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のんびり地学基礎 #00 星屑の子供たち

私たちはみな同じ
「星屑の子供たち」ということをご存じですか?


昔々大昔、
138億年前
ビッグバンにより
宇宙が誕生しました

天の川銀河

そのエネルギーの
かたまりが、
どんどん膨張していく中で
元素ができ始めました


はじめにできたものは
水素やヘリウム、
といった軽い元素です

水素とヘリウムは
くっついたり離れたり
「核融合反応」
というものを
幾度となく繰り返し、
次々と重い元素を
作り出していきました

さて、
星は元素の工場です

星の内部で
核融合反応が進み
元素番号26番
「鉄」ができました

元素番号って
元素ができた順番だったのか!
(; ̄ー ̄A

そして
26番目にできた「鉄」
なぜだろう
核融合反応を
止めてしまいます

エネルギーを吸収して
星をつぶしてしまうのです

これを
超新星爆発といいます

カシオペア座の超新星爆発


超新星爆発によって放出された、
超巨大なエネルギーによって

「鉄より重い元素」たち

やっと作り出されました!

そしてそれらが
宇宙空間に
広がっていきました

「コバルト」27、
「ニッケル」28、
「銅」29、「亜鉛」30、
「ルビジウム」37、
「ストロンチウム」38、、、
「カドミウム」48、「錫」50、、、、

「金」79、「水銀」80、「鉛」82、、、


これら、
私たち生命体に不可欠な、
「鉄より重い元素」を含む
星屑のかけらたちは

途方もない宇宙を旅し

そして、出会います

46億年前、
太陽系を形成し
地球、そして
私たちが誕生しました

超新星爆発
でしか作られない
鉄より重い元素を
必ず
持って生まれる
私たち

この広い宇宙で
どこかの星だった
私たち

どうですか?

空に瞬く星も
この大地も、花も虫も
あなたも私も、みんな
星屑のリサイクルでできた
星屑の子どもたち
でしょ?


100億年後、
地球の最期、
私たちはまた
星屑のかけらになって
宇宙に広がっていくんですね

そして、
また出会いましょうヽ( ´ー`)ノ


謝辞 ~星屑の子供たちへ~

noteを始めるきっかけをつくって下さり、いつも優しく丁寧に地学をご指導いただいておりますGeo Radioの〇さん、ありがとうございます。
この記事を完成させるために、〇さんの「星屑の子どもたち」および、ニャースのひとりごとのにゃんこさんより「てててててーて♪♫」を参考にいたしました。
心から感謝申し上げます。

「星屑の子どもたち」


「てててててーて♪♫」


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