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【鏡石移住体験】就農体験#2_7月その1_きゅうり農家さん

こんにちは!
7月に入り、福島県も35度に迫る日があり一気に暑くなってきましたが、首都圏と比べると鏡石は夜20度くらいまで下がるので、涼しくて快適です!
なんと、、、夜中はまだ一度もクーラーを使っていません!

さて、今回は鏡石での就農体験記の第2回です。
第1回(6月の記事)はこちらから↓

きゅうり農家の三瓶さまに2日間お世話になり、ビニールハウス内でさまざまな作業に取り組みました。
きゅうりに関する農作業について、どのようなものがあるかイメージできるでしょうか?
今回はあまり目立たないけどとても重要、そんな農作業をお伝えします。

1日目

三瓶さまの農園では、3月に植えたきゅうりの収穫時期が6月で終わったので、枯れた木を綺麗に片付けていく作業を行いました。
7月中に次のきゅうりの苗を植えて8月~10月に収穫をするので、それに向けた準備を進めていくイメージです。
1シーズンで2回苗を植えて、収穫を行うというサイクルです。

ちなみに、きゅうりには露地栽培とハウス栽培がありますが、三瓶さまはハウス栽培のみを行っているそうです。
ハウス設営の費用は掛かりますが、露地栽培と比べて気候に左右されにくく安定して収穫できるメリットがあるとのこと。

どんな取り組みを行ったかの前に、まずは作業前後のビフォーアフターの様子をご覧ください。

作業前の状態
作業完了後の状態

びっしりとツタや葉っぱに覆われていた状態から、劇的に片付いているのがわかるかと思います!
写真の状態になるまでにどんなことに取り組んだのかお伝えします。

最初は根っこを引き抜く作業。
やることは至ってシンプルです。

きゅうりの木の根っこを…
根元からつかんで…
一気に抜き取ります!
次の苗を植えやすくするために、折れた根っこが残らないようにします

すでに枯れた状態なので、けっこう気持ちよく引き抜くことができます!

次に、支柱に絡まっているきゅうりの葉っぱやツルを一気に取っていきます。

鎌を使って、どんどん刈り取っていきます!
刈り取ったら、まとめて束にします
作業を続けていたら、ゴム手袋が破れてしまいました…

ツルを引っ張るときに少し力を使いますが、慣れてくるとスルスルっと支柱からはがすことができるので、爽快感がありました!

1日目はこれで終了です。


さて、突然ですが、三瓶さまからお聞きしたきゅうりに関するクイズを出題します!

Q. 7月中旬にビニールハウスできゅうりの定植をすると、だいたいどれくらいの期間で収穫できる状態になるでしょうか?




A. 約2週間
※気温等により多少前後する場合あり

成長がとても早いと思いませんか!?
そのために暑い時期(8~9月)は1日2回収穫が必要になることも…
それでも三瓶さまはきゅうり栽培のメリットとして、「育てやすく収穫量が多いこと」そして「手をかけた分、利益を出しやすい作物であること」をあげていました。


2日目

午前中はきゅうりの木の片付けの続きです。

ハウス内のすべてのきゅうりの樹の片づけが終了しました!

ハウス内がとても綺麗に明るくなったように見えませんか?
この後、晴れていればきゅうりの木の束をハウスの外で処理するのですが、あいにくの天気だったので、その作業は体験できませんでした。

さて、午後はきゅうり用のネットを張っていきました。
新たにきゅうりの定植(※)をするための準備段階の作業です。
※定植:植物を栽培する最終の場所に苗を植えること

ネットがねじれたりぐちゃぐちゃな形のまま張る作業をしていくと、どこかで絡まってしまって修復不可能になり、使い物にならなくなってしまうことがあるそうです…
そのため、ねじれないように、慎重に丁寧に作業を進めていきました。

きゅうり用のネット。ねじれないように丁寧に作業します。
ネットを支柱にかけて、ハウスの向こうまで伸ばします。

これまでの片づけ作業とは違って体力はあまり使いませんでしたが、慎重に焦らずに取り組むことが求められる作業でした。農作業は、簡単な作業に見えても気を付けなければいけないことが多く、毎回新鮮な驚きと発見の連続です!
こういった丁寧で緻密な作業によって、作物の出来に影響を与えたり、無駄な労力を省いたりできるので、作業に対する姿勢が変わります!

ネットを張る作業が終了したところで、今週の就農体験は終了です。
三瓶さま、本当にありがとうございました!!
収穫までのスケジュールや必要な作業などを詳しく教えていただけたことで、1つ1つ取り組んだ作業の意味を詳しく理解することができました。

おわりに

今回は農作業としてはなかなか一般の方に紹介されることがないようなことが多かったのですが、1つの野菜・果物を収穫するまでにたくさんのステップがあることを実感できました。
農業には他の仕事にはない大変さもありますが、「作物を1から育てることができて、自分が作ったものを多くの人に食べてもらえて、反響が収益につながる」という農業ならではの面白さがあるのではないかと感じました。
食材がどのような過程を通して食卓に届いているのか、みんなが理解して味わいながら食べることができる。
この記事を通して、そんな機会を増やし、農家さんの力になれればと思っています。

就農体験は今後も続きますので、次の記事をどうぞお楽しみに!

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