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雪の日

岡本かの子
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青空文庫より、
岡本かの子の「雪の日」
を読みました。

文中に「出船の港」を
歌う場面がでてきます。
曲は著作権フリーでしたが
歌詞にはまだ
著作権が残っていましたので
タララ~で歌いました。

《ふわっとあらすじ》

ドイツ、ベルリンの
アパートに住んでいた時のこと。
ある雪が降りしきる日に
室内電源の修繕のため
3人の男性労働者が
うちを訪ねてきました。

私は、ベルリンの労働者たちに
好感をもっていました。
彼らはとても明るく無邪気で
外国人の私にも関係なく
笑って手を振ってくれたりします。

修繕が終わると、私は
彼らをストーブの前へと案内しました。

そして
タバコでも持ってきましょうと言うと
タバコの代わりに日本の歌を
聞かせてほしいといいます。

私はアカペラで歌い始めました。

彼らの、
「娘さんが歌うような
純粋な日本の歌を聞きたい」という
リクエストになかなか副えず、
二曲歌ったあと、三度目の正直。
彼らは、最後に歌った
「さくら」を聞き終わると、
これはまさしく上品な日本の歌だと
褒めちぎって喜んでくれました。

帰り際、
一番若い青年の労働者に
「切手を集めているので
日本の切手を1枚下さい」と
お願いされました。

私は日本から届いた手紙から
切手を何枚もはがして
青年の手に乗せました。

~・~・~・~・~・~・~

音声配信アプリstand.fmにて、
「しんいち情報局(仮)」の
「朗読しんいち」を
担当させていただいています。

しんいち情報局(仮)
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