ラズビアン(Raspbian)初期設定
やること
前回の続き、ラズビアンをインストールしたら初めにやっておくとよさげなことメモ
では、やっていく
パッケージのアップデート
$ sudo apt update
$ sudo apt -y upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade
(オプション)ファームウェア更新
このコマンドは非推奨コマンドで基本実行不要です。過去、このコマンド実行でカメラモジュールが認識できたことがあったので紹介しておきます。(→詳細)
$ sudo rpi-update
Wi-Fi設定
wpa_supplicant.confを更新し、無線通信できるようにする。
$ sudo cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
wpa_supplicant.confの初期設定はこんな感じ
$ sudo cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
ここに無線LANの設定を追記する。2つの設定を登録する場合は、こんな感じ。
$ sudo cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="xxxxxxxxxx--5G"
psk="{パスワード}"
priority=0
scan_ssid=1
id_str="home1"
}
network={
ssid="xxxxxxxxxx--2G"
psk="{パスワード}"
priority=10
scan_ssid=1
id_str="home2"
}
ssid にWi-FiのSSIDを、pskにパスワードを設定する。
優先度の設定( priority )こと、異なる識別ID (id_str) を設定することがポイント。
以下コマンドで、Wi-Fiを有効にします。
$ sudo rfkill unblock all
$ sudo dhclient wlan0
念のため、Raspbianを再起動して無線LAN経由でSSH接続できことを確認します。
※メモ※ 以下のメッセージが表示された場合は、↑のコマンド(rfkill…とdhclient…の2つ)を実行するといいことあるかも
Wi-Fi is currently blocked by rfkill.
Use raspi-config to set the country before use.
ホスト名を設定
セキュリティ対策にもなるのでホスト名を変える。
$ sudo nano /etc/hostname
$ sudo nano /etc/hosts
ホスト名を raspberrypi → raspihoge に変更するとこんな感じ
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/hostname
raspihoge
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/hosts
127.0.0.1 localhost
::1 localhost ip6-localhost ip6-loopback
ff02::1 ip6-allnodes
ff02::2 ip6-allrouters
#127.0.1.1 raspberrypi
127.0.1.1 raspihoge
piユーザーのパスワード変更
セキュリティ対策としてpiユーザーのパスワードを変更する。(アカウント名が知れ渡っている pi アカウントを使わないと更にセキュリティが高くなるけど、今回はやらない)
以下のコマンドでraspi-confiを起動する
$ sudo raspi-config
『1 Change User Password』でパスワードを設定する
ロケールを設定する
raspi-confiを起動( `sudo raspi-config` )し以下を設定する
4 Localisation options
- I1 Change Locale
- ja_JP.UTF-8
Timezoneを設定する
raspi-confiを起動( `sudo raspi-config` )し以下を設定する
4 Localisation Options
- I2 Change Time Zone
- Asia
- Tokyo
ファイル共有(samba)
他PCとデータのやり取りしやすくするのに便利なsambaをインストールする。
$ sudo apt-get install samba
smb.conf を編集する。
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
たとえば、smb.conf の最終行に以下を追記する。
[pi]
comment = raspi-hoge-common
path = home/pi
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi
directory mode = 0777
create mode = 0666
設定を反映させるためsambaを再起動する。
$ sudo systemctl restart smbd nmbd
カメラモジュールを認識させる
設定方法を以下記事に書きました。
おわり
こんな弱小ブログでもサポートしてくれる人がいることに感謝です。