみました。

自分は久々のライブだったんですが、
やっぱり音を出すのは楽しいですね。


ライブハウスで音楽の話をするのも最高です。

この記事で今年の更新は終了です。
ありがとうございました。

あ、以前も少し紹介したんですが、
PUBG MOBILEのゲーム実況チャンネルもやってます。
よかったらチャンネル登録してね!

明日はRIZIN見るぞ…!

来年もよろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?