NZ ITC(instructor training center )について
今回は、ニュージーランドにおけるスキーインストラクターになるための授業みたいなものについて書いていきたいと思います。
ITCとは??
ITCとはインストラクタートレーニングセンターの略称で、スキーの先生になるための授業になります。実際私は大学まで競技スキーを続けていたものの、人に教える教え方やどのような方法を使って教えたほうがいいのかなど全くわかりませんでした。特にレーサーあるあるだと思うんですが感覚を使って教えることが多いと思います。例えば前半に雪をしっかり噛ませて、外足にぎゅうんと力を入れるんだなどなど、、、確かに言ってることもわかるし、自分でも理解できるんですが、それを実際にやってみる際、もっと詳しく体のどこを動かしたほうがいいどういうメカニズムでスキーが動くのかなど最も基礎的な力学的な面を教わっていなかったからです。
インストラクタートレーニングを終えて、私の中でスキーに対する考え方、どのように使い伝えるのがいいのかなどは自分でも試行錯誤中でありますが、私の中ではしっくりくるというかより説明しやすくなってきたと思います。
私は、ニュージーランドの資格制度を使い、現在レベル1と2の2つ保持しています。
レベル1は教えるレベルが初めてこれから始める人、レベル2 は中級レベルでこれからカービングターンをしたいと言う人に向けて教えることがメインです。
実際どんな感じ?2024年シーズンについて
私が受講したのは、9週間のコースに応募しました。
3週間はレベル1と言われるいわゆる今までスキーをしたことない人に教えるということがメインです。その後レベル1の試験があり、6週間のレベル2の授業を受講しました。
私は、独学で英語を学んだだけで学校へは行かずに何とかなるでしょうと思ってましたが、やはり最初の頃はほんとにわかりませんでした。特にニュージーランドのアクセントにはかなり苦労しました。私が実際にやった事は、アクションカメラを買って許可をもらった上で撮影し、それをまた見返して何をしたか何を言っていたかを見返しノートに取ることです。おかげで何とかなってます。周りには英語が得意でない方もたくさんいたので、そんなにナーバスにはならなかったですが、やはり自分のやってきたスポーツで何を言ってるのかがわからないと非常に悔しかったです。生徒の国籍は非常に様々ですが、多かったのは、特に中国の方。やはり最近人気が出てきてるとありどこのスキー場の求人も中国語ができる人を優先しているような気がします。どんな日程でやっていったのかと言う点について、後ほど詳しく話したいと思います。
日程、トレーニングの内容等について
私が知る限りでは、日程が2つありました。
1つは3週間と6週間のコースの間に1ヵ月のインターン期間を設ける日程です。3週間のトレーニングを終えてレベル1を合格したインストラクターを実践で、実際にやってみようと言うような感じです。私はこちらを使いました。(ちなみに私はこのインターンを知らずに到着してからマネージャーに懇願して、何とかレジュメを受け取ってもらって働かせていただきました。)
もう1つは、9週間ぶっ続けのトレーニングです。こちらは特にインターンの時間はなく、その中に試験などは組み込まれているスケジュールです。
レベル1の最初の3週間は、週に5日の雪上で大体1日の半分がスキーを改善する、その他が教えることに関しての内容がメインです。比較的そんなに難しいわけではないのですが、やはりインストラクターを教える講師の方々は非常に言語化がうまいと感じました。特別何かお尻を落として滑るや膝をどうのと言うような言われ方はせず、まず最初に、あなたはこのような滑りになってるようと説明をし、この動きの結果として悪いスキーの動きにつながっている。
原因と結果がはっきりしてるので、私にはすごくわかりやすかったと思います。
教える方の講義では、初心者に対してスキーを教えるとも非常に大切ですが、スキーをまずは楽しんでもらうことが最も大切と感じました。とにかく難しい言葉を使わず、とにかく試す機会をたくさん与えて少し話しながら無理をせず、たまにはジョークを入れながら講義しなければならない学びましたね。その中にも細かいクラスをどうまとめるかなども先生から聞くことができるのでスキーを教える資格に素晴らしいと思います。
本日はここまでにさせてください🧐
ニュージランドについては、まだまだいろいろ書きたいと思ってますので、ぜひ期待と応援のほどお願いします。🥺