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【鏡石移住体験】鏡石就農体験_9月第2弾~今シーズンのいちご栽培がスタート~

皆さまこんにちは!

9月も半分が過ぎ、鏡石ではやっと秋を感じるようになりました!

稲穂が順調に実っていて頭を垂れています。

鏡石に移住体験する以前から、"福島県はお米がおいしい"イメージをもっていたので、新米を心待ちにしています!

さて、今回は2週にわたって、いちご農家の飛澤さまのもとで就農体験でした!
6月の収穫、8月下旬の土づくりと、その都度異なる作業を経験させていただけるので、「次はどんな体験ができるのかな?」とワクワクしています。

いちごの苗に水やりをしている飛澤さま。
今回も大変お世話になり、ありがとうございました!

前回の就農体験記事はこちら↓


体験内容①:いちごの定植

最初はいちごの定植(苗をポットから畑に植え替える)作業です。
前回の就農体験でハウスの中の土をならしましたが、その土にどんどん苗を植えていきます。

↑こちらがいちごの苗です。
土のくぼみに合わせて、どんどんポットに入った苗を置いていきます。
ポットから畑に植え替える作業は、
飛澤さまをはじめ、ご家族の皆様やアルバイトの方が手際よく進めてくださいました。

生育状態に差が出ないように、できるだけ少ない日数で苗を畑に植える必要があるそうです。
午前中は常時7~8名が作業を進めていて、まさにスピード勝負です。

どれくらいのスピードが必要なのか、皆さまにもぜひご紹介したいので、突然ですがクイズです。

Q. 飛澤さまの畑では、1シーズンにどれくらいの苗を植えているでしょうか?

答えは…

なんと
約3万6000本!!

…と言われてもなかなかイメージがつかないですよね笑
私もその数を聞いた時に、あまりにもすごい数だったので、思わずびっくりして言葉が出ませんでした笑

飛澤さまの場合、何か所かにいちごのビニールハウスが分かれているのですが、一番大きなハウスでは、1万5000~2万本近くの苗をわずか3日でポットから移し替えます。
つまり、1日5000本以上の苗を植えかえるという計算になります。

さらに、苗を植えてから1週間はたくさんの水を与える必要があるため、手作業で水やりを行います。

いちごにとって良いことは、だいたい人間にとって面倒なことなんです

という飛澤さまの言葉は、いちごへの深い愛情とこだわりが感じられました。
短い一言ですが、そこに秘められた"面倒なこと(=いちごの生育に必要なこと)"を一生懸命、きちんとする大事さが心に刺さりました。

農園さんにとっては当たり前のことかもしれないですが、すべての作業にはタイミングや意味があり、当たり前のことを当たり前にすることの大切さ、

水やりについてはこの記事の後半で紹介します!

1つ1つの努力が、美味しいいちごを生み出すことにつながっているんです!

休憩中、飛澤さまやアルバイトの方々と談笑しました。

仕事中の真剣な表情から一転、皆さんの笑顔がとても素敵です!

鏡石や隣町の農家さんのお話、東京と鏡石の違いについてのお話など、ディープな話ができて楽しいひと時を過ごしました!
途中アルバイトの方が、
「休憩中はいろいろしゃべることができるけど農作業中は全く手が抜けないんだよね。ゆっくり作業するなんて考えられない。」という話をされていました。
農業に対する真剣な姿勢をお聞きすることができて、とても勉強になりました。

東京ではこういった形でたくさんの方と談笑をする機会はほぼないので、鏡石ならでは、農家ならではの経験です。

皆さんとの親睦を深めることができたところで、就農体験は2日目に突入します。


体験内容②:ホースの設置

続いては以前の就農体験で回収を行った"ある物"を使った作業です。
その"ある物"とは・・・

こちらはいちごの水やり用ホースです。今回はこのホースをハウスに設置していきました。
以前の就農体験では、ホースを回収して束ねる作業を行いました。
意外と重量があり、筋肉痛になった記憶を思い出しました…
苗を傷つけないように注意しつつ、ホースを畑の手前から奥まで引っ張ります。

ハウスを行き来することおよそ50往復。
ホースを持ちながら長靴で3km近く歩くのは、本当に大変。じわじわと疲労がたまっていきます。

作業完了です!畑の手前から奥まで、ホースを設置できました!
このホースを伝って、自動で水を与えることができます。

いちご畑として見たことがある景色になり、「いよいよ今シーズンのイチゴ栽培が始まるんだな」と新鮮な気持ちになりました。

この苗がいつか美味しい実をつけてくれることを願っています!

体験内容③:水やり

最後に紹介する作業は、いちごの水やりです。
作業内容は至ってシンプルで、ホースをもってどんどん水を与えていきます。
この時期のいちごはたっぷりの水が必要なので、体験内容②のホース設置だけでは水の量が足りず、人力での作業が必須です。

「1・2・3」と心の中で数えながら、同じリズムで1つ1つの苗に水やりをします。
シンプルな作業ですが、ホースがだんだん重く感じてくるんです…
4時間ほど取り組みましたが、ハウスの半分ちょっとしか進みませんでした。

「水やり」と聞くと、普通はすぐに簡単にできる作業だと考えるのではないでしょうか?
まさか、水やりで腕がパンパンになる日が来るとは思いもしませんでした…


おわりに

6月にハウスの片づけを行い、今回はハウスの整備、いちご栽培のスタートの作業を実施しました。
いちごのシーズン始まりと終わりを経験することができ、オフシーズンでも土づくりという重要な工程があることを知りました。

「いちごができるまで」のストーリーを農業初心者が作ることができれば、農業未経験の方にも伝わりやすい農作業の面白さや意外な気づき、農業の魅力を表現できるのではないかと思っています。

今後も飛澤さまのもとで就農体験を実施して、そのような新しいコンテンツを生み出していきます!

今後にご期待ください!

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