お金の使い方。
梅雨真っ最中!
6月議会真っ最中!
皆さん、かびてませんか?
私は昨日辺り、一瞬くさりそうになりました…
というのも、今回あがってきた補正予算について、住民の皆様のご意見をもとに、かなり調べたうえで委員会に臨み、ご意見申し上げたところ、とある他の議員から、
「横柄だ!」
と不穏当な発言をいただきまして。
そんな発言されるのはどなたかって?
気になるのはやっぱ、そこですよね。
直接、私に聞いてください笑
補正予算とは。
簡単にいうと、予算(1年間のお金の使い方の計画)に追加や変更があるんだけど、この提案OK?NG?ってやつです。
さて、今回、物議を醸し出している補正予算は…
昨年11月、ふるさと納税制度を使って、阿久比町に匿名で2000万円の寄付がございました。
わーい!ありがとうございまーす!
それを使います、ということなんですが。
他の予算は、切迫した事情があり必要に迫られてお願い!というものが多い中、そんな急いで決めて使うものかね?
というのが、最初の私の感想。
ええ、まずはただの感想ですよ、ひろゆきさん。
ふるさと納税ってなんやねん。
という方に、ごくごく簡単に説明いたします。
自分が住む自治体以外の自治体を選び、そこに納税すると、ほぼ同額の住民税が免除される。
しかも、特典として魅力的な特産品を返礼品として受け取れるし、示された7項目ほどのカテゴリーから、自分の納めたお金を何に使ってほしいか選ぶことができる、やっほーい!な制度です。
しかし、やっほーい!に落とし穴があるのは有名な話。
今回の匿名寄付者の方がカテゴリーから選んだ選択肢は、
「子どもの将来のために」
いいねいいね♪
そこまではいいんです。
がしかし。
「とりわけ○○小学校の子達のために」(他2つ)というような更に細かい要望まで町が汲むのはおかしくないかい?ということで私は反対しています。
それOKにしちゃうと、匿名の個人が町の政治を動かせることになっちゃうよと。
今後、どんな要望が来るかわからないのに、これはOKこれはNGって誰がどういう基準で決めるの?
また、「物質的なものより経験を」という要望もあったのですが、そのわりには、1000万円以上かけて物(スペース)を作る工事をします。
ちなみに経験の方は、海外(ミャンマー)から4人の子どもを招き、当該小学校を拠点として町の子ども達と国際交流をするという事業に100万円ちょっと使います。
え、4人じゃなくて40人の子ども達を世界中から呼んで、国際交流する方に1000万使った方が、よっぽど「物質より経験」になると思うけど。
いっぺんに無理なら、順番に「今月の国」シリーズで4人ずつ10ヶ月、どう?
百歩譲って。
匿名者の要望を聞くとして。
「○○小学校の子ども達のために」なのに、
○○小学校の子ども達の意見は聞かないのかい?
当該小学校の子ども、教員、保護者の意見を聞く前に、勝手に使い道を決めちゃうの?
私が委員会で実際に発言した内容(ラスト抜粋)↓↓
「物質よりも経験を、というなら今の阿久比町の子どもたちがどんな経験を望んでおり、大人は何ができるのかを町、教員、子ども、保護者をはじめとした大人の意見を取り入れられる仕組みを利用し、または有志で協議会を作るなどしてこそ、より寄付者の意向に沿うお金の使い方ができるのではないでしょうか。」
このシメの部分と、冒頭の「○○小学校の子達のために、という更に細かい要望まで町が汲むのはおかしくないかい?」という部分だけを切り取って「矛盾している!」と、陰謀論によく使う手口で批判してきた議員もいました。
えー人の話、聞いてるー?
「おかしくないかい?」の疑問に誰も答えられないから、じゃ、最悪おかしくないとして、こうした方がよくない?って提案してるんですけど。
疑問に答えられないのは、基準がないから。
「いろいろなことを総合的に判断する」っていう、わたあめみたいなお返事が来て、のけぞりそうになったのは、私だけかな。
問題が起こる前に、まずは基準を作って、それまでは、ふるさと納税してくれたお金は「ふるさと基金」に貯金しておいて、もう少しあとで使ったらノープロブレムじゃないかと思うわけです。
ちなみに阿久比町では、ふるさと納税者のお名前と金額が、広報あぐいに公開されます。
しかし、2000万円の高額寄付があったことは、from匿名者だからという理由で、どこにも公表されていません。
匿名でいいから、ふるさと納税で2000万円もらったよってことは公表するべきじゃなかった?
阿久比町に住んでるの、私たちなんですけど…
…こんな全力で議員やってたら、もしや刺される日が近いのでは。
でも、住民みんな知る権利のあることなのに、誰も何も言わないから、アリさんくらいの影響力しかない私から、せめてもの発信をいたします。
よかったら皆さんの意見を聞かせてください。
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