福島県農業短期大学校(アグリカレッジ福島) 水田経営学科
福島県農業総合センター農業短期大学校(アグリカレッジ福島)水田経営学科より、2年間を振り返って、授業の様子や学校の様子をご紹介します。
私は、実家が農家で家の手伝いをしていくうちに、「将来、農業をやりたい」と思い、農業高校に進学しました。そこで農業短期大学校を知り、「もっと深く勉強してみたい」と思いこの大学に入りました。
1年生の時の授業は、座学では、前半で数学や生物、化学、農業概論など基礎的な授業が多く、後半になるにつれより深い専門的な授業になっていきました。実習では、その学科ごとで作物栽培の基本や1年を通しての作業、農業機械の安全な動かし方などを学びました。また、1年生の後半からは、就職活動がスタートします。それに伴い、就職・就農に対する授業や面談など、自分の進路を学校も支援してくれました。
2年生になると、卒業論文のための研究が始まり、実習も多くなります。私は、「夏季高温に対する酒造好適米へのケイ酸肥料の効果」について研究しました。この研究は、毎日のように管理があり、夏休み等も友達と協力しながら管理に取り組みました。結果は、思ったような成果を得られませんでしたがよい経験になりました。他の人の研究は、新しい技術を比べてみたり、生産後に加工して加工適正を見たりなど、自分の興味のあることについて、それぞれ研究してました。自分の興味をそのまま研究できることは、とても楽しく、この大学の魅力のひとつだと思います。
実習のほかにも、経営や環境などについての座学もあります。1年生の時よりも詳しく深く学ぶので少し難しいですが将来の農業経営に使えるなと思うことが多々ありました。座学では、Instagramを利用した情報発信についても学習しました。下記のURLは、授業で作ったショート動画になります。
時にふざけたり、マジメにやったりと、メリハリをつけて楽しい学校生活を送っています。大学での思い出はたくさんありますが、1番楽しかったのは、東日本農業大学校球技大会、バレーボール部門で優勝したことです。令和2年から令和4年までは、コロナの影響で開催ができないという状況でしたが、令和5年5月に4年ぶりに開催することができました。今回は、福島県が会場になり運営なども本校の学生で行いました。競技は、いつもは学科や学年が違い、ほとんどしゃべったことのない人とチームを組み、最初は不安もありましたが、全員で協力して優勝することができてよかったです。
農業短期大学で学んだ2年間は、将来の農業経営にいかせるものばかりで、とても有意義な2年間になりました。また、楽しい学校生活を送らせてくれた、先生や友達に感謝しかありません。この大学での経験を将来に生かしていきたいです。