空間情報の共有技術(まとめ)
空間情報の共有技術では、様々な空間情報のスキルについて知り、実際に動かして共有することができた。今回の記事ではそれらの内容について振り返りながら、今後について少し記したいと考えている。
googlemapを用いたオンラインマップの作成
このYoutube上の動画は、自身が制作したものである。テーマとしては大学のキャンパスから非難するときのルートについて周辺の状況を見ながら考えるというものである。大学に来ている学生は都心からやってくることも多く、駅からの往復以外に道や土地がわからないといったことが考えられる。「知らない」というだけで逃げ遅れたり被災してしまうのはよくないと思い制作した。
2011年に発生した東日本大震災以降、こうした「逃げ地図」への関心が高まってきている。地域コミュニティや初等教育の場などで実践され「生きるための地図」が作られる機会が多くなった。今回はオンラインマップで制作したが、大災害の際の通信ができない環境にあっても使うことのできる地図の大切さも見直す必要がある。世界的には国連などでオフラインでも地理空間について情報を書き込んだりシェアするための開発が進んでおり、災害大国日本としてよりかかわる人たちが増えることを望んでいる。
紹介→ https://www.raspberrypi.org/products/raspberry-pi-4-model-b/
現実と仮想空間と
次に制作したのはARマーカーを用いたクリスマスカードである。
昨今、VRなどが生活の中に進出し、世の中では多くのイノベーションが巻き起こっている。なかでもARやVRの仮想空間と現実空間における世界が注目を浴び、AIの情報と組み合わせた利用に関心が高まっている。
筆者も昨年意外なところでVRを体験したのでそのコンテンツを以下にも共有する。
日本ではソニーミュージックに所属するGOT7という人気アイドルグループの練習動画が、なんとVRで楽しめるコンテンツとして登場したのだ。sonyはこれを©playstationでも配信し、自社の持つVR機器の周知や新しい顧客獲得へも取り組んだ。このように「会う」や「見る」といった空間の距離が縮まってきていることを実感した。
このようにARやVRの世界によって人々が獲得する空間が拡大しているのは新しいビジネスや、利用方法を示している。今後もARで作成したカードのように日常生活や社会でうまく取り入れていきたい。
ARjsを用いてキャンパスをアップデートする
最後にはARマーカーを応用して場所ごとに配置し、キャンパスでARによって解決できることはないかツアーを作成した。本来はもう少し情報量を入れ込めたが、画像の反転の処理がうまくいかなかったことや、似たような改善ビデオが多くなってしまったため2要素に絞った。次回リベンジすることが可能であればうまく修正してより良いクオリティのものをリリースしたいと強く思っている。
空間情報の共有技術
共有するというと、Googlemapから現在地をメッセージアプリで送るようなイメージが強いが、実際には地政学としても、デザインとしても地理空間情報は深く学びのある分野であると知ることが出た。うまく伝達するためにはしっかりと知識を運用し少しでも実働させることのできるスキルなどが備わっていくとよいと感じた。今後の社会問題の多くと一緒に空間情報技術が活躍していく社会のなかでなにかしら力になれるような気がしている。
Saku Hara