のんびり地学基礎 #11 トランスフォーム断層
みなさん、
お乗り遅れはないですか?
今日の
プレートの境界も
実際に
見ることができる
場所があります
最後はそこへ
いきましょう!
今日の境界は
プレートを
生み出す場所でもない
プレートが
消えていく場所でもない
プレート同士が
ただ
すれ違うだけの境界、
トランスフォーム断層です
何もしてない割に
カッコイイ名前じゃないか!
えぇ!?
またお客様っ!??
説明させてください!!
トランスフォーム断層は
あみだくじの横棒
海嶺や海溝は
なだらかな
一本の筋ではなく
よく見ると
途切れ途切れに
存在しています
あみだくじを
想像して
いただきたいのですが
ジグザグと
線をなぞりながら
下りていきますよね
あみだくじに
なぞらえた場合
たて線が海嶺
よこ線が
トランスフォーム断層
に似ています
途切れ途切れの
海嶺や海溝を
つなぐ横棒部分が
トランスフォーム断層
です
この海嶺と
その先の海嶺の
間のプレートは
境目で左右逆に
移動しているので、
そこでは
接する面が
常に
こすれ合っているのです
わたくし、
「トラ断」が頑張って
つながせてもろてます↓
トランスフォーム断層って
やっぱり変身するって意味!?
ところで
どうしても
ロボ的なイメージが
否めないのですが、、、
繰り返しますが
トランスフォーム断層は
海嶺や海溝の
間をつないでいます
接し合うプレートの
進む方向が違うので
横ズレをし続けている断層
でしたね
で、肝心の
トランスフォーム
という言葉には
移り変わる、
置き換わる、
という意味があります
トランスフォーム断層は
単体で
存在することは
ありません
なぜなら
断層の終わりは
必ず
その先の
海嶺や海溝に
移り変わっていくからです
やっぱりロボとは
関係ありませんでしたが
意味としては
移りゆく断層
変移する断層、、、
でしょうか
日本語に訳しても
かっこよかった(^_^;)
トランスフォーム断層は
すれ違っているだけ
とはいえ、
まさに
身を削って働く
素晴らしい
中継ぎ職人
「トラ断さん」
であります!
カッコいい名前でも
許して下さい( *´艸`)
サンアンドレアス断層
アメリカ
カリフォルニア州にある
サンアンドレアス断層
太平洋プレートと
北米プレートの
境界にあり
とても大規模で
複雑な断層群を
なしています
一瞬、リフトなのか?
と思ってしまいましたが
地上に現れた
トランスフォーム断層です
火山はありません
すれ違っているだけです
しかし
トランスフォーム断層では
人々に深刻な被害を
もたらすような
巨大な地震が
たびたび
起こってしまいます
【ちょっとがっつり地学(^_^;)】
ブドウ農園が広がり
ワイナリーをあちこちで
見かけることができる
ホリスター地区
サンアンドレアス断層
のなかでも
ここは
クリープ断層
がみられます
クリープとは
ゆっくり動くことです
いもむしが
這うように
ホリスターでは
毎日少しずつ
断層が動き続けています
そのため
断層の境界で
道路が
くねっと
曲がっていたり
家の門が
ずれてしまったり
しています
断層を境に
町全体が
右に
横ずれしている
様子が
確認できます
このように
じわじわと
悪さをしてくれますが
常に
動いているおかげで
巨大地震が起きない
ということが
一番ありがたい
ことなのでは
ないでしょうか
安全に
断層を見学できると
観光名所にも
なっています
しかし
なぜ
この地区だけ
そろそろと
断層が
動き続けているのか
その理由は
分かっていません
まだ
研究途上なのです
さて、次回は
プレートの最終回です
日本に
かなりの
影響を与えている
境界のお話です
ぜひ
大事な境界を
あなたにも
知ってほしい
次回も
お待ちしています(*^-^*)
謝辞 ~星屑の子供たち~
シンクルームでの収録がとてもキレイですね。
タイムラグも全然なかったですね。
ロマプリータ地震、
何かの地震と勘違いしていると後から気づきました。
知らないのに知ってます発言をたまにしてしまう、
すみませんm(__)m