【鏡石移住体験】就農体験_7月第3弾~きゅうりはどう育つのか?~
皆さんこんにちは!
最近、鏡石町やお隣の須賀川市のラーメン屋巡りがマイブームになっているアグリSYです。
特に醤油ラーメンが美味しいお店が何軒もあるので、近い将来、ラーメン特集なども考案中です。楽しみにしていてください!
さて、今週はきゅうり農家の三瓶さまのもとで、就農体験を実施しました。
三瓶さまにお世話になるのは2週間ぶりです。
前回は枯れたきゅうりの木を片づける作業がメインでしたが、今回はまるっきり違う作業を行いました!
どんな農業体験ができたのか、紹介いたします。
2週間前の就農体験記事はこちら↓
1日目
この日は曇りの予報だったのですが、朝から晴れ、ビニールハウス内が35度近くになる猛暑の中での作業でした。
7月19日にきゅうりの苗を定植(※)して、ちょうど1週間たったタイミングだそうです。
※定植:植物をある場所から他の場所へ移し替えること。三瓶さまの場合は、ポットで育てた苗をハウスに植え替えます。
1日目は、伸び始めたきゅうりを支柱に固定しました。
きゅうりが地面に倒れないように固定することで、苗がまっすぐ上に成長するようにするための作業です。
低い姿勢での作業ですが、慣れてくると…
テープを切る
↓
支柱が斜めになっていたらまっすぐにする
↓
きゅうりの茎と支柱をテープで結ぶ
といった一連の流れがリズム良く作業できて、まるでその道のプロになったかのように爽快でした!
3人での農作業でしたが、1日で640本のきゅうりを固定しました。
ハウス1棟で1280本植えてあるそうなので、およそ半分まで作業を進めました!
農作業の休憩中に三瓶さまから聞いた話でとても驚いたことがあったので、ここで紹介します。
「接ぎ木」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
聞いたことはあるが意味はよく分からない…という方もいるのではないでしょうか。
言葉の意味は、
「根の部分となる植物の枝や幹と、花や実を付ける植物の枝や芽を接着させてひとつに繋ぎ合わせる栽培技術」です。
言葉だけだとわかりづらいので、三瓶さまのきゅうりの例を写真で見てみましょう。
かぼちゃ…?
最初は意味が分からず、頭が混乱しました笑
とても驚きましたが、実は同じウリ科なので問題なく育つそうです。
また、接ぎ木の最大のメリットは植物が病気に強くなることだそうです。
きゅうりは病気に弱いのですが、病気に強いかぼちゃを根元に接ぎ木することで、きゅうりの木全体が病気に強くなります。
農家さんからすれば当然のことでも、私たちにとっては初めて聞く話で、とても新鮮で勉強になりました。農家さんの近くで作業をして、直接話を聞いて初めて知ることができることは他にもたくさんあるかもしれません。
すでにご存じのこともあるかもしれないですが、こうして初めて体験する素直な驚きや農業のことを、読んでくださっている皆さまにも、もっとお伝えしたいと思いました!
2日目
1日目と同じく朝から晴れて30度を超える日だったので、作業を始めると汗が止まらなくなりました。やはり夏のビニールハウス内の作業は、東京より涼しく住みやすい鏡石とはいえ汗だくになります。
最初に1日目の続きから始めました。
ハウスの残り半分、640本のきゅうりを固定できました。
続いて「土に穴をあけて、水はけを良くする」という作業に取りかかりました。
水はけが悪いときゅうりが育ちにくくなるそうです。三瓶さまの農園では、今回初めての方法を試していました。
水はけをよくする穴と聞いて、もっと小さい穴かと思っていましたが、想像以上に深くて大きい穴でした。
今年は試験的に農園の一部でのみ導入して、収穫量が増える、生育状況が良くなる、などの結果が得られれば、より拡大していくことを検討しているそうです。
現状に満足せず、新しい方法を試す研究熱心な様子がとても印象的で、刺激を受けました。
おわりに
今週の就農体験は以上です!
三瓶さまの農園では、8月10日ごろからきゅうりの収穫が始まり、8月下旬には収穫量が一気に増えるそうです。
三瓶さまから、
「これからのシーズンはきゅうりの成長がどんどん進むので、収穫をやめたくてもやめられない大変な時期なんです。ぜひ手伝いに来てほしいです。」とお声がけいただきました!
少しでも役に立つことができたのかなと嬉しくなりました。
次にお伺いする際にはどういったことを体験できるのか、今から楽しみです!
今後の投稿もご期待ください!