東藤なな子(女子日本代表)選手分析 3/25投稿 ※9月更新
こんにちは。Heybowです。
今回は、バスケ女子日本代表の東藤なな子選手に関する選手分析した内容を紹介します。
東藤なな子選手といえば、ハイレベルなスペーシングとドライブ、ハイレベルなディフェンス(特にスティール)が持ち味な選手です。
20歳の時に、東京オリンピック大会のホーバスHC体制の下の女子日本代表にチーム最年少として選出されています。
そんな東藤選手の強みと弱みなどを客観的に分析した資料を添付し、簡潔に説明した記事となっています。
レギュラーシーズン最終戦2試合(新潟戦除く)
資料の見方
・用語
2PM 2P成功数
2PA 2P試投本数
3PM 3P成功数
3PA 3P試投本数
F ファール数
OFF オフェンス・リバウンド数
DEF ディフェンス・リバウンド数
TOT トータルリバウンド数
AST アシスト数
STL スティール数
BLK ブロック数
TO ターンオーバー数
FG率(%) フィールドゴール成功率
次に東藤選手の試合傾向を表した表がこちらです。
この資料から見ることができる分析結果
・東藤選手、レギュラーシーズンでミドルスコアラーとしては、活躍しているものの、チーム貢献の安定度が不安定。
・強豪相手に弱い(1勝9敗)
格下には強い(格下に対しても抜かない)が、同等あたりもしくは格上になると、抑えられがちになり、不安定な活躍度になりがちである。
具体的には、強豪相手だとFG率が30%程度と、低く抑えられる。
しかし、強豪相手の場合、抑えられがちだが、ディフェンス貢献度の高さとディフェンス安定度の高さから、エースキラーになれる可能性が高いと考えられる。
・対策とられると、不調もしくは抑えられやすい。
・20得点以上の試合(3試合/24試合)は、すべて格下。
・出場した24試合のうち、貢献度が高い16試合で特にリバウンドとスティールは比較的安定度が高くみられた。
・選手のプレースタイルがSFである。(SGではない)
その根拠は、2Pシュート試投数が毎試合ほぼ6本以上であること。
オフェンスリバウンドが平均1.37本であること。
・3Pシュートの成功本数が毎試合、約1~2本程度で、多くても2本である。
2Pシュート成功率のうち、50%以上が12試合(60%以上含む、24試合のうち)。60%以上が7試合(7試合/12試合)で、その7試合中6試合がすべて格下相手である。
・3Pシュート試投数が平均3.2本で、成功本数が平均1.0本である。
成功本数は少なめだが、成功数の安定度は高い傾向にある。
しかしながら、女子日本代表戦術コンセプトである【走り勝つシューター軍団】のメンバーとしては合致しない。
シュータータイプの選手は試投数平均5本以上または成功本数が平均3本以上多いため、東藤選手がシューターというのはとても言いがたい。
だとしても、3ポイントを極めれば、相手にとって脅威的な存在にもなり、多彩な戦術にフィットしやすい選手でも言える。
そして、タフなディフェンスや豊富な運動量、効果的なスペーシングも特徴的なであることから、相手チームのエースキラーもしくは守備職人としても活躍できる。繰り返しながら、相手エースとのマッチアップ起用としてもとりやすいと考えられる。
以上、分析結果でした。
最後に、東藤選手のプレースタイルや傾向が皆さんに伝わりましたでしょうか?
今後、こういった記事も発信していこうかと考えています。
資料作成者:Beybow → Heybow
作成日:3/25
更新日:2024年9月29日