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「成長する」ために必要なこと
新卒で仕事を始めた頃、
「わたしってこんなに仕事できなかったっけ?」
と、ショックを受けるほど、叱られてばかりだった。
学生時代、団体の代表をさせてもらっていたり、バイトでは何だかんだ手際よく仕事をさばけていたから、社会に出たとたん、自分の無能さを突きつけられたような衝撃だった。
今、当時を振り返ってみても、
満足のいく仕事っぷりではなかったし、仕事のやり方が雑だったり、
相手への配慮が足りてなかったり、
文書の些細なミスが多かったり、
数えだしたらキリがない。
そんなわたしを、そのたびに呼び出して、叱ってくれた上司の存在は
恐怖でもあったけど、安心でもあった。
何にもわかってない、若輩者のわたしに
真剣に向き合ってくれてたし、
わたしのミスに対して、お客さんへ一緒に謝りに行ってくれたり。何だかんだ、仕方ないなぁー、と最後まで見捨てずにいてくれたんだと思う。
そんな当時を振り返って、
人が成長するためには、
信じて任せようという、信頼感と
ここでなら失敗しても大丈夫だと思える安心感を得られる環境が必要だと思う。
そして、成長するためには、自分のミスを淡々と受け入れる謙虚さ。受け入れつつ、次はどうしたらミスが避けられるかを考える。自分をダメだ、と思わずに。
謙虚さだけだと、ときにそれが自己否定につながって、自分はダメだ、という思考に陥りやすい。
「信頼感と安心感を得られる環境」と「受け入れる」という自分の行動があってこそ、成長することができるんじゃないのかなぁ。
あのとき、信頼感と安心感を与えてくれた職場があったからこそ、今こうして新しい場所で頑張ることができてる。
環境プラス自分の行動を通して、いつまでも成長することを諦めない自分でありたい。