stand.fm「しんいち情報局(仮)」にて
毎週金曜「朗読しんいち」
を担当させていただいています。

青空文庫より
下村千秋の「神様の布団」を
２回に読みました。

《ふわっとあらすじ》
昔、鳥取のある町に
一軒の宿屋ができました。
主人は貧乏だったので
支度にあたっては
すべて古道具屋で買い整えました。

初めてのお客を
迎えることとなりました。

夜、お客が床について
しばらくすると、
なにやら子供たちの話し声が
聞こえだしました。

しかし、子供たちの姿は
どこにもありません。
恐ろしくなったお客は
泊まることなく
出て行ってしまいます。

またその次の日のお客も
夜になって床につくと
やはり同じように
子供たちの話し声が聞こえる
というのです。

客の話を取り合わない主人に
腹を立てた今度のお客も
泊まらずに宿を後にしました。

宿屋の主人はお客たちの言葉を
半信半疑に思いながらも、
客間に赴き、自分の耳で
確かめてみることにしました。

しばらくじっとしていると、
確かに子供の声が
聞こえくるではありませんか。
しかもその声は、
一枚の掛け布団から
聞こえてくるのでした。


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