悟りの長子
メンタル弱めだった長子は、つい最近まで私にそっくりでした。
容姿、所作、会話の間の取り方、至るとこまで。しかし、そんな長子に変化がありまして。
長子が、数ヶ月前にお年頃の悲しい別れを初めて体験しました。
それはそれは辛そうでしたが、その一件から、当たり前は当たり前ではないと悟り。周りに感謝し己の強み弱みを把握し、めきめきとポジティブになっていく姿は、あっぱれでした。
ついつい、口を出してしまう私は、善かれと思っても立ち上がる経過を見守るに徹しました。いや、ホントは、少し口出ししてしましたが。
長子は、仲良しの友達に支えられたのが一番の力になったと言ってます。本当にそう。それぞれの形で応援してくれたようで内容を聞いてると、涙がでそうになりました。ありがとう!長子のお友達達よ。
1人は寄り添い一緒に泣いてくれ、1人はすぐに会いに来てくれ、1人は、忘れてしまえ前だけを向けと励ましながらも側にいてくれた。と。
長子も中学時代は、自分の立ち位置が分からず、友達との亀裂も経験しています。親にも、それなりの反抗もありました。
しかし、よいかわるいか、信じられないほど忘れっぽい割には、反省を活かすことはできるタイプ←私と大きく違うのはココ。
私はどうでもいいことは覚えていて根に持ち、反省は続かない。絶望感。
そんな長子は、一件を過去のこととし、「私の過去に必要のない経験はひとつもない」と、これからの予定目標を立て新しいことにチャレンジしています。
近々にも、今までなら、しばらく引きずってしまうような出来事もあったようですが、前向きに捉え突き進む様子は眩しいです。
どうでもいいことを愚痴る私に、気持ちは察しながらも、切り替えることの大切さを、短い言葉でさらりと言い残して、爽やかに出かけていきました。
あー眩しいよ。
親をこうして超えていくのだと実感し夫婦で喜んだのでした。