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【鏡石移住体験】鏡石就農体験_10月第3弾~ルレクチェ3万個の追熟~

皆さまこんにちは!

鏡石へ移住してもうすぐ5か月で、移住体験できる期間はあとわずか1か月となりました。
つい最近訪れた飲食店で、どの料理もびっくりするほど美味しいお店を発見!
「まだまだ鏡石には良いところがたくさんある・・・」
と改めて気づかされました。
残りの期間には鏡石をもっと楽しみ尽くして、魅力ポイントをご紹介していきたいと思っています!

さて、今回の就農体験は鈴木梨園さまにお世話になりました。
梨の収穫が最盛期を迎えた9~10月にかけて、最も多く農作業をさせていただいた農園さんです。

今回も鈴木さまにお世話になりました。
いつも丁寧に作業方法を教えていただき本当にありがとうございます!

すでに梨の収穫は終了しているのですが、より美味しい状態にするための"追熟"に関する作業を実施しました。
タイトルにもある"ルレクチェ3万個"の作業を行ったのですが、
そのボリュームはまさに圧巻でした。

どんな体験をすることができたのか、詳しくお伝えします。



体験内容①:ルレクチェの袋を外す

1日目、2日目ともほぼ同じ作業内容だったので、体験できた作業を1つずつ紹介します。

2日間とも大半の時間はルレクチェを袋から外す作業でした。
やり方は至ってシンプルです。

袋が掛けられているルレクチェの実がたくさんありますが…
1つ1つ袋を外します。
実を強く握らないように気をつけながら、ひたすらこの作業を繰り返します。
まだルレクチェの実は固さがあり、色もやや黄色がかった緑です。
食べごろになるともっと黄色っぽくなるそうです。

最初は力加減が難しく、時間がかかってしまいましたが、繰り返すうちに1個当たり10秒ほどで袋を外せるようになりました!
シンプルな作業ではありますが、短時間で成長が実感できるので楽しく仕事をすることができます!

2日間就農体験した後の作業場の様子がこちらです。
緑色のパレットすべてにルレクチェがぎっしりと詰まっています。

作業途中では全く気付かなかったのですが、ルレクチェが何重にも積み重なっている様子を見ると、"かなり仕事が進められたぞ!"と思い、また明日も頑張るやりがいになりました!

2日間で作業が完了した個数は…


約8000個!!


ルレクチェ自体は全部で約30000個あるとのことなので、2日間で全体のおよそ3割進めることができました。

鈴木さまからは「作業のペースがとても速くなって本当に助かりました!」とのお言葉をいただきました!
昨年であればルレクチェの袋を外すだけで2週間ほど要していましたが、今年は10日前後で完了できそうとのことでした。
(それでも大変なことに変わりありませんが…)

1日でも早く鮮度を保って消費者のもとに届けることに貢献できたのかなと思うと、嬉しくなります。

その上で鈴木さまは、お客様が直売所(作業場)に来店したときの対応、ネット販売の対応など他の仕事も同時に行われていました。

鈴木梨園さまHPはこちら

就農体験を通して、農業は単純作業ではなくマルチタスクを進める必要があると実感する場面が非常に多くあります。

しかし、その大変さがあるからこそ、鈴木さまの場合、
"直販だけで8~9割ほどの梨を販売することができている"という実績も挙げられているのではないかと思います。

鈴木さまの梨を購入される方にはリピーターも非常に多くいらっしゃいます。
様々な農作業を素早く取り組むことでより新鮮で質の高い梨を提供することにつながり、「また鈴木さんの梨を食べたい!」という方が増えているのではないかと思いました。

どのようにすれば農作物をより美味しくできるのかを考えるのとあわせて、どうすればよりその美味しさを多くの方にPRして食べてもらえるのか、農園を経営するにあたって幅広い観点から知恵を絞ることが、難しくもあり農業の面白さなのだと実感してます。


鏡石町おすすめの飲食店

冒頭でも記載したもつ煮込みがとても美味しいお店を紹介します!

写真の「都道府懸」さんにお伺いしました。雰囲気のある居酒屋です。

あまりネット等でも情報が載っておらず、どんなお店なんだろう…?と期待しながら入店。

とりかわを注文しました。なんと一人前でこのボリュームです。

ボリュームだけでも驚きですが、味もバツグンでした!
たれがちょうどよいしょっぱさで、レタスと一緒に食べるとさっぱりと食べ続けられます!

続いてイカゲソ揚げも注文。衣がサクサクして食べやすかったです。

他にももつ煮込み、焼き鳥(つくね、かしら、シロ)やお酒などたくさん注文したのですが、どのメニューもクオリティが高く、外れが全くありませんでした。
しかも、一人当たり3000円もせずその安さも驚きです!

都道府懸さん、個人的にはリピート確定のお店です!
まだ頼んでいないメニューも数多くあるので、できるだけ食べつくしたいです!


体験内容②:パレットの組み立て

次に体験できたのは、パレット(ルレクチェを置く青い台)を組み立てる作業です。

組み立て前のパレットです。
折りたたまれている部分を開くだけなので、作業はいたって単純です。
組み立てが完了したら、ひたすら積み重ねていきます。

ルレクチェの袋を外すのと同様で、たくさんのパレットを組み立て続けるという、忍耐力が試される作業です。

2日間トータルで400個近く組み立てが完了しました。

ルレクチェが写真の状態でパレットに詰められ、食べごろになるまで追熟させます。

あとは順調に追熟されるか見守るだけです!


おわりに

あともう少しでルレクチェが美味しく食べられるようになります。
6月に袋掛けの体験をしてからおよそ5か月で、ようやく食べごろを迎えます。
その時が待ち遠しく思うとともに、無事にお客様の手元に届いてほしいという期待と不安が入り混じった気持ちもあります。
就農体験を通して、その農作物に思い入れがあるからこそ感じることができる気持ちかもしれません
農家さんの気持ちになってみると"食べ物を大事に"という当たり前のことが、本当に大切なことなんだと痛感します。

引き続き農業がどれだけ大切で、どれだけ面白くやりがいのある仕事なのか発信してまいります!

今回の記事は以上です。
次回もお楽しみに!

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