京大卒が教える🌱京都の穴場・ディープスポット完全ガイド|建築編|京都移住
こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)です。
第2回は建築マニアの私による、京都の建築案内です。
京都といえば京町家の和風のイメージが強いと思いますが、洋館も数多く残っています。
和も洋も混じり合った魅惑の地「京都」へとご招待いたします。
建築
哲学の道近く、ヴォーリズ建築で優雅なティータイム 「GOSPEL」
一際目を引くこの建物は、1982年に邸宅して建てられたヴォーリズ建築です。哲学の道から少し離れたところにあります。おとぎ話から出てきたような外観にうっとりします。
1階はアンティークショップ、2階はカフェとして営業しています。
店内に入ると、アンティーク家具が映える空間。
この中央の丸いテーブル、あまり見かけない珍しいタイプです。ドーナツみたいで可愛いです。
奥に進むと角部屋があります…!
ここで読書しながら甘いものを食べられたら、これ以上の幸せはありません。
ここでスコーンセットをいただいたはずですが、写真がありませんでした。よっぽど建築に興奮していたのでしょう。
スコーンは柔らか系で、私の中のスコーンの概念がホロホロ崩れました。ザクザク系のスコーンが好きな方はケーキセットを頼みましょう。
哲学の道の散策ついでに訪れてみてください。
気づかぬうちにヨーロッパに迷い込む 「東華菜館」
ここは本当に京都?と思うような洋風の建築が見事な中華料理店の「東華菜館」。四条大橋から見える壮大な姿に圧倒された方も多いのではないでしょうか。
この写真は東華菜館の近くにあるビルに入っているアジアン料理屋の「熱帯食堂」から撮りました。
東南アジアの創作料理を手頃な価格で食べることができ、食事難民になりがちな河原町で重宝しています。
東華菜館や東山を望めるロケーションも見事です。
京都観光で誰もが訪れる 「水路閣」
哲学の道や銀閣寺とセットで観光することの多い南禅寺。南禅寺の奥の方に進むと、この水路閣が見られます。
お寺などで日本の精神を味わった後のこれは本当に反則ですよね…。京都の包容力にズッキュン。京都は和と洋が混ざり合っているのがいいんです。
さて、京都通はここで終わってはいけません。
この水路閣を超えてもっと山の方に進むと、滝行できるところがあるのはご存知でしたか?
ここまで奥に行くと人はほとんどおらず、フィトンチッドが漂う神聖な空気に包まれます。地図では「最勝院 奧之院」で検索すると出てきます。
住宅地に突如あらわれる鐘紡の工場跡
阪急スクエアや左京区図書館に行く際、見かけるたびに微笑んでしまう建物。
これは鐘紡(カネボウ)の京都工場跡です。明治41年から昭和50年まで稼働していました。レンガ造りでイギリスを思わせる風貌です。現在はボイラー室のみが残されています。
何気ないところにこういう建物がひょっこり姿を表すのが京都の魅力の1つです。近所に立ち寄った際は見学してみてください。
閑静な住宅街にスパニッシュ建築 「京都大学 人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター」
北白川の閑静な住宅街にヨーロッパの風を吹かせている建物。登録有形文化財です。丸窓、アーチ、ステンドグラスなどが散りばめられています。
京大のレトロな学生寮
誰もがその名を知る吉田寮。
取り壊し計画が進んでいるようなので、今あるうちに見ておきたいですね。
こちらは地塩寮です。「ご案内します」との張り紙を頼りに恐る恐る中に入ると、親切なお姉さんが案内してくれました。古い蔵書とアンティークチェアが調和した図書館は必見です。
京大の時計台
京大のシンボルの時計台です。京大生になってからも時計台を見ると「私は本当に京大に入ったんだなぁ」と感動していました。
時計台の内部には入ることもできます。京大グッズをここで買うこともできます。
さらにこれは知る人ぞ知るスポットですが、入り口を進んで左側に「京大サロン」と呼ばれているスペースがあります。
ここが休憩スペースとして最高なのです。レトロで落ち着いた内装。そして知られていないのか、あまり人がいません。かつては珈琲が提供されていたようですが、今はそのサービスは休止しています。
誰でも入ることができるスペースなので、時計台を訪れた際はぜひチャレンジしてみてください。
京大はレンガのレトロ建築の宝庫です。
北部、本部、吉田南キャンパスを歩いて歴史ある建物を鑑賞し、吉田寮をちらっと見て、京大サロンで一休みし、ルネ(学食)やカンフォーラ(カジュアルなレストラン)で食事するだけで立派な観光になります。何度このルートで人を案内したか分かりません。
北部キャンパスに出没する謎の屋台ラーメン
北部キャンパスの入り口に不定期に出没するラーメン屋さん。リアル森見登美彦の世界ですよね。冬はおでん屋さんだった気がします。
京大生の間でも話題に上がるほど摩訶不思議なお店です。
ふいに現れる名もなきレトロ建築ギャラリー
夜の鴨川を歩いていたら見つけたステンドグラス。幾何学模様のステンドグラスもスタイリッシュで素敵ですね。
最近レトロな窓枠の可愛さに気づきました。
洋館が増築されている建物を見るとときめきます。半円の窓がキュートです。
地味に写真をコレクションしている、もけもけハウス。
窓から緑が見えるのって幸せですよね。
京都にはレトロな散髪屋がかなりあります。
私は洋風建築やレトロ建築に興味があるので偏った建築物紹介になってしまいましたが、京都にはもちろん素敵な神社やお寺がたくさんあります。ガイドブックに載っていないようなところが実は居心地が良かったりするので、寺院巡りもしたいなと思っています。
まとめ
今回は建築編をまとめさせていただきました。大学に入ってから建築に興味を持ち始めましたが、それは京都にいろんな種類の建築があるからだと思います。
前後に投稿している喫茶店・カフェ編と自然・マニアックな京都編も合わせてご覧ください。
このnoteが京都観光や京都移住の参考になれば幸いです。
何か質問がありましたら、お気軽にコメントください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
有益な情報を発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)
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