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10. My Best '24

今年もまもなく年の瀬を迎える頃になった。今年の経験から特に良かったことを紹介していく。



靴部門 アシックス/テクシーリュクス

衣食住の中でも圧倒的に重きを置いていない衣。そんな私でも仕事の際にはもちろん、普段使いにも重宝している革靴を紹介する。ペットボトルのような軽さで使い込むと次第に素材が馴染んでくる本革、比較的買いやすい価格帯、さらには防水仕様のシリーズもあり大変コストパフォーマンスに優れるこの靴。1足持っておくだけでも損はないだろう。


音楽部門 Mrs.GREEN APPLE/ライラック

2024年の私のテーマソングは、ミセスのライラックだ。ラップのような所々韻を踏んだリズミカルで、前向きな歌詞、ギターの超絶技巧なイントロに始まり、変調と変拍子が幾度と現れる音楽的にも尖った作品だ。青と夏のアンサーソングとされ、青春時代を懐かしむ私にとっても勇気と元気を与えてくれる名曲である。

旅行先部門 立山黒部アルペンルート

長野県の扇沢から黒部ダム、室堂平から富山県の立山の北アルプスの山々をバスやロープウェイ、ケーブルカーなどで抜けるルートのことを指す。関西電力が黒部ダム建設で作ったルートの一部を観光地化したことを端を発する。通り抜けると1万円ほどかかるため、かなりの出費と時間を要するが、他の観光地では見られない山々の景色の移ろいを見ることができる。今秋で架線から電気を取って走るトロリーバスの運行が終わった。それに駆け込みで乗れたこと、時期によって表情を変える景色などが素晴らしい。一回は行ってみてほしい場所である。

ロープウェイからの眺め

本部門 辻村深月著『ツナグ』

私は月2,3冊のペースで読書をしている。そこで、昨年観た映画『かがみの孤城』の原作の著者辻村深月さんの本作が特に印象に残っている。
ドラえもんのひみつ道具を彷彿とさせる、生者と死者の一度限りの再開を描く小説。過ぎた時間を取り戻すことは不可能でも、懐かしむことや想いを伝えることなどはできる。しかし、生を受けるものがその想いを継いで自分なりに生きることの大切さを感じさせてくれた。続編もまた一味違った書き味で、生きることの意味を考えさせてくれた良作。

映画部門 インサイド・ヘッド2

思春期ならではの人間関係の悩みに立ち向かうライリー。友達との向き合い方や他者からの評価に悩まされるなか、脳内でのヨロコビやイカリなとの感情のコントロールを描いた本作。イメージが少し抽象的で難しいと思ったが、個性を大切にしながら生きることが丁寧に描写されていた。また、エンドロールで2015年のNコン中学校の部の課題曲である、SEKAI NO OWARIの『プレゼント』が流れており、ストーリーにぴったりのチョイスで感動した。

ラーメン部門 ラーメン杉田家

地獄の修業で知られる、家系ラーメン発祥の吉村家の一番弟子のお店。所謂家系直系店で、吉村家創業の杉田に店を構えたことから名付けられた。今年は毎月通わせていただき、他のお店でも家系ラーメンを食べた。醤油の塩味強めながらも、重厚感と深みを感じるスープ、もちもちの酒井製麺製の中太麺など、家系ラーメンの由緒正しい感動のフォーメーションであった。特に杉田家さんでは、チャーシューと玉ねぎを甘辛く味付けたものをのせたまぶし丼や、卓上調味料でおろし生姜があることが非常に好きだ。横浜杉田に1店舗、千葉市中央区に2店舗展開されており、家系ラーメンを初めて食べる人にもオススメできるお店だ。


先着数名限定の金丼でいただいた

寿司部門 回転寿しトリトン

私は肉より魚が好きだ。普段の自炊では経済的な観点から圧倒的に肉料理が多いが、金銭的な余裕ができれば魚料理を増やしていきたいと思っている。鹿児島のめっけもんで衝撃を受けてからというもの、旅行では日本各地のご当地回転寿司を食べるのが習慣になった。石川や富山、鳥取などで地場の海の幸を堪能したが、北海道は別格だと聞き、友人に勧められたトリトンへ足を運んだ。
今年は品川駅の駅ビルと札幌市内の2店舗で食べる機会に恵まれた。前者では、都内ながらも珍しく大ぶりなネタの数々に感動した。いくら一つ取っても粒がよくあるものの1.5倍はあったと思う。後者では、品川と段違いのメニューの多さに始まり、イカやニシン、ホッケやホタテなどの新鮮で素材の美味しさを存分に堪能できるものばかりだった。両店舗でも、寿司を握る店員さんが直々に接客していただき、親切にしていただいたのも覚えている。

天然昆布平目〆、ヤリイカ、とろにしん

鉄道部門 JR西日本/新快速

滋賀県から京阪神を通り、兵庫県西部の赤穂まで運行するロングラン列車の新快速。15分間隔の運転で、私鉄との競合の激しい関西地区で快適な車内で特急と同じくらいの速さで移動できる化け物である。途中駅での普通、快速列車への接続もしやすいダイヤで、関東の東海道線や総武快速線、中央線などにもあったら重宝すること間違いない。いつでも混んでいることや遅延の多さ、早朝の運転がないことなどが玉に瑕だが、関西で移動する際には乗ってみると驚くだろう。

足が伸ばせて景色の見やすい車内

動画部門 ピュティフィ


*かなり重い内容の動画です*

視力53万のアンコや愛の所在をずっと探しているギャル美月など、JK中心のキャラクターが登場するほんわかアニメーション動画を投稿するピュティフィ。一番印象に残っているのは、今夏の長編動画の13話目である。
これは、自ら命を絶とうとする友だちと話す美月の話だ。私自身2人の言う事のどちらの立場、気持ちも深く共感したが、綺麗事では片付けられないテーマである。ここでは敢えて感想は書かないが、たくさんの人に届いてほしい動画である。

2025年も関係各所、多々お世話になると思います。良いお年をお迎えください。

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