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インターン生の声【最後に】コウシ
こんにちはコウシです。先日2/20をもちまして、二か月間のAgribuddyでのインターンシップを終了し、今は日本でこれを書いてます。十代最後の二か月間をAgribuddy で過ごせて本当に良かったなと感じています。自分の未熟さと根本にある傲慢な性質に気づけたからです。見て見ぬふりをしていた至らない自分を直視できたといった方がいいかもしれません。本音を言えば、目をそらしたい部分ですがサングラスでもつけて向き合って行きたいなと思ってます。
PRのぢゃがいもさんが仰ってたように、最後になるこのブログは次のインターン生へのバトンタッチになります。そこで、今回はAgribuddyのブランドアンバサダーである本田圭佑氏のTweetとその反応を引き合いに出しながらAgribuddy の精神と僕の失敗について書いていきたいと思います。特に、僕のような学生インターンの方に向けて書きます。
先日、本田圭佑は彼が代表である新しいサッカーチーム"One Tokyo FC"の監督をTwitterにて以下のように発表しました。
サッカー経験者じゃないけど、サッカーが好きな人にとっては大きな希望ですよね。これで成功したらJ1のクラブからオファー来たりして。 #ライセンスのことは知ってる #だからルールを変えよう https://t.co/NwvruiOE4K
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) February 13, 2020
日本のサッカーにはライセンス制度がありライセンスがないと正式な監督になれません。本田圭佑氏は以前からこの制度は日本サッカーの価値向上を阻害すると疑問視していました。「#ライセンスのことは知っている」とはこのことを指します。そこで本田氏含むOne Tokyo FC の運営者はそのライセンス制度を無視して芸能人でサッカー未経験者の武井壮氏を実質監督に決めました。既存の枠を敢えてはみ出し、結果を出すことで、枠そのものを広げようとしてるのです。「#だからルールを変えよう」とはこういうことだと認識しています。
「既存の枠を敢えてはみ出し、結果を出すことで、枠そのものを広げよう」とするのはAgribuddy インターン中でも見ることが出来ました。電波の弱い地域にスマホを配ることで、携帯会社を促し電波そのものを大きくしようとするプロジェクトはまさにこの考えだと思います。新しい世界を創っていく人や企業はこういった考え方をするんだなと感じました。
もちろんOne Tokyo FC の決定に対して否定的な意見もあります。ですが、それらの意見の何割かは無意味な意見です。無意味な意見とは「無いから(有るから)無理だ」という意見であったり、One Tokyoの考えを無視した自己満な意見です。この場合「監督経験が無い素人は成功しない」とか「芸能の仕事があるから無理だ」とかが無意味な意見のように思えます。
実は、Agribuddy インターン中、僕もこの無意味な意見や提案をしてしまっていました。例えば先ほど言った「電波の弱い地域にスマホを配るプロジェクト」に対し僕は「多くの農村では電波がないので配るべきでないのでは」と意見しました。「電波の弱い地域にスマホを配ることで、電波そのものを大きくしよう」という考えや他のバックグラウンドを無視し「無いから無理」とする、典型的な無意味な意見です。
一方で有意義な意見もあります。以下はOne Tokyoの意見対するnote「蹴球症候群」の筆者である河内一馬氏のtweetです。
常々言ってますが、日本におけるサッカーの価値を高めるためには、サッカーが好きじゃない人を取り込もうとするよりも先に、サッカーは好きだけど日本のサッカーは好きじゃない人や、ヨーロッパのサッカーは観るけどJリーグは観ない人を、振り向かせることです。うじゃうじゃいると思います。
— Kazuma Kawauchi / 河内一馬 (@ka_zumakawauchi) February 13, 2020
河内さん自身もOne Tokyoと同様、日本サッカーの価値向上を目指し、ライセンス制度を疑問視しています。河内さんはOne Tokyoの目的をくみしたうえで上記を述べ、芸能人を監督にしたことに対する懐疑を主張しました。これは、「監督経験が無い素人は成功しない」といった無意味な意見とは対照的に建設的で有意義な意見だと感じました。
Agribuddy の社員がする意見は僕とは対照的に河内さんがしたような建設的で有意義な意見でした。目的とプロセスを理解し建設的に話が進められているのをまじかで見ることが出来たのは本当に刺激的でした。
僕はインターン最終週に、この「無意味な意見」について一回ご指摘され、理解したつもりになった結果、直後にもう一度同じことを繰り返してしまいました。そこでやっと、これまでの20年間多くの場面でこの「無意味な考え」をしていたんだなと気づきました。現実から目をそらすため「0から始めることが多かったから仕方がない」といった言い訳もしてみましたがこれまた無意味でした。この”0から”も積み重ねようとせず自分で勝手に0に戻してただけだからです。
最後にOne Tokyo FC の監督発表の後、武井壮氏が投稿したInstagramのストーリーを載せたいと思います。
この言葉を見たときインターンの前に見たかったなと思いました。経験値100の新しい環境で、僕のような経験値3の人間が今の力で勝負しても「無意味なもの」となること多いです。最初から見栄なんか張らずもっと素直にいろんなことを聞けばよかったなと少し後悔しています。
ですが冒頭でも述べたように十代最後の二か月間をAgribuddy で過ごせて本当に良かったなと感じています。それは今後の人生を豊かにする大事なことを学べたからです。
うまくバトンを渡せたかはわかりませんが僕からのバトンは以上で終わります。